宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

農業法人の組織運営や人材育成について学ぶ

2013年02月21日 15時41分42秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 米・園芸・畜産が盛んな美里地域では,農業法人や生産組織が多数設立されており,地域農業の振興に貢献しています。これらの組織経営体の持続的な発展のために組織運営方法や人材育成のための仕組みについて習得してもらおうと,平成25年2月8日,美里町駅東地域交流センターを会場に農業経営管理能力向上研修会を開催しました。
 研修会では,㈱農林中金総合研究所調査第一部 小針美和主事研究員から,「農業法人における人材育成の取組みについて」と題して,農業法人の人材育成をめぐる動向や先進事例の分析をもとに講演いただきました。
 また,県内法人の組織運営や人材育成方法の事例を,異業種参入経営者として㈱未来彩園 取締役営業部長 川辺哲氏,一戸一法人の経営者として㈲尾形園芸 代表取締役 尾形哲男氏から紹介いただきました。
 最後に公益財団法人 みやぎ産業振興機構の木村室長から,アグリビジネスに取組む経営者への支援事業について説明いただきました。
 管内の農業法人はもとより,集落営農組合,関係団体・機関等,約50名が出席し,組織運営や人材育成への関心の高さが伺えました。普及センターでは,アンケート結果なども参考にしながら,今後も農業法人等の発展支援をしていきます。

 美里農業改良普及センター 先進技術班
  TEL 0229-32-3115
  FAX 0229-32-2225

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第2回経営管理能力向上研修会(農業簿記講座)を開催

2013年02月21日 11時33分22秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成25年2月5日,14日,19日の3日間にわたり,石巻市河北の情報プラザ「メディアシップ」を会場として第2回経営管理能力向上研修会を開催しました。今回は「農業簿記」を研修のテーマとし,簿記の原理やしくみなどの基礎を学んだほか,複式簿記を記帳する際の一連の流れを手書きとパソコンの両方を併用しながら体験することで,記帳開始のために必要な技能の習得を図りました。
 参加したのは,後継者や女性農業者など若手7名で,講師としてお招きしたAGRIシステムサポートの小田島誠光先生の話を熱心に聞いていたほか,疑問点についても積極的に質問し,理解を深めることができました。
 普及センターでは,引き続き,担い手や今後担い手となることが期待される後継者などを対象に経営管理能力を向上させる研修会を開催し,力強い経営体の育成を目指していきます。

(連絡先)
  石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
   電話 0225-95-7612

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桃生地区農業生産法人経営向上研修会(経営者対象研修)

2013年02月21日 11時17分27秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成25年2月8日に石巻市桃生地区の土地利用型農業生産法人の経営者を対象として桃生地域の農業及び各法人の将来について検討をし,各組織で各々の経営を見つめ直し,方向性を定めていく呼び水とするための研修会を開催しました。
 はじめに当センター鴇田所長から「石巻管内の農業の現状と今後について ~農業法人の役割と将来の姿~」の演題で,石巻農業の現状及び今後農業法人として具備しなければならないことについて講演をしました。
 続いて農業の雇用と労務について,雇用を拡大する生産現場の改善案として「製造業の見える化」を例として現場改善の提起を行いました。
 その上で各法人の今後の方向性について意見交換を実施しました。その中では,各法人の新規作目の取組の現状と課題や土地利用型作目の規模拡大等について活発な意見が交わされました。
 普及センターでは,今回の研修会を基に,将来を見据えた各法人の経営計画作成と新規作目の取り組み等へ指導を実施し,農業法人の経営発展のため継続した支援をしていきます。


<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター
         先進技術第1班
 電話:0225-95-7612

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桃生地区農業生産法人経営向上研修会(従業員対象研修)

2013年02月21日 11時10分06秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成25年2月8日に石巻市桃生地区の農業生産法人の従業員を対象とした作物栽培の基礎研修を開催しました。
 これは,法人従業員は就職前の農業経験がまちまちであり,各作目の栽培に関する基礎的な研修を実施して欲しいとの要望が以前より法人経営者から寄せられていたものに呼応して開催したものです。
 当日は,法人6社から従業員12名参加の下でJAいしのまき及び普及センター担当者を講師とし,水稲栽培に係る基礎的な研修を実施しました。
 最初にJAから「水稲栽培こよみ」を用い,JA米・環境保全米の基準・要件,高品質・良質米生産のポイント,土づくり・施肥体系や各栽培ステージ毎の留意点を説明しました。
 続いて普及センターから水稲の収量構成要素について丁寧に例示して説明を実施しました。
 参加者からは,自社の経営に応じた質問が熱心に寄せられました。また,参加者からは,「内容・実施時期ともに非常に良かった。」,また経営者からも「次回開催時も是非従業員を参加させたい。」との声が寄せられました。
 来年度の5~6月には,大豆栽培基礎研修,9~10月には麦栽培基礎研修の開催も計画しており,今後も農業法人の経営発展のため各種支援を実施して行きます。

<連絡先>
  宮城県石巻農業改良普及センター
          先進技術第1班
  電話:0225-95-7612

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震災後,管内初の土地利用型法人が立ち上がります!

2013年02月21日 10時15分51秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成25年2月10日,岩沼市において「農事組合法人玉浦南部生産組合」の設立総会が,普及センター所長,JA名取岩沼農業協同組合長等出席の中,開催されました。
 当組合は寺島蒲崎地区の15名が構成員となり,法人として農地の権利を取得し,当面は水稲と転作作物の農業経営に取り組んでいく予定です。
 発起人を代表して森副組合長は,あいさつの中で「復旧した農地を未来まで守るため,組合を結成することにした。数年のうちに法人経営を軌道に乗せ,次の世代に経営を移譲できるよう発展させたい」と決意を述べられました。
 関係機関からは「震災により農業は甚大な被害を受けたが,当組合がモデルとなって,震災前以上に農業を発展させてほしい」とエールが送られました。
 議題についてはいくつかの質問はあったものの,反対意見はなく,滞りなく承認されました。
 この後,登記を行い,本年春の水稲から法人の活動を開始する計画です。
 普及センターでは,関係機関と連携し,法人等の体制整備を支援していきます。

(連絡先)亘理農業改良普及センター 0223-34-1141

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