宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

間もなく出荷!河北の「葉せり」 現地検討会開催!

2024年03月29日 16時12分11秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年3月27日、間もなく収穫を迎える葉せりの現地検討会が、JAいしのまきセリ部会の主催で開催されました。

 現地検討会は生産者や関係機関の職員など20人程が参加し、各ほ場を廻って生育中の葉せりの状況確認や病害虫管理の情報共有等を行いました。

 生育は順調で、草丈が20~30㎝に伸びた葉せりは早ければ4月10日頃から順次出荷されます。

 河北の葉せりは、冬季に出荷される根せりとは異なり、そのシャキシャキとした食感が愛される食材です。地元直売所などでお見かけの際は、是非手にお取りください。

 今後も普及センターでは、良品質な河北せりの安定生産を支援していきます。

 

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班

 TEL 0225-95-1435 FAX 0225-95-2999


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「南三陸大粒(おおつぶ)ぶどう協議会」の総会が開催されました

2024年03月29日 08時28分25秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 昨年11月に、南三陸町産生食用ぶどうの認知度向上や有利販売を図ること等を目的として生産者9名により設立された「南三陸大粒(おおつぶ)ぶどう協議会」の令和6年度通常総会が令和6年3月13日に開催されました。今回の総会では、令和6年度からぶどうのブランド化に向けた取組を行うにあたり、活動計画やブランド化の基準となる要領等について審議が行われました。審議の結果、ブランド化の基準として、町の資源を活用した土づくりや環境負荷低減の取組等を盛り込んだ栽培・販売要領が制定され、令和6年産から要領に沿って栽培・販売されたぶどうを新たなブランド品としていくことになり、ブランド化に向けた最初のスタートを切りました。参加した生産者からも今後の取組に対する前向きな声が多く聞かれました。

 普及センターでは、南三陸町のぶどうの生産振興につながるよう、継続して支援を行ってまいります。

 

<連絡先>

 宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0226-25-8069   FAX:0226-22-1606


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枝もの用クロマツの育苗研修会を開催しました。

2024年03月28日 16時44分21秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和6年3月14日、南三陸町において、みやぎクロマツ生産拡大連携協議会、宮城県の共催で、枝もの用クロマツ育苗研修会を開催しました。
 今回の育苗研修会では、令和5年5月に播種して育てたクロマツの苗を別のほ場に定植するために苗掘り取り作業と定植方法について実演と作業体験を交えて行いました。
 参加者は、講師として株式会社南三陸パインプロの後藤夫妻、クロマツ研究会員15名、県関係者5名の合計22名でした。
 クロマツ苗を掘り起こすためのトラクター作業、ほ場から苗を抜き取る作業を見学し、参加者も実際に苗の抜き取り作業を体験しました。
 また、抜き取った苗を使って、参加者に実際の定植作業を体験してもらい手法を学んでいました。
 宮城県内でクロマツの苗を定植するのは、苗の新芽が活発化する4月20日頃が限界とされており、苗の掘り起こしと定植を自分たちで行うクロマツ研究会員は、ノウハウを自分のものにしようと、真剣に話を聞き、作業を体験し、疑問点は何度も後藤夫妻に聞いていました。
 県では今後も枝もの用クロマツの生産拡大に向け、研修会や先進地との情報交換会などを開催していきます。


(定植方法の実演)

<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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美里町の農事組合法人みらいす青生で、ほ場管理システムの研修を行いました!

2024年03月27日 17時05分09秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 美里町の農事組合法人みらいす青生は、水稲・大豆・麦の土地利用型作物の生産に加え、露地園芸作物の生産に取り組んでいる地域を代表する農業法人です。

 RTKシステムやドローンを導入する等、アグリテックを積極的に活用し、農作業の効率化を進める一方で、経営面積の拡大に伴い、管理するほ場数が増え、ほ場ごとの栽培履歴の管理や共有の効率化が課題でした。

 そこで、「みやぎアグリテックアドバイザー派遣事業」を活用し、3月13日・21日の2日間、ほ場管理システムの社内研修を行いました。

 13日はほ場管理システム「Z-GIS」及び衛星データを活用した営農支援システム「ザルビオ」について、21日は栽培管理支援情報サービス「SAKUMO」について、システムのアドバイザーから説明がありました。

 研修ではそれぞれのシステムを実際に操作しながら、特徴や操作性、注意するポイント等について説明がありました。参加者は、疑問点を質問しながら、法人における効果的なシステムの導入方法について理解を深めていました。

 普及センターでは、今後も関係機関と連携し、アグリテックの推進に向けて支援を行っていきます。

研修の様子

 

<問合せ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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女性農業者ステップアップ講座「学んで、食べて、作って、まるごと大豆セミナー」を開催しました

2024年03月27日 16時04分49秒 | ②新たな担い手の確保・育成

令和6年2月15日に岩沼市ハナトピア岩沼を会場に、当普及センター管内の女性農業者等、9人が参加し、女性農業者ステップアップ講座「学んで、食べて、作って、まるごと大豆セミナー」を開催しました。

 女性農業者は、地域農業において重要な役割を担っており、近年では加工場の整備や農産加工品のネット販売など、新たに6次産業化に取り組む若手女性農業者が増えてきています。

このような中、仙台市若林区で女性が経営の一部門を主体的に担って実践的に活動している、農事組合法人仙台イーストカントリーの佐々木千賀子氏と佐々木こづ恵氏を講師に招き、「女性が輝く、6次産業化への取組」と題して事例紹介をしていただきました。また、今回のセミナーは、「大豆」をテーマに栽培や歴史、栄養成分、大豆の利活用について学び、さらに2人の講師からの直接指導の下,ポリ袋に入った煮大豆を手で潰し、塩と合わせた麹と混ぜ合わせ、味噌を仕込みました。参加者の多くは、味噌づくり初体験で、これまで交流機会がなかった女性農業者同士、情報交換しながら作業する姿が見られました。

 普及センターでは、今後も女性農業者が自信を持って経営や組織活動に参画するための支援を行っていきます。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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選ばれ続ける会社への第一歩! 「魅力あふれる職場づくりセミナー」を開催しました!

2024年03月27日 12時37分26秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和6年3月6日にいしのまき農業協同組合農業情報センターで「魅力あふれる職場づくりセミナー」を開催したところ、農業法人・関係機関計19人の参加がありました。
 セミナーでは、(有)かさい農産 代表取締役会長 葛西信昭氏と生産部主任 加藤茉利子氏及び(株)デ・リーフデ北上 阿部淳一総務部長に御講演いただき、その後パネルディスカッションで話を深めていきました。
 (有)かさい農産では、柔軟な勤務体系の構築や、誰かが急に休んでも対応できる「多能工化」を取り入れて、従業員が働きやすい職場環境の整備について紹介いただきました。さらに(株)デ・リーフデ北上では、従業員に様々な仕事を経験してもらい各自に合った業務とのマッチングを重要視しており、また指示を待つのではなく、自ら考えて行動できるよう数字を「見える化」して作業管理を行っていることなどをお話しいただきました。
 パネルディスカッションでは、作業の指示の方法や日々のクレームの受け方など具体的なお話だけでなく、従業員に対して「過大に期待しない」ことや、「会社のために」頑張らせるのではなく「自分のために」頑張ってもらうような声がけや仕事の組立が大事など、経営者側が心掛けていることもお話しいただきました。

 管内の農業法人の誰もが働きやすく「選ばれ続ける会社」となって担い手が確保できるよう、今後も当普及センターは職場改善に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター地域農業班 
 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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令和6年度気仙沼地区生活研究グループ連絡協議会通常総会と地域食材活用講習会が開催されました

2024年03月27日 07時13分24秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和6年3月14日、令和6年度気仙沼地区生活研究グループ連絡協議会の通常総会が開催され、グループ員22名が参加しました。役員改選など上程された4議案すべてが承認され、新しいスタートを切りました。

 総会終了後には地域食材活用講習会が開催されました。グループ員が講師となり、「気仙沼いちご」を使ったいちご大福の調理実習を行いました。いちごを餡や餅で包む工程では、まとまらず苦労したようですが、講師からの指導をもとに綺麗に完成させました。グループ員からは、「意外と簡単に作れる」、「おいしい」といった声が聞かれ、楽しい講習会となりました。

  

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606

 


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「大島かぶ」を使った新商品が完成しました!

2024年03月26日 15時05分20秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 「大島かぶ」は、気仙沼市大島で古くから栽培されており、その独特な見た目、かぶとは思えない甘みやホクホク感などの特徴があります。かつては救荒作物等として利用されていましたが、現在では、一部の島民のみが栽培する貴重な野菜となっています。

 

    大島かぶ

 気仙沼大島地場産品出荷・販売組合では、地域資源である「大島かぶ」の存在を知ってもらうと共に、需要の拡大を目指すべく、新たな活用方法として新商品の開発を検討しています。そこで、フードコーディネーターの川島洋子氏を講師に、令和6年1月23日、2月6日、20日に商品開発研修会を開催しました。研修会では、組合員が試作した「大島かぶ」を使用した料理をベースに、講師からアドバイスをいただき、最終的に最も好評だった「砂糖煮」を活用した「大島かぶ蒸しパン」を完成させました。

   研修会の様子

 「大島かぶ蒸しパン」は3月10日(日)に開催された、気仙沼大島ウェルカム・ターミナルのイベント「わかめまつり」で販売され、用意した100個の蒸しパンは午前中に完売してしまうほど好評でした。

「大島かぶ蒸しパン」販売の様子 

 普及センターでは、新商品の開発や生産拡大に向けた取組を引き続き支援してまいります。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606


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令和5年度「だて正夢」「金のいぶき」栗原地域栽培塾を開催しました!

2024年03月26日 10時38分38秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和6年2月27日(火)に、JA新みやぎ築館支店において、「令和5年度『だて正夢』『金のいぶき』栗原地域栽培塾」を開催したところ、管内の「だて正夢」「金のいぶき」生産者9名が参加しました。

 今回の勉強会は、「だて正夢」「金のいぶき」の地域での安定した収量と品質向上のための、栽培技術の確立を目的に開催しました。

 勉強会では、当普及センターから「令和5年産水稲の作柄」と「『だて正夢』『金のいぶき』の生育収量調査結果と栽培のポイント」について説明しました。

 また、JA全農みやぎ米穀部生産出荷対策課より「『だて正夢』の実需から求められる品質」、(株)タカショクの代表取締役社長より「『金のいぶき』の実需から求められる品質」について説明していただきました。

 生産者からは、令和5年度に品質の落ちた「金のいぶき」の栽培方法や肥培管理について質問されるなど、有意義な勉強会となりました。

普及センターでは、今後も「だて正夢」「金のいぶき」の栽培支援を行っていきます。


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町内産堆肥で黄金色の麦浪をつくろう!

2024年03月26日 09時48分33秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 昔からの格言で「米は地力で、麦は追肥で作る」と言いますが、実際には、麦作にも地力は重要です。地力を上げるには堆肥など有機物を水田に入れることが1番ですが、管内で多い「水稲-麦-大豆」などの輪作体系では、ほ場の準備期間が短く、作付け前に堆肥の散布期間をとれないことが課題でした。

 そこで、3月18日、涌谷町内のほ場において、生育中麦への牛ふん堆肥の散布試験が行われました。越冬後のまだ小さい麦の上から堆肥を散布する大胆な試みですが、他県では麦や後作大豆の収量が向上するという試験結果も出ています。当日は強風でしたが、風に負けない大きなマニュアスプレッダーが登場し、無事に2t/10aほどの堆肥が散布されました。

 今後、普及センターでは、堆肥が麦や後作物に与える影響を調査していきます。

<問合せ先>

  美里農業改良普及センター先進技術班   

  TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225


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