去る1月22日に,JAみやぎ登米りんご生産部会でせん定講習会と防除暦検討会が開催されました。
本部会では毎年,栽培技術の向上を目的として生産者約30人を対象に,せん定講習会と次年度に向けた防除暦検討会が開催されています。せん定講習会では農業改良普及員OBを講師に招き,枝の性質を考慮した樹形づくりをテーマに,高品質果実を生産するための花芽の判断等が説明されました。せん定技術は人によって手法が異なるため,皆で議論を交わしながらよりよい樹形づくりを目指して,りんごの樹が仕立てられました。
防除暦検討会では,今年度の反省を踏まえた上で,来年度の病害虫発生を抑えるため,薬剤の効果や適切な散布タイミング等について普及センターから紹介しました。平成27年産りんごは高温少雨の影響から病害の発生が少なく,病原菌の減少した園地をさらに徹底して防除することで,今後の病害虫発生を一層抑えることができると説明すると,意欲的な質問が多く寄せられました。
普及センターは今後も生産者の要望を把握しながら,りんご栽培技術向上の支援をしていきます。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522