平成25年1月31日に,気仙沼市本吉町はまなすホールにおいて「元気が出る研修会」(平成24年度気仙沼・南三陸地域農業経営セミナー)を開催しました。
この研修会は,地域農業復興の一助にしてもらおうと,普及センター及び管内関係機関が連携して開催した行事です。好天に恵まれたこともあり,被災した農業者を中心に180名ほどが参加しました。
研修では講師として広田半島営農組合臼井組合長(陸前高田市)と有限会社ウィルビー志村代表取締役(花巻市)の2人に講演していただきました。
臼井組合長は,「広田半島営農組合の歩み」と題し,ほ場整備事業の採択から集落営農組織の結成,被災後から営農再開に向けた一連の取り組みについて紹介しました。
志村氏は,「地域の絆で”むら”と農地を守る」をテーマに,震災からの復旧のために考えるべきこと,地域コミュニティーを守るための集落営農,地域を担う人づくり,地域の特産品づくりと情報発信などについて熱弁を頂きました。
志村氏については「地域活性化伝道師」として6次産業化や人材育成,地域づくり等で実績を有していることもあり,参加者は”わかりやすい”話に耳をそばだてながら,人と人とのつながりや集落営農の大切さを確認されたようでした。
参加者には研修会の内容を地域に持ち帰り,これからの復旧復興のために役立てることが期待されています。
普及センターは,今後も被災者の営農再開を支援するとともに,人材の育成に向け活動していきます。
<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044