1月21日大河原の合同庁舎において,宮城県畜産協会と共催で「畜産におけるスムーズな経営継承について」と題した研修会を開催しました。講師の株式会社 日本政策金融公庫の技術情報部 山崎政行氏からは,「継続的に経営を行う体制を整えることは,経営主の大切な勤めの一つ。遅くなればなるほど選択肢が少なくなるので,早い段階から考えるのが良い。経営者になったときから将来事業継承をどう行うのか考え始めることが必要です。」と経営継承の必要性について講演がありました。
また,平成18年の会社法施工により創設された「合同会社」について紹介されました。これは,起業を促すために創設された会社形態であり,会社の所有と経営が一致しており農業の実情に即していることや手続・費用・運営等いずれの面からも新設法人の形態として適していることから,是非今後の経営を考える際の選択肢に入れて欲しいということでした。現時点ではあまり活用が進んでいないそうなので,今後現場で周知して行きます。
生産者や関係機関が約50名参加し,熱心に受講していた。参加者からは,「経営継承について相談できる身近な機関が欲しい」と要望が出さました。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班
TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138