令和2年6月23日に中山間地域におけるスマート農業技術を活用した精密,省力な種子生産実証の一環として,自動操舵付き水田除草機による異株除去と自動水管理制御装置の実演会が加美町で開催されました。当日は,実証コンソーシアムメンバーの他,県内水稲採種組合組合員,関係JA職員が参加しました。
水田除草機については,前方で植え付け条を感知して,その直後,土壌を攪拌して雑草,異株等を除去するものです。水田除草機に自動操舵をつけたものは全国的にも珍しく,実際に作業した熟練オペレーターからは,改善する部分がまだあるとの感想をいただきました。
その他,ほ場に設置した自動水管理制御装置ついても操作法の実演があり,参加者は熱心に実演を見学していました。
8月には,ドローン2台の協調散布作業による病害虫防除の実演も予定されています。
普及センターでは,引き続き中山間地域の種子生産におけるスマート農業の実用化に向け,きめ細やかな支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910