平成31年2月22日に県庁で平成30年度農業普及・試験研究連携活動研究会を開催しました。本研究会は普及組織と試験研究機関がより一層の連携を図ることを目的に毎年開催しており,144名が参加しました。
初めに,普及活動の部として,各農業改良普及センターが取り組んだ普及活動について,「土地利用型作物」,「園芸(ICT・GAP)」,「地域農業・担い手育成」の3つの分科会に分かれて,活動手法や成果等を発表し,討議を実施しました。普及活動を展開していく上で,工夫して取り組んだ点や残された課題等について,意見交換したほか,試験研究機関から活用できる研究成果等の助言があり,今後の活動のヒントを得ることができました。
次に,連携活動の部として,県内で増加している「大規模経営体等への支援」をテーマに全体討議を行いました。各分科会で出た大規模経営体における課題や試験研究機関への要望を全体で共有し,各研究機関からは,関連したスマート農業技術等の研究成果が紹介されました。若手普及指導員からも質問されるなど,関心の高さが伺えました。
若者があこがれる農業を目指し,今回討議した内容を踏まえ,普及組織と試験研究機関,行政組織の連携を一層強化して,現場の課題解決を支援していきます。
<連絡先>
宮城県農林水産部農業振興課 普及支援班
〒980-8570 仙台市青葉区本町三丁目8番1号
TEL:022-211-2837 FAX:022-211-2839
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