宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

亘理名取地区地域営農推進研修会を開催しました

2022年12月28日 15時16分09秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 管内の農業法人を対象に,労務管理能力の向上による雇用改善をねらいとした亘理名取地区地域営農推進研修会を,令和4年12月8日に開催しました。

 株式会社ノースエイム代表取締役の宮村昌吾氏を講師に招き,「農業経営における基本的な雇用管理と農業版人事評価制度導入による雇用の維持・拡大」をテーマに御講演をいただくとともに,令和5年10月から導入される消費税のインボイス制度について,仙台国税局,東北農政局の担当官から情報提供していただきました。

 講演では,人事評価制度の必要性や作り方,制度の運用等,実例を交えた具体的な内容の説明があり,27名の出席者は熱心に聴講し,事後アンケートでは,「今後,我が社でも人事評価制度を取り入れていきたい」等,前向きな回答が多数見られました。

普及センターでは,管内の農業経営発展のために,今後も支援を行っていきます。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本なしのせん定講習会が開催されました

2022年12月28日 11時50分34秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 「北浦梨」は大正時代から続く美里町の特産で,当町は県内有数のなし産地です。現在は「幸水」,「豊水」,「あきづき」等,様々な品種が栽培されています。
 JA新みやぎ北浦梨部会(部会員37名)は,令和5年産の高品質な果実生産に向けて,12月16日に農業・園芸総合研究所 小島由美子上席主任研究員を招いてせん定講習会を開催しました。

 当日は雪が降りしきるあいにくの天気でしたが,部会員15名が参加しました。
 初めに講習会開催園主の方から,園地概要の説明とせん定を行う「あきづき」の樹について「主枝1本の再育成と結果枝確保について,検討・アドバイスいただきたい」との話があり,その後部会員で意見を出し合いながらせん定を行いました。
 せん定後,小島上席主任研究員から「品種によってせん定方法が異なるため,特性を踏まえてせん定を行うことを心掛けていただきたい。また,隣接樹と枝が重なり合うと日射や薬剤透過が悪くなり,当年の収量や果実品質だけでなく翌年以降の花芽着生や枝伸びに影響するため,思い切って主枝の本数を減らす或いは間伐することを検討いただきたい。」とのせん定の基本に立ち返った助言をいただきました。

 当普及センターでは,今後も部会活動を支援していきます。



雪が降る中,活発な意見交換を行いながらせん定しました!



<問合せ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和4年度農業次世代人材投資事業サポート巡回を実施しました

2022年12月28日 11時50分34秒 | ②新たな担い手の確保・育成
 農業次世代人材投資事業(経営開始型)を活用している認定新規就農者(野菜6人,畜産3人)を対象に,10月から12月にかけて関係機関・団体と連携しサポート巡回を行いました。
 今回の巡回対象である認定新規就農者は,概ね就農計画どおりの規模で経営していましたが,農業資材の価格高騰や天候に左右され,思うように作業が出来ない等不安の声が多く寄せられました。一方,この困難を乗り越えるため,作業性の向上や栽培品目の見直し,規模拡大に向けた検討に着手するなど前向きな意見も聞かれました。
 普及センターでは今後も,関係機関・団体と連携しながら,新規就農者を含め,地域の担い手の確保・育成に努めていきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522 

 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和4年度JA仙台・米食味コンクールが開催されました

2022年12月28日 09時52分03秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化
 令和4年12月21日にJA仙台主催で「米食味コンクール」審査委員会の最終選考がJA仙台本店で開催され,審査委員長として普及センター所長が審査に当たりました。
 本年は,出穂前の6月上旬の低温寡照による生育遅延に加えて,地域によっては7月中旬の記録的豪雨の被害があったもの,出穂後の気象は比較的安定しており,米の品質は過去10年で最も高く,また食味もレベルの高いものが集まりました。
 審査委員会では,食味分析と外観品質測定の分析結果をスコア化し,そのスコア合計をもとに受賞者が決定されました。総出品数は624点で,「ひとめぼれ」「ササニシキ」「まなむすめ」「その他(つや姫,コシヒカリなど)」の4部門を通して,最終評価が最も高かったものから,食味大賞1点(4部門全体の中で最も評価の高かった1点を選出し,以下各部門ごと選出),最優秀賞4点(各部門1点),優秀賞8名(各部門2点)が選出されました。食味大賞は,庄子栄氏(宮城支店管内)の「ひとめぼれ」が受賞しました。
 近年,米生産については,量より質が重要視されています。「米食味コンクール」を通し,上位者の技術やノウハウなどの傾向を分析することで,良食味を追求したJA仙台米が生産されると期待されます。
 普及センターでは,JAと連携してさらなる高品質米が生産できるよう支援してまいります。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地元高校生が管内の新規就農者・農業法人について学びました。

2022年12月27日 10時49分49秒 | ②新たな担い手の確保・育成
 令和4年12月14日,南三陸町志津川地区において「令和4年度第2回気仙沼地区みやぎ農業未来塾」を開催しました。当日は,宮城県本吉響高校で農業を専攻する生徒4名を対象に,管内の新規就農者と農業法人を訪問し視察研修を行いました。
 まずは,平成31年3月に新規就農し,自ら栽培した農産物も利用してキッチンカーでクレープの製造・販売を行う大沼ほのか氏の取組を研修しました。大沼氏から,高校3年生の時,進路が決まっていなかったが,授業で先生が「第1次産業が無くなると国は滅びる。」と話され,農業に興味を持ったこと,農業大学校に進学し,その後農業の師と仰ぐことになる阿部さん夫妻に農業研修でお世話になり,農家を目指したこと,将来,大好きな地元の農村風景を見ながらのんびりできる農園カフェを開きたいこと等,就農に至ったきっかけや将来の夢についてお話しいただきました。
 次に,東日本大震災後,災害ボランティアで南三陸町を訪れ,その後,南三陸町を活気づかせたいと,ぶどうの栽培からワインの製造・販売を行う農業法人を設立した南三陸ワイナリー株式会社の代表取締役 佐々木道彦氏の取組を研修しました。南三陸ワイナリーでは醸造所を見学し,ワインの製造工程や醸造の際に気を付けていること,また,自分たちでワイン用ぶどうの栽培をしたり,ワインを通じて地元の農業や水産業,様々な企業とのつながりができたこと,目標は,ワインをきっかけに町全体とつながり,地域に味わいと賑わいを生み出していきたいこと等についてお話しいただきました。
 将来の夢を楽しそうに話す大沼氏や,南三陸とつながり,賑わいを作りたいと熱く語る佐々木代表取締役に触発されたのか,生徒の皆さんからはたくさんの質問が出され,それぞれの心に強い印象が残る未来塾となりました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みやぎ農業未来塾「農業経営力向上研修」を開催しました。

2022年12月26日 16時38分57秒 | ②新たな担い手の確保・育成
 令和4年12月6日,13日に,みやぎ農業未来塾「農業経営力向上研修」を開催しました。「農業経営力向上研修」は,主に就農3年目までの管内の新規就農者を対象に,農業簿記の基礎から経営分析までを学ぶ3回シリーズの研修です。第1~2回は,普及センター職員を講師に,「なぜ農業簿記が必要なのか」,「貸借対照表・損益計算書とは」,「決算の基本的な考え方」などの講義を行いました。講義のほかに仕訳の実習を行うなど,内容の濃い研修となりました。受講生からは,「決算について具体的な例が多くてわかりやすかった」などの声が聞かれました。
 第3回目の研修は,令和5年2月2日(木)に,中小企業診断士の講師をお招きして,農業経営分析についてご講義いただく予定です。
 大崎管内新規就農者でご興味のある方は,下記連絡先までご連絡ください。

<連絡先> 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和4年度JAみやぎ登米米山水稲部会稲作総合検討会が開催されました

2022年12月26日 13時06分23秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援
 令和4年12月16日に,JAみやぎ登米米山水稲部会の稲作総合検討会が開催され,部会員14名が参加しました。
 はじめに,普及センターから令和4年の水稲の作柄について説明を行い,その後,全農みやぎから資材情勢について,JAみやぎ登米から米穀情勢について,各メーカーから展示ほの成績や資材の紹介がありました。最後にJAみやぎ登米から部会員の坪刈り調査結果について説明がありました。部会員からは,表層剥離の対策や除草剤に関する質問があり,来年度の作付けに向けた意見交換が行われました。
 今年度は,6月上旬の低温・寡照や,7月中旬の大雨などの影響が心配されましたが,7月下旬以降は天候に恵まれ,宮城県北部の作況指数は「99」の平年並,登米管内のうるち米の一等米比率は97.0%と高い品質となりました。
 普及センターでは,今後も水稲の品質向上,安定生産に向けた支援を行ってまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仙南農業士会と仙台農業士会との交流会が開催されました!

2022年12月26日 11時33分05秒 | ⑩要請・緊急対策,その他
令和4年12月6日に仙南地域で仙南農業士会と仙台農業士会との交流会が開催されました。
仙南農業士会からは12名,仙台農業士会からは4名の合計16名が参加しました。
(有)角田健土農場(角田市),ヨーグルト工房Atreyu(蔵王町),木須果樹園(白石市)の3か所を視察しました。
視察先は,土地利用型,酪農・6次化,果樹で様々な仙南地域の特色ある経営形態を視察し,参加者は興味深そうにしていました。
質疑応答も多く,参加者からは「初めての試みであったが,楽しかった。」との感想もあり盛況のうちに終了しました。


  

大河原農業改良普及センター 地域農業第一班
TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぶどうせん定講習会

2022年12月26日 10時39分38秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 普及センターでは園芸振興や中山間地域の活性化,管内直売所の販売額向上などを目的に令和3年度からプロジェクト課題「直売所と連携した中山間地域でのぶどうの生産・販売」を実施しています。
 商品価値の高いぶどうの果実を生産するためには,一年をとおして季節ごとに様々な作業が必要になりますが,令和4年12月21日に大崎市岩出山の生産者ほ場でこの時期の重要な管理であるせん定に関する講習会を開催しました。
 近年,全国的に比較的簡単に樹形形成が可能な短果枝せん定による整枝法が普及していますが,管内でもこの方法で樹形形成を行う生産者が増えてきています。このため,講習会では普及センター職員から短果枝せん定の基本である結果母枝の2芽目の直下で剪除する犠牲芽せん定や翌年の発芽を確実にするための芽傷の入れ方などを中心に説明を行いました。
 管内では最近「シャインマスカット」などのぶどうの栽培面積が増加しており,近隣直売所での販売を行う生産者も増えつつあり,9月頃から「あ・ら・伊達な道の駅」や「やくらい土産センター」などの直売所で販売されますので,ぜひお買い求めいただき,御賞味くださいますようお願いします。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229-91-0727 ,  FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

若手女性農業者が石巻地域の伝承料理を学びました

2022年12月26日 08時48分53秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展


 令和4年12月13日にJAいしのまき河南総合センターを会場に,生活研究グループ員やベジ☆hope会員を対象に石巻地域の伝承料理講習会を開催しました。
 今回は,ベジ☆hopeの会員から要望のあった,石巻地域の伝承料理「おくずかけ」をメインに生活研究グループ員が講師となり作り方を教わりました。
 ベジ☆hopeのメンバーは,県外出身者が多く,初めて「おくずかけ」の作り方を学び,とてもおいしい,自宅でも作りたいという声が聞かれました。他に,お正月向きのサラダ寒天,鶏肉の八幡巻きの他,出汁を取った後の鰹節を使った即席ふりかけやごぼうのきんぴら等,余った材料であっという間に一品を仕上げるお母さん方の裏技も学ぶことができ,好評でした。
 普及センターでは,引き続き女性農業者の要望を聞きながら,世代を超えた学びの場を提供していく予定です。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする