宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

大反響!? 営農管理システムの導入に向けた勉強会を各地で開催しました

2025年02月28日 10時51分46秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 以前、ブログでも紹介した「営農管理システム導入・活用講座」を受講した農業者の方々から、個別に勉強会を開催してほしいという相談が相次ぎ、県内3か所で、営農管理システムの導入に向けた勉強会を開催しました。

 それぞれの勉強会では、1月に開催した講座の振り返りや、経営に合ったシステムの選び方、課題の解決に向けたシステム導入後の活用方法を提案しました。また、実際にシステムの画面を見てもらいながら、具体的な操作方法を実演し、実際に使うイメージを持ってもらいました。

 3か所での勉強会では、それぞれ営農形態や品目、経営課題が様々で、同じ営農管理システムでも、主として使う機能が異なってきます。経営体の状況に合った機能や使い方を提案しつつ、農業者と意見交換しながらより良い活用方法を検討でき、集合研修よりもさらに理解を深めてもらえました。

 県では、営農管理システムに関する指導や助言など、スマート農業の普及に向け農業者を支援しています。営農管理システムは、今後の営農活動に必須のシステムになっていくと考えていますので、是非導入をご検討ください。支援等のご要望は、各地域の農業改良普及センターや県農業革新支援センターにお気軽にご相談ください。

  

 

〈連絡先〉

宮城県農業革新支援センター (農政部農業振興課普及支援班)

宮城県仙台市青葉区本町3-8-1

TEL:022-211-2837

FAX:022-211-2839

E-mail:smart_miyagi@pref.miyagi.lg.jp(スマート農業のご相談はこちらまで)

Webサイト:https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/nosin/smart-agri.html


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令和6年度乾田直播栽培講習会を開催しました!

2025年02月04日 13時07分46秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

水稲の乾田直播栽培技術に興味のある担い手を対象に乾田直播栽培講習会を令和7年1月17日に開催しました。

仙台農業改良普及センターでは、令和6年度から黒川地域で水稲乾田直播栽培に取り組む農業法人を対象に、水稲の安定生産と面積拡大に向けた支援を行うプロジェクト課題を実施しています。今回の講習会では、プロジェクト課題の対象5法人を含めた生産者約80名が参加しました。

普及センターから乾田直播栽培導入による作業の省力化等について、情報提供を行い、農研機構東北農業研究センターの屋比久研究員から、栽培管理のポイントである砕土率の確保や播種後鎮圧、除草剤散布のタイミング等、基本技術について講義していただきました。また、取組法人の事例紹介では、「移植栽培と同等の収量となった。育苗管理がなく、作業時間が短縮できるため、大面積で取り組めた。マニュアルに従った除草が重要だと思う。」という話などがありました。

プロジェクト課題の対象5法人は、省力化の効果が高いことを実感し、来年度から面積を拡大していきたいと意欲を示していました。参加者からは、雑草防除や近年の高温への対策等についての質問が出ており、関心が高まっている様子でした。

普及センターでは、今後も管内の水稲乾田直播栽培の技術定着と面積拡大に向けて、生産者を支援してまいります。

  

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410、FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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営農の見える化に向けた「営農管理システム導入・活用講座」を開催しました

2025年01月23日 14時17分43秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和7年1月8日(水)、県石巻合同庁舎を会場に営農管理システム導入・活用講座を開催しました。多くの方に受講いただけるようオンライン配信も行い、農業者や農機メーカー、その他関係機関など会場とあわせて約100人に参加いただきました。

 営農管理システムは、ほ場の場所や作付計画、作業日誌などをデータで登録することで、営農活動の見える化や情報共有ができ、農業の効率化に資するスマート農業技術の一つです。県内でも大規模法人を中心に導入が進んでいますが、中小規模の法人や個人農家でも導入効果があるため、より多くの農業者に使ってもらえるよう講座を開催しました。

 講座では、主要な営農管理システムである「アグリノート」を提供しているウォーターセル株式会社の渡辺氏に、営農管理システムの導入方法や、メリット、効果的な活用方法などを紹介いただきました。また、農業革新支援センターからは、土地利用型農業で効果的な3つのシステムとして、ウォーターセル株式会社の「アグリノート」、株式会社クボタの「KSAS」、全国農業協同組合連合会の「Z-GIS」の3つを取り上げ、それぞれの特徴や導入コストなどを紹介しました。

 講座の最後には個別相談会を行い、2社の農業法人が導入に向けた悩みを講師や普及指導員に相談しながら、システムの導入や効果的な活用に向けて情報収集していました。

 県では、営農管理システムに関する指導や助言など、スマート農業の普及に向け農業者を支援しています。ご興味のある方は、各地域の農業改良普及センターや県農業革新支援センターにお気軽にご相談ください。

 

 

〈連絡先〉

宮城県農業革新支援センター (農政部農業振興課普及支援班)

宮城県仙台市青葉区本町3-8-1

TEL:022-211-2837

FAX:022-211-2839

E-mail:smart_miyagi@pref.miyagi.lg.jp(スマート農業のご相談はこちらまで)

Webサイト:https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/nosin/smart-agri.html

 


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亘理町のいちご先進地視察を開催しました。

2025年01月15日 14時28分51秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和6年11月19日、管内のいちご生産者を対象に、冬季の環境制御方法を学ぶため、亘理町のいちご生産者のほ場視察といちご選果場の見学を行いました。

 視察には、JA新みやぎ階上いちご部会生産者5人と各関係機関職員3人が参加し、視察先の生産者から冬季の環境制御方法や紫外線照射による防除事例などを説明していただきながら情報交換を行いました。参加した生産者からは雇用体制、換気の省力化や夏季の育苗方法、などの質問も出され、有意義な視察となりました。

 普及センターでは、今後も各関係機関と連携し、管内のいちご生産振興に努めていきます。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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色麻町の認定農業者が「スマート農業」について研修しました。

2024年12月23日 10時16分05秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和6年12月15日に色麻町認定農業者連絡協議会研修会が色麻町農村環境改善センターで開催され、町内の認定農業者等20人が出席しました。

 研修では、県農業振興課スマート農業コンシェルジュの庄子一郎氏から「宮城県におけるスマート農業」と題して、スマート農業の技術事例や活用のメリット、RTKシステム、実装に向けた調査や研究などについての講演がありました。

 出席者からは、「まくら地まで自動で作業できるのか」とか「太陽フレアの影響は」などといった具体的な質問がありました。また、「人手不足解消に役立つ技術レベルになるまでかなりの年数が必要だ」という意見や、逆に「若い人に農業に参入してもらうにはスマート農業のような先進技術を導入して関心をもってもらうとか、経験が少なくても熟練者並みの作業ができるなど、導入のメリットがある」という意見が出されました。

 普及センターでは、引き続き関係機関と連携して、認定農業者をはじめとした地域農業の担い手への支援を行ってまいります。

 

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

 


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ブロードキャスタを活用した堆肥散布の実演会を開催しました

2024年12月20日 15時49分32秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

令和6年12月10日(火)に、柴田町において、ブロードキャスタを活用した堆肥散布の実演会を開催し、土地利用型の農業法人やJA等の関係機関など27名が参加しました。

 近年、化学肥料等の資材高騰による経費の増加などが課題となっており、それらの対応策の一つとして堆肥の活用があります。

しかし、堆肥には「堆肥散布用の機械(マニアスプレッタ等)を新たに導入する必要がある」、「堆肥の流通体制が整備されていない」、「堆肥の品質や使い勝手が悪い」などのネガティブな印象を持つ人が多く。その不安を払しょくする必要があるため、この実演会を開催しました。

前半は、 堆肥活用による地力改善効果と水稲収量アップのポイントと題し、今年度、豚ぷん堆肥を利用した実証圃の試験結果から、単収が向上したことや肥料費の低減が図られたことなどを普及センターが説明しました。

後半は、今回使用した豚ぷん堆肥の特徴とフレコンバックを使用した運搬方法について(株)ヒルズから、また、トラクターに直付けされたクレーンによる堆肥の投入とブロードキャスタによる散布について(株)IHIアグリテックから、最後にRTKなどの測位システムを活用した農作業の効率化についてクボタアグリサービス(株)から、それぞれ説明いただいた後、機械作業の実演をしました。

 参加者からは「堆肥の導入効果が分かった」「堆肥に対する常識が変わりました」などの意見をいただきました。

 普及センターでは今後も農業技術の改善に役立つセミナー等を開催してまいります。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班

     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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令和6年度宮城県田んぼダム・アグリテックシンポジウムを開催しました

2024年10月31日 13時28分53秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和6年10月25日(金)、加美町のバッハホールにて、宮城県田んぼダム・アグリテックシンポジウムを開催し、農業者や農機メーカー、土地改良事業関係者、その他関係機関など241人にお越しいただきました。

 今回のアグリテックシンポジウムは、宮城県田んぼダム実証コンソーシアムが開催する田んぼダムシンポジウムと共催で行い、これまでのセミナーよりも幅広い方々に参加いただきました。

 後半のアグリテックの部では、東北農政局からスマ農新法に関する情報提供や、株式会社クボタの瀬尾様から最新のスマート農業技術とほ場整備の重要性について講演いただきました。また、事例として大崎市で行っているアイガモロボを活用した省力的な除草体系を紹介いただいた他、農業革新支援センターからは、普及センターと連携して行っているRTKシステムを活用した省力化の現地実証の成果を紹介しました。

 その他、講演会場には、農業機械メーカーがスマート農業機器を展示し、参加者が気になる技術について気軽に質問するなど、スマート農業技術の導入に向けて情報収集する姿がみられました。

 県では、スマート農業の普及拡大に向けて、アドバイザー派遣による専門的指導や、農業者や企業とのネットワークによる相互の情報発信など、農業者を支援しています。ご興味のある方は、各地域の農業改良普及センターや県農業革新支援センターにお気軽にご相談ください。

 

〈連絡先〉

宮城県農業革新支援センター (農政部農業振興課普及支援班)

宮城県仙台市青葉区本町3-8-1

TEL:022-211-2837

FAX:022-211-2839

E-mail:smart_miyagi@pref.miyagi.lg.jp(スマート農業のご相談はこちらまで)

Webサイト:https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/nosin/smart-agri.html

 

 


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スマート農機とほ場管理システムの活用により水田農業を「見える化」!

2024年10月22日 08時46分18秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 清々しい秋晴れの空の下で、有機栽培米の刈取が行われました。こちらのほ場では、県庁農業振興課と連携して、ほ場管理システム「ザルビオ フィールドマネージャー」を活用した可変施肥を実施したほか、移植後には、遠隔で水位の確認や水の出し入れが可能な「ファーモ 水位センサーと給水バルブ」、水田の除草作業の負担を軽減する「アイガモロボ」を投入するなどのスマート農機を活用して栽培に取り組んできました。

 刈取作業はヤンマーアグリジャパンの協力により、作業と連動してほ場ごとの収穫量やほ場内の収量のばらつきが「見える化」する、収量マッピングのためのデータ取得を同時に行えるコンバインによって進められました。さらに、このコンバインは外周部分を刈り取ることで、その後は自動走行が可能となり、運転者の負担軽減を図ることができます。

 普及センターでは、様々なスマート農機の実証に参画し、生産者の負担軽減につながる様々な技術の実証や普及に努めていきます。

 

 <問い合わせ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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大衡村の法人でアグリテックアドバイザー派遣を実施しました!

2024年08月14日 11時42分10秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 宮城県では、スマート農業技術の導入や効果的な活用に向けて、生産者へ有効な助言・指導を行うアドバイザー(専門家・先進的農業者)を派遣する事業を実施しています。

 7月26日に大衡村の法人に対して、近年普及が進んでいるザルビオフィールドマネージャーの活用について、サービス提供元のBASFジャパン(株)の担当者の方をアドバイザーとして派遣しました。

 ザルビオフィールドマネージャーは衛星画像からほ場の地力や生育状況を確認し、AIによるデータ分析を活用し施肥や防除の作業計画を立てるなど、効率的な営農をサポートするシステムです。今回は、システムの特徴や操作方法、効果的な活用方法を担当者の方から実演を交えて解説いただき、法人も今後の活用に弾みがついたようです。

 今後も普及センターではスマート農業の普及拡大に向けて支援を行って参ります。

 アグリテックアドバイザー派遣制度に興味がある方は、下記URLのホームページをご覧いただき、お近くの農業改良普及センターにご相談ください。

 

 宮城県公式ホームページ「みやぎアグリテックアドバイザー派遣」

 https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/nosin/agritech-adviser.html

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410

FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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アグリテックアドバイザー派遣研修会を開催しました

2024年08月08日 09時38分08秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和6年6月18日、気仙沼市の農業法人1社を対象に、普及センター主催のアグリテック研修会を開催しました。

 ヤンマーアグリジャパン㈱からアドバイザーをお迎えし、農作業機械で利用される自動操舵システムの機種、性能、価格の説明と規模や使用目的に応じた機種選定方法等について講義してもらい、その後、具体的な意見交換が行われ、参加者は導入に向けたイメージが整理されたようでした。

 県では、アドバイザー派遣のほか、トラクタや田植え機の自動操舵システムを始めとしたアグリテックの推進のため、農業用ドローン等にも活用可能なRTK-GNSS基地局のサービスを昨年度から提供していますので、御活用ください。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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