宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

色麻町の認定農業者が「スマート農業」について研修しました。

2024年12月23日 10時16分05秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和6年12月15日に色麻町認定農業者連絡協議会研修会が色麻町農村環境改善センターで開催され、町内の認定農業者等20人が出席しました。

 研修では、県農業振興課スマート農業コンシェルジュの庄子一郎氏から「宮城県におけるスマート農業」と題して、スマート農業の技術事例や活用のメリット、RTKシステム、実装に向けた調査や研究などについての講演がありました。

 出席者からは、「まくら地まで自動で作業できるのか」とか「太陽フレアの影響は」などといった具体的な質問がありました。また、「人手不足解消に役立つ技術レベルになるまでかなりの年数が必要だ」という意見や、逆に「若い人に農業に参入してもらうにはスマート農業のような先進技術を導入して関心をもってもらうとか、経験が少なくても熟練者並みの作業ができるなど、導入のメリットがある」という意見が出されました。

 普及センターでは、引き続き関係機関と連携して、認定農業者をはじめとした地域農業の担い手への支援を行ってまいります。

 

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

 


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ブロードキャスタを活用した堆肥散布の実演会を開催しました

2024年12月20日 15時49分32秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

令和6年12月10日(火)に、柴田町において、ブロードキャスタを活用した堆肥散布の実演会を開催し、土地利用型の農業法人やJA等の関係機関など27名が参加しました。

 近年、化学肥料等の資材高騰による経費の増加などが課題となっており、それらの対応策の一つとして堆肥の活用があります。

しかし、堆肥には「堆肥散布用の機械(マニアスプレッタ等)を新たに導入する必要がある」、「堆肥の流通体制が整備されていない」、「堆肥の品質や使い勝手が悪い」などのネガティブな印象を持つ人が多く。その不安を払しょくする必要があるため、この実演会を開催しました。

前半は、 堆肥活用による地力改善効果と水稲収量アップのポイントと題し、今年度、豚ぷん堆肥を利用した実証圃の試験結果から、単収が向上したことや肥料費の低減が図られたことなどを普及センターが説明しました。

後半は、今回使用した豚ぷん堆肥の特徴とフレコンバックを使用した運搬方法について(株)ヒルズから、また、トラクターに直付けされたクレーンによる堆肥の投入とブロードキャスタによる散布について(株)IHIアグリテックから、最後にRTKなどの測位システムを活用した農作業の効率化についてクボタアグリサービス(株)から、それぞれ説明いただいた後、機械作業の実演をしました。

 参加者からは「堆肥の導入効果が分かった」「堆肥に対する常識が変わりました」などの意見をいただきました。

 普及センターでは今後も農業技術の改善に役立つセミナー等を開催してまいります。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班

     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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令和6年度宮城県田んぼダム・アグリテックシンポジウムを開催しました

2024年10月31日 13時28分53秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和6年10月25日(金)、加美町のバッハホールにて、宮城県田んぼダム・アグリテックシンポジウムを開催し、農業者や農機メーカー、土地改良事業関係者、その他関係機関など241人にお越しいただきました。

 今回のアグリテックシンポジウムは、宮城県田んぼダム実証コンソーシアムが開催する田んぼダムシンポジウムと共催で行い、これまでのセミナーよりも幅広い方々に参加いただきました。

 後半のアグリテックの部では、東北農政局からスマ農新法に関する情報提供や、株式会社クボタの瀬尾様から最新のスマート農業技術とほ場整備の重要性について講演いただきました。また、事例として大崎市で行っているアイガモロボを活用した省力的な除草体系を紹介いただいた他、農業革新支援センターからは、普及センターと連携して行っているRTKシステムを活用した省力化の現地実証の成果を紹介しました。

 その他、講演会場には、農業機械メーカーがスマート農業機器を展示し、参加者が気になる技術について気軽に質問するなど、スマート農業技術の導入に向けて情報収集する姿がみられました。

 県では、スマート農業の普及拡大に向けて、アドバイザー派遣による専門的指導や、農業者や企業とのネットワークによる相互の情報発信など、農業者を支援しています。ご興味のある方は、各地域の農業改良普及センターや県農業革新支援センターにお気軽にご相談ください。

 

〈連絡先〉

宮城県農業革新支援センター (農政部農業振興課普及支援班)

宮城県仙台市青葉区本町3-8-1

TEL:022-211-2837

FAX:022-211-2839

E-mail:smart_miyagi@pref.miyagi.lg.jp(スマート農業のご相談はこちらまで)

Webサイト:https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/nosin/smart-agri.html

 

 


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スマート農機とほ場管理システムの活用により水田農業を「見える化」!

2024年10月22日 08時46分18秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 清々しい秋晴れの空の下で、有機栽培米の刈取が行われました。こちらのほ場では、県庁農業振興課と連携して、ほ場管理システム「ザルビオ フィールドマネージャー」を活用した可変施肥を実施したほか、移植後には、遠隔で水位の確認や水の出し入れが可能な「ファーモ 水位センサーと給水バルブ」、水田の除草作業の負担を軽減する「アイガモロボ」を投入するなどのスマート農機を活用して栽培に取り組んできました。

 刈取作業はヤンマーアグリジャパンの協力により、作業と連動してほ場ごとの収穫量やほ場内の収量のばらつきが「見える化」する、収量マッピングのためのデータ取得を同時に行えるコンバインによって進められました。さらに、このコンバインは外周部分を刈り取ることで、その後は自動走行が可能となり、運転者の負担軽減を図ることができます。

 普及センターでは、様々なスマート農機の実証に参画し、生産者の負担軽減につながる様々な技術の実証や普及に努めていきます。

 

 <問い合わせ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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大衡村の法人でアグリテックアドバイザー派遣を実施しました!

2024年08月14日 11時42分10秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 宮城県では、スマート農業技術の導入や効果的な活用に向けて、生産者へ有効な助言・指導を行うアドバイザー(専門家・先進的農業者)を派遣する事業を実施しています。

 7月26日に大衡村の法人に対して、近年普及が進んでいるザルビオフィールドマネージャーの活用について、サービス提供元のBASFジャパン(株)の担当者の方をアドバイザーとして派遣しました。

 ザルビオフィールドマネージャーは衛星画像からほ場の地力や生育状況を確認し、AIによるデータ分析を活用し施肥や防除の作業計画を立てるなど、効率的な営農をサポートするシステムです。今回は、システムの特徴や操作方法、効果的な活用方法を担当者の方から実演を交えて解説いただき、法人も今後の活用に弾みがついたようです。

 今後も普及センターではスマート農業の普及拡大に向けて支援を行って参ります。

 アグリテックアドバイザー派遣制度に興味がある方は、下記URLのホームページをご覧いただき、お近くの農業改良普及センターにご相談ください。

 

 宮城県公式ホームページ「みやぎアグリテックアドバイザー派遣」

 https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/nosin/agritech-adviser.html

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410

FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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アグリテックアドバイザー派遣研修会を開催しました

2024年08月08日 09時38分08秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和6年6月18日、気仙沼市の農業法人1社を対象に、普及センター主催のアグリテック研修会を開催しました。

 ヤンマーアグリジャパン㈱からアドバイザーをお迎えし、農作業機械で利用される自動操舵システムの機種、性能、価格の説明と規模や使用目的に応じた機種選定方法等について講義してもらい、その後、具体的な意見交換が行われ、参加者は導入に向けたイメージが整理されたようでした。

 県では、アドバイザー派遣のほか、トラクタや田植え機の自動操舵システムを始めとしたアグリテックの推進のため、農業用ドローン等にも活用可能なRTK-GNSS基地局のサービスを昨年度から提供していますので、御活用ください。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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令和6年度水稲乾田直播栽培現地検討会を開催しました

2024年07月31日 13時18分50秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

仙台農業改良普及センターでは、令和6年度から黒川地域で水稲乾田直播栽培に取り組む農業法人を対象に、安定生産と面積拡大に向けた支援を行うプロジェクト課題を実施しています。

そこで、水稲乾田直播栽培現地検討会を7月18日に開催しました。プロジェクト課題の対象としている5つの農業法人を対象に、関係機関担当者等約20名が参加しました。対象の農業法人の各ほ場を巡回し、農業法人の代表者から耕種概要を説明した後、普及センターから生育状況について説明しました。今回の検討会では、東北農業研究センターから2名の講師を招き、生育状況や病害虫・雑草の発生状況等を確認しながら、今後の栽培管理のポイントや追肥のタイミング等について助言をいただきました。

参加者からは、乾田直播栽培における砕土・整地のポイントや、除草剤散布や追肥のタイミングなどについて、多くの質問が出されました。また、乾田直播栽培の取り組みの拡大を図るための方向性などについて、活発な情報交換ができました。

普及センターでは、黒川地域での水稲乾田直播栽培の技術定着と面積拡大に向けて、生産者を支援していきます。

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410、FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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令和6年産「だて正夢」地域栽培塾を開催しました

2024年07月23日 16時07分44秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 大河原管内は県内における「だて正夢」全作付面積の約24%を占めており、「だて正夢」の栽培が盛んな地域です。

 大河原管内における「だて正夢」の高品質化及び収量の安定化に向け、7月17日に「だて正夢地域栽培塾」を蔵王町で開催しました。

 

 地域栽培塾では、「だて正夢」展示ほ場の生育調査結果に基づいた生育状況について説明したほか、展示ほ場の幼穂長を確認し、追肥時期の判断や出穂期の予想を行いました。

 特に、下記の①~③のポイントについて十分に注意するよう説明しました。

①今年度の気象経過から、水稲の生育がかなり早くなっており、出穂期が令和5年並に早くなると予想されること。

②管内における斑点米カメムシの発生が多いと予想されることから、出穂状況を確認して適切なタイミングで薬剤防除を行うこと。

③出穂期以降も高温傾向が続くと予報されていることから、水管理を適切に行い、土壌を湿潤状態に保つこと。

 

 秋には、おいしい「だて正夢」を消費者の皆様に届けられるよう、今後も生産者とともに生育状況を確認しながら、栽培技術のサポートを図って参ります。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班

     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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大豆用高速畝立播種機で適期播種を実現!

2024年06月13日 14時46分53秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和6年6月11日(火)に当普及センター主催で「RTKを活用した大豆高速畝立播種機実演会」を開催しました。本会は大豆の優良種子生産に向けた指導を兼ねて開催されたものです。

 大豆用高速畝立播種機は令和5年に販売が開始された播種機です。従来の耕耘同時畝立播種機は作業速度が2~3㎞/hですが、高速畝立播種機は6~7㎞/hの作業が可能で、麦刈りや降雨により遅れがちな大豆の播種も、適期に短期間で行うことが可能になります。

 実演会には生産者・関係機関ら25名が参加し、古川農業試験場の研究員による高速畝立播種機の特徴や播種前の整地のポイントの説明を熱心に聞いていました。

 石巻地域では県内大豆生産量の約22%を占める大豆の主要な産地です。当普及センターでは、今後も優良大豆の生産支援およびスマート農業技術の活用による省力化に向けた支援を行っていきます。

 

 <連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター

 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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圃場整備事業の一部完成を祝うセレモニーとスマート農業技術を導入した田植機、トラクタ等の実演会が開催されました

2024年05月20日 17時14分46秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

(本文)

角田市の尾袋川東地区では、既存の水田を2ha区画に作り直し、更に自動水管理システムの導入を行う工事(圃場整備事業)を令和3年から実施しています。工事は令和11年に終了予定ですが、今回計画のうち一部が完了したことで営農可能な水田ができたことから、それを祝してのセレモニーが行われました。

また、完成した水田を会場に、大手農機具メーカー3社による自動操舵システムを導入した田植機、トラクタ等のスマート農業機械の実演会も併せて開催されました。

 

大河原農業改良普及センターでは、これまで当地区の担い手法人設立等の支援を行ってきたことから、セレモニーに来賓として招かれました。また、同日に実施されたスマート農業実演会にも参加し、実際に田植機に試乗する等、今後の技術普及に向けた知見を得ることができました。

 

今後も、管内における担い手の育成及び農作業の更なる省力化や軽労化が実現されるよう、取組を進めてまいります。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班

     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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