特定農山村法によって中山間地域に指定されている登米市東和町の活性化を支援するため,普及センターでは,東和町米谷6区,7区の地域活性化活動を行っている「ろくしち活性化委員会」をプロジェクト活動の対象として支援しています。
「ろくしち活性化委員会」では,11月23日に「秋の収穫祭」と題して,委員会で管理している集落農園に地域の子供達や登米市内外の住民を招き,農業体験を通じた交流イベントを開催しました。イベントでは,委員会で作付けしたさつまいもや,農園内に自生しているクレソンの収穫,会員宅での柿収穫体験を行いました。イベントには子供14人,大人14人が参加し,豊かな自然の中で,のびのびと農業体験を楽しみました。収穫体験後は,農園で収穫されたもち米で餅つきも行われ,あんこ餅やきなこ餅,雑煮が参加者に振る舞われました。
中山間地域の農業は,山がちな地形による傾斜や,日射量の少なさ等により,平坦な土地よりも耕作条件が厳しいという課題があります。また,今年は梅雨が長引き,雨が多く降ったため,集落農園では思うように農産物が収穫できませんでした。今後は今年の集落農園の活用内容やイベント内容を反省し,より良い活動に向けて検討を重ねていく計画です。
普及センターでは今後も農村地域の活性化活動を支援してまいります。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522