東日本大震災の津波や地盤沈下など大きな被害を受け,災害復旧及び復興基盤整備が進められた東松島市洲崎東名地区で6年ぶりに本格的な営農を再開しました。
当地区は東日本大震災の津波で堤防が破壊され,農地は約50cm沈下し,約80haが長期間にわたり海水に浸かっていましたが,盤上げ,除塩工事,ほ場整備が進められ,このうち今年度は完工した40haで水稲を作付けしました。
平成28年5月20日には「奥松島地域営農再開実証プロジェクト」の一環として,水稲移植セレモニーが行われました。当プロジェクトは農地の復旧事業と並行して,地元農業者,行政機関,JAなどがメンバーとなり,26年度から水稲や大麦などの試験栽培を行い,塩害の影響などを調査しながら,営農再開に向けて準備を行ってきました。
また,震災後に地域農業の再開を目指し地元農家で立ち上げた「奥松島地域の農地を考える会」を母体とした『農事組合法人奥松島グリーンファーム(代表理事:菊池照夫,構成員11名)』が平成27年3月に設立され,当地区の担い手となりました。
待望の本格的な水稲の作付けを再開した法人メンバーは,復興への第一歩を踏みしめ,「まだ,始まったばかりで不安はあるが,グリーンファームの名にちなんで,地域を緑で覆い,秋にはおいしい米を収穫できるよう頑張りたい」と豊作・復興を祈願していました。
引き続き,普及センターでは関係機関と連携して復旧田の栽培技術や担い手育成の支援を継続し,地域農業の復興に取り組んでいきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999
当地区は東日本大震災の津波で堤防が破壊され,農地は約50cm沈下し,約80haが長期間にわたり海水に浸かっていましたが,盤上げ,除塩工事,ほ場整備が進められ,このうち今年度は完工した40haで水稲を作付けしました。
平成28年5月20日には「奥松島地域営農再開実証プロジェクト」の一環として,水稲移植セレモニーが行われました。当プロジェクトは農地の復旧事業と並行して,地元農業者,行政機関,JAなどがメンバーとなり,26年度から水稲や大麦などの試験栽培を行い,塩害の影響などを調査しながら,営農再開に向けて準備を行ってきました。
また,震災後に地域農業の再開を目指し地元農家で立ち上げた「奥松島地域の農地を考える会」を母体とした『農事組合法人奥松島グリーンファーム(代表理事:菊池照夫,構成員11名)』が平成27年3月に設立され,当地区の担い手となりました。
待望の本格的な水稲の作付けを再開した法人メンバーは,復興への第一歩を踏みしめ,「まだ,始まったばかりで不安はあるが,グリーンファームの名にちなんで,地域を緑で覆い,秋にはおいしい米を収穫できるよう頑張りたい」と豊作・復興を祈願していました。
引き続き,普及センターでは関係機関と連携して復旧田の栽培技術や担い手育成の支援を継続し,地域農業の復興に取り組んでいきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999