12月13日気仙沼青果物流通市場で,JA南三陸階上いちご部会出荷目揃会が開催されました。全農みやぎ園芸部担当者から,県内の出荷状況について説明を受けた後,階上いちご部会の方と出荷規格についての確認作業を行いました。
普及センターでは,10月上旬から行っている生育調査結果と今後の管理についての報告を行いました。昨年は厳しい残暑の影響で,出荷開始が大幅に遅れてしまいましたが,今年度は花芽検鏡による適期定植が徹底され,昨年よりも2~3週間早い12月上旬の出荷出揃いとなりました。しかし,気仙沼市では,10月が寡照だったこともあり,草高は前年比1.1cmマイナスとやや低い草姿となっています(12月3日調査)。調査結果の報告後,今後の出荷規格の変更や草勢が落ちる厳冬期の管理方法も含め,部会員の方と関係機関で活発な意見交換が行われ,内容の充実した目揃会となりました。
今後も普及センターでは,「気仙沼いちご」の産地復興を目指し,被災農家の営農状況の改善を支援するとともに,栽培技術の高位平準化に向け活動していきます。