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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

加工用ばれいしょの生育を確認!石巻地域現地会を開催

2024年06月27日 16時59分51秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和6年6月19日に東松島市矢本地区と石巻市桃生地区で加工用ばれいしょを栽培している農業法人を対象に「石巻地域ばれいしょ現地検討会」を開催しました。農業法人3社のほか、JAいしのまきの営農担当者や県関係者など20名が参加しました。

 普及センターからこれまでの気象経過や耕種内容等を説明し、生産者からは取組状況が報告されました。また、加工用ばれいしょの出荷先であるカルビーポテト株式会社から「排水対策」や「尿素溶液による追肥」などの説明をいただきました。収穫にはまだ1か月ほどありますが、同社によるいもの掘り取り調査では、いもが順調に肥大していることが確認できました。

 一部の排水不良畑で生育不良は見られるものの、今のところ、生育は概ね順調で、早いほ場では7月20日位から収穫できる見込みです。

 普及センターではJAいしのまきと連携して,これからもばれいしょの作付け拡大に取り組んでいきます。

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班

  TEL0225-95-1435 FAX0225-95-2999


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第1回美里地区みやぎ農業未来塾「資質向上研修」を開催しました。

2024年06月27日 14時50分08秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和6年6月14日(金)に農事組合法人みらいす青生(美里町)を会場に、第1回美里地区みやぎ農業未来塾「資質向上研修」を開催し、宮城県農業大学校水田経営学部2年生が参加しました。

 はじめに、宍戸代表理事組合長から、土地利用型作物や野菜など約100haの大規模経営の概要や雇用状況についてお話しをいただいた後、実際に当法人に就職した県農業大学校OB2名を交え「農業法人に受け入れられるための準備について」をテーマに意見交換を行いました。

 参加した学生から、「学生時代に修得すべき資格や技能はあるのか」、「ベテランの方と円滑にコミュニケーションをとるためにはどうすればよいのか」などといった質問があり、「フォークリフトの免許を取得しておくと実務で役立つ」、「普段から地元の方や農業大学校職員と会話をする機会を作って、年上の人と話すことに慣れておくこと」といったアドバイスをいただき、有意義な研修会となりました。

 最近は、県農業大学校卒業生の進路として農業法人への就職が年々増加傾向にあり、農業法人側も人手不足の中で、人材獲得への動きが活発化しています。  

 普及センターでは、今後も将来的な農業の担い手確保のため、就農希望者や新規就農者の資質向上に向けた支援を継続していきます。

美里農業改良普及センター  地域農業班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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令和6年度登米地域果樹産地協議会総会が開催されました

2024年06月27日 09時53分13秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和6年6月17日に、JAみやぎ登米東部園芸センターで令和6年度登米地域果樹産地協議会総会が開催され、生産者会員7名、関係機関職員5名が参加しました。

当協議会は、「登米地域果樹産地構造改革計画」の策定、推進を目的に令和2年7月に設立され、これまで、りんごの省力樹形(V字ジョイント栽培)による新植などの取り組みを進めてきました。

普及センターでは、引き続き関係機関と連携しながら、登米地域果樹産地協議会の取り組みを支援してまいります。


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「ピーマン・パプリカの現地巡回指導会」が開催されました

2024年06月27日 08時35分39秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和6年6月3日(月)にJAみやぎ亘理南部営農センター管内にて、「ピーマン・パプリカの現地巡回指導会」が開催されました。夏に向けて定植後の生育確認と、現地指導を兼ねて開催したものです。

 山元町山下地区では10人程の生産者がピーマンとパプリカを栽培しています。県南地区の温暖な気候と、パイプハウスを利用し、秋遅くまで出荷しています。

 現地巡回は関係機関4人で、6人の生産者を巡回しました。ピーマンでは、アブラムシや斑点病に注意し、適切に防除するよう助言しました。パプリカでは、4月以降の天候により草勢が強くなっているため、最初の果実はやや大きめにしてから摘果する等、生殖成長とのバランスをとるようにすることと、葉欠き、整枝等の管理作業を今後強めに行うことなどをアドバイスしました。

 巡回の結果、今年の生育は順調でしたが、虫の発生がやや多かったため、生育を見ながら適切な防除を呼びかけました。普及センターでは、収量アップに向けた管理等の支援を引き続き行っていきます。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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JA新みやぎあさひなねぎ部会栽培講習会と若手生産者交流会が開催されました!

2024年06月26日 16時18分11秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

   

 令和6年6月11日にJA新みやぎあさひな統括営農センター主催で、ねぎの栽培講習会が開催され、同ねぎ部会員37名が参加しました。

 (株)渡辺採種場 瀬峰研究農場の研究員を講師に迎え、「梅雨から夏にかけての栽培管理のポイント」をテーマに、病害虫防除や排水対策、高温期の管理の注意点などについて講義が行われました。普及センターからは、今年度に実施した農薬展示試験の結果について情報を提供するとともに、今後発生が増加する、ねぎべと病の予防的防除とネギアザミウマの早期防除について注意喚起を行いました。

 また、栽培講習会終了後に、普及センターが主催して若手生産者の交流会を開催し、ネットワークづくりを支援しました。交流会は、5名の生産者が参加し、初顔合わせのメンバーもいましたが、自分の生産状況や課題等を発表し、ざっくばらんに情報交換を行いました。

 普及センターでは、引き続き、若手生産者の栽培技術の向上とネットワークづくりを重点的に支援し、農業の担い手育成(産地の活性化)に取り組んでいきます。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410

FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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JA名取岩沼ハウスきゅうり部会抑制きゅうり栽培講習会でコーヒー残渣を使用した土壌還元消毒について情報提供しました

2024年06月26日 14時51分21秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 管内のきゅうり産地では、ホモプシス根腐病の対策として化学薬剤による防除や米ぬかを使用した土壌還元消毒(高温で湛水し病原菌を殺菌する土壌消毒方法)の取組みが行われてきましたが、前者は作業者の負担が大きいことまた両者ともに資材価格が高騰した状況にあり代替策が望まれていました。 

 当普及センターでは、令和5年から大手飲料メーカーの協力によりコーヒーを抽出した後に廃棄されるコーヒー残渣を使用した土壌還元消毒を当部会と連携して実証してきました。昨年、安価で防除効果が高いことが証明されたため、今年は管内で10名の生産者が取組むことになりました。

 本栽培講習会では、コーヒー残渣の特徴やコーヒー残渣を使用した土壌還元消毒のコツについて実証事例に基づき情報提供を行いました。

 生産者からは、「コーヒー残渣がなぜ土壌還元消毒で使用可能であるのか」や「殺菌効果を高めるための方法」について質問があり、「油分も十分に含まれており易分解性有機物であるため」や「有機物分解菌を十分に増殖させるためにも2週間から3週間の消毒期間を設けること」等の指導を行いました。

 当普及センターでは、安価で環境にやさしい土壌消毒方法等の普及を通じてきゅうり生産を引き続き支援していきます。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 

 


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清水地区法人化研修会が開催されました

2024年06月26日 11時07分58秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 色麻町清水地区では、農地整備事業を契機に担い手への農地集積や高収益作物の導入を行うことにしており、清水集落営農組合を中心に地域営農体制の検討を進めています。

 令和6年6月19日には、清水地区法人化研修会が開催され、集落のベテランから若手農家、女性など25人とJA、町、普及センター職員6人が出席し、集落営農の取組から法人化を検討する場合の制度や運営・資金などについて勉強しました。

 講師の県担い手育成総合支援協議会事務局長 齋藤牧人氏からは、法人の形態や会計、財務管理などについて、さらにJA加美よつば営農販売部次長 根本光男氏からは、法人設立直後の円滑な運営のポイントなどについて事例紹介を交えて講演がありました。

 出席した農業者からは、「大変わかりやすかった」との感想が聞かれ、それぞれに「法人化したら自分の経営はどう変化するのか」とか「リタイヤしたら誰が耕作するのか」などの疑問を考える良い機会となったようです。

 普及センターでは、今後も関係機関と連携して清水地区の地域営農体制の検討を支援していきます。

 

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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小牛田地域精進料理の会が定例会を開催しました

2024年06月26日 10時09分39秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 地域に伝わる精進料理を受け継ぎ、伝承する活動を行っている「小牛田地域精進料理の会」が、令和6年度第1回定例会を6月11日に美里農業改良普及センターで開催しました。

 

 今回は会員等8人が、季節の野菜を使用した「精進揚げ」や「そうめん汁」、「三角油揚とバレンこんにゃく」等の料理の実習を通じた伝承に取り組みました。

 当日は、予定していた7品の料理に加えて、「使用する食材の全てを活用する(野菜の皮も何も捨てない)」という精進料理の神髄に則って、だしを取った後の昆布や調理で余った野菜等を活用した煮物等を同時並行で作り、約2時間で手際よく完成させました。

 完成した料理は「皿」や「坪」、「汁」といったそれぞれ決まった食器に盛り付けて配膳し、試食を行いました。会員及び参加者は、今回作った料理の由来や普段使いする際のポイント等について、料理を味わいながら情報交換を行っていました。

  

 普及センターでは、引き続き地域伝統食の伝承や普及活動の支援を行っていきます。

   

 

<問合せ先>

  美里農業改良普及センター  地域農業班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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今まさに満開!オリーブ園巡回

2024年06月25日 15時51分17秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年6月13日と14日、石巻市内においてオリーブを栽培している4つの園地を生

産者、石巻市職員及び普及センターとで巡回し、開花状況や病害虫の発生状況等を確認

しました。

開花始は6月上旬で巡回当日は殆どの園地で満開を迎えており、例年より生育ステージ

が早まっているほか、着花量も多い状態でした。また、一部の園地で5月にハマキムシ

の発生が見られましたが、その後の薬剤散布により病害も含め発生は抑えられていまし

た。

 石巻市のオリーブ栽培は、震災復興のシンボルとして平成26年から植栽をスタート、

平成29年には「石巻市北限のオリーブ研究会」を発足させ、年々面積と生産量を拡大し

ています。今後も生育が順調に進み、昨年以上にオリーブ油等の生産拡大が期待されま

す。

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班 TEL0225-95-1435 FAX0225-95-2999


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色麻町特産えごまの播種作業を機械化しました

2024年06月24日 12時02分13秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

    えごまは、シソ科の植物で、その種子から搾油したえごま油は、魚油に含まれるDHAと同じ成分が含まれており、栄養価が高い食材として注目されています。色麻町では、平成12年から水田転作としてえごま栽培を振興しており、えごま油、ドレッシングなどの加工品は町の代表的な特産品です。

 えごまは機械で定植でき、収穫までの管理作業はほとんどなく省力的な品目ですが、10aあたり4000本前後使用する苗は、ゴマ粒ほどの種子を128穴のセルトレイに2粒播きして育苗するため、播種作業が栽培拡大の妨げの一因となっています。

 そのため、今年度、町内で初めて4戸の生産者が共同で土入れ機と真空播種機を導入し、6月18日に播種作業を行いました。この日は約600トレイを5時間で播種することができました。今年は1700トレイの播種を予定しており、真空播種機を操作した生産者は、「こんなに早く、きれいに蒔ける!」と感嘆の声をあげていました。

 また、えごまの生産拡大に向けては、適期収穫期間が短いことも課題となっているため、普及センターでは、町えごま栽培推進協議会、種苗メーカーと連携して、収穫時期の異なる品種比較試験を行など、引き続き町の特産物えごまの生産振興を支援していきます。

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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