宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「タフブロック」実演会が開催されました。

2020年03月31日 13時44分57秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 

 令和2年3月26日に,JAいしのまき河北営農センター主催の「タフブロック」実演会が開催され,河北・北上地区の生産者約10名が参加しました。「タフブロック」とは水稲種子消毒用の微生物農薬で,種籾表面に有効成分の菌を定着させ育苗期期間中にこの菌が増殖することで,病原菌の増殖や侵入を防ぎます。今回の実演会では,催芽時の使用方法が実演され,催芽機の水槽の水の中に「タフブロック」を溶かしたあと,籾全体に有効成分が行き渡るように,種籾が入った網袋を揺すりながら水槽に入れることや,網袋を取り出す際は,有効成分が流れ落ちないようゆっくり取り出すことなどの注意点が説明されました。普及センターからは,種籾の準備や健苗育成の大切なポイントと,法人の設備や機械に合わせた「タフブロック」の使用手順について助言しました。生産者からは,種籾の脱水(水切り)や水で種籾の温度を下げて芽の伸びすぎを抑える芽止めの方法などについて質問があるなど活発に意見交換が行われ,有意義な実演会となりました。普及センターでは今後も,水稲の安定生産に向けた支援を続けて参ります。

 

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第1班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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令和元年度清流「蔵の華」廿一会総会が開催されました

2020年03月30日 09時27分39秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 令和2年3月25日に気仙沼市の上廿一会館において,清流「蔵の華」廿一会の総会が開催されました。清流「蔵の華」廿一会では酒米品種「蔵の華」の生産に取り組んでおり,気仙沼市内の2つの蔵元に生産した「蔵の華」全量を出荷しています。
 総会に先立ち,普及センターから令和元年産の水稲の作柄及び令和2年産の育苗管理等について講習を行いました。令和元年は,異常気象や高温の影響など,稲作農家にとっては難しい年となりましたが,会員の皆様の努力により,良質な「蔵の華」が生産されました。
 出席した気仙沼市内の蔵元は,「今年は「吟のいろは」という新品種が登場し,酒米に注目が集まっています。宮城では品質の高い酒造りが行われており,気仙沼産「蔵の華」生産のさらなる拡大を期待します」と話していました。会員からは,「異常気象がつづいているが,今後も栽培技術を磨き,生産をがんばりたい」との声が聞かれました。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター      先進技術班 
 TEL:0226-25-8069  FAX:0226-22-1606


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『にいつき軽トラ市』品揃え・集客・販売力向上を目指して

2020年03月23日 17時40分54秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 『にいつき軽トラ市』は,みやぎグリーン・ツーリズムアドバイザーの早坂久美氏を講師に招き,「市の開催期間中切れ目なく販売品・販売額を確保するためには」というテーマで去る2月26日と3月18日に研修会を開催しました。
  第1回目では,近年の直売所の現状と売れる農産物のポイントについて学び,軽トラ市で現在販売している農産物について時期別で整理しながら,今後どのような品揃えを目指していくかを検討しました。
  第2回目には,集客を増やすための工夫や来客の購買意欲を向上させる工夫について他の直売所等の事例から学び,毎月イベントを開催することやその宣伝方法,販売促進のためのPOPの作成・設置について検討しました。実際に参加者全員でPOP作成の練習を行い,それぞれ自分の商品の強みやこだわりを思い思いに書き込みながら,「これなら自分たちでも簡単に実践できそう!」と,5月からの開催に向けて意欲の高まりが感じられる研修会となりました。
  
  ※『にいつき軽トラ市』
   気仙沼市下八瀬を通る国道284号沿線の新月パーキングの敷地内で5月の第2,4土曜日,6 月からは毎週土曜日,12月までの8か月の間,午前9時から12時まで開催。地場産の農産
  物や農産加工品などが販売されています。
 
<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606


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りんご若手農業者研修会を開催しました

2020年03月23日 09時10分53秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

管内では,4戸の若手後継者がりんご栽培に取り組んでいますが,近隣にりんご農家が少なく,他の園地を見学したり,情報交換する機会が少ない状況です。そこで,技術の向上と情報交換を目的として,令和2年3月11日に山元町,亘理町のりんご園及び亘理農業改良普及センターで研修会を開催しました。当日は,大河原及び亘理農業改良普及センター管内のりんご栽培若手農業者11人が参加しました。

まず,最初に山元町及び亘理町のりんご園2か所を見ながら,経営や栽培管理について説明いただきました。その後,亘理農業改良普及センターに移動し,当普及センター職員がりんご園の土壌分析結果に基づく栽培管理について講義を行いました。

今回の研修会は,自分の園地の管理を見直す良い機会となりました。さらに,「ほかの参加者の園地も見てみたい」,「若手だけでせん定講習会を開催してみたい」等の積極的な意見が出るなど,市町を越えた活発な情報交換を行うことができました。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
                  TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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みなみかたFRAISE倶楽部 先進技術を学ぶ!

2020年03月19日 13時19分53秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和2年3月2日に,登米市南方町でみなみかたFRAISE倶楽部のいちご栽培講習会が開催されました。当倶楽部は15年ほど前に発足した組織で,前身は南方いちご部会になります。現在の会員は3名で作付面積も55aと僅かですが,土耕のおいしい「とちおとめ」づくりにこだわっています。

 近年,いちご産地に積極的に取り入れられている環境制御技術,高濃度炭酸ガスくん蒸処理,UV-Bランプについて学習したいとの要望を受け研修会を開催しました。

 まず,環境制御については,会長のほ場にモニターを数日間設置して得たデータを見ながら,CO2の施用が必要な時間帯や濃度等について,自分で行っているやり方と比較する「気づき」の学習を行い,併せて,ハウス内環境を数値で把握することの大切さを説明しました。続いて,最も問題となっているダニ対策について,高濃度炭酸ガスくん蒸処理を行うことで,定植時のダニ類の寄生を皆無できることから,劇的に改善する可能性があることを説明しました。最後に,UV-B照射によるうどんこ病対策については,UV-B照射は殺菌するのではなく,照射された植物体自身の抵抗力を誘導するもので,結果として病気の発生が少なくなるため,防除回数が少なくなるメリットを説明しました。

 特にCO2の施用について,データで示されたことで,これまでのやり方との間違いに気づき,「早速改善する」との発言もあり,開催効果がいち早く現れた研修となりました。

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


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令和2年気仙沼地区4Hクラブ連絡協議会通常総会が開催されました

2020年03月18日 16時28分01秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 3月12日に令和2年度気仙沼地区4Hクラブ連絡協議会通常総会が気仙沼合同庁舎にて開催されました。総会では令和元年度の活動内容を振り返るとともに,これから1年間の活動計画が協議されました。
  令和元年度は,宮城県農村青年のつどいでの最優秀賞受賞や宮城県農村教育会議「農村青年の主張の部」での最優秀賞受賞など,クラブ員の活動成果が高く評価される1年となりました。令和2年度も引き続き管内の高校生との交流や若手農業者同士の交流活動に積極的に取り組んでいくことや,クラブ員同士で協力して販売会に出店しクラブ活動をPRする機会を作っていくなど,クラブを盛り上げるための取り組みについて有意義な話し合いが行われました。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606


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未来につながる持続可能な農業推進コンクールでサンフレッシュ小泉農園が東北農政局長賞を受賞しました

2020年03月18日 14時29分05秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  気仙沼市本吉町でトマトを生産する株式会社サンフレッシュ小泉農園(今野圭市社長)が,令和元年度東北ブロック未来につながる農業推進コンクールGAP部門で東北農政局長賞を受賞しました。
  本コンクールは,農林水産省が持続可能な農業の確立を目指して意欲的に経営や技術の改善等に取り組んでいる農業者等を表彰するもので,「GAP部門」と「有機農業・環境保全型農業部門」の2部門が設けられています。
 サンフレッシュ小泉農園は,平成27年の生産開始から生産工程における衛生管理や作業改善を効果的に進め,平成30年にはグローバルGAP認証を取得しています。
 3月17日に当農園で行われた表彰伝達では,東北農政局の真壁生産部長から今野社長に賞状が贈られ,今野社長は「このような賞をいただけたのは従業員が継続して努力してきた成果。これからの経営の励みにしたい。」と語っていました。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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集落営農法人の第4回通常総会が開催されました

2020年03月18日 11時16分54秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保


 令和2年3月15日(日),農事組合法人ファーム南栗原(松田久義代表理事組合長;組合員20名)の第4回通常総会が開催されました。
 農事組合法人ファーム南栗原は,平成18年12月設立の集落営農組織「南沢営農組合」を母体とし,平成28年6月10日に登記した栗原市一迫南沢地区の集落営農法人です。南沢地区の稲作と転作を担うため,産地パワーアップ事業(国庫)を活用して,農業機械やライスセンターの整備を進め,令和元年産水稲の生産体制を整備されました。
 令和2年度は主食用と飼料用の水稲あわせて40ヘクタールを生産する計画です。農事組合法人ファーム南栗原は,普及センターほか関係機関や集落営農組織の求めに応じ,視察受け入れや講師依頼を受け,集落営農法人の設立運営経験を惜しみなく情報提供してくれます。
 同地区で,水耕栽培の葉物野菜生産をしている㈲耕佑からは「土地利用型農業のファーム南栗原と,施設野菜の耕佑,ともに手を携えて地域活性化に向けて進んで参りたい」との祝辞(エール)が寄せられておりました。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター地域農業班    
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144


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石巻地区4Hクラブ連絡協議会通常総会が開催されました。

2020年03月17日 11時27分52秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 令和2年3月13日、石巻地区4Hクラブ連絡協議会が令和2年度総会を開催しました。
 総会では,令和元年度の事業と決算の報告,令和2年度の事業計画と予算案など4本の議案が審議され,すべて承認されました。
 新型コロナウィルスによる影響で会合やイベントが次々と中止や延期になる中,この総会は予定通りの日時で開催されましたが,審議は速やかに行い,短時間で閉会しました。
 令和2年度も,石巻地区4Hクラブ連絡協議会は,石巻合庁における直売活動「青空市」や県内外への視察研修を行い,自身の栽培技術や経営内容の向上に努める計画となっており,普及センターでは引き続き活動を支援してまいります。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999


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女性農業者の起業活動を支援する相談会を開催しました

2020年03月17日 11時27分52秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 令和2年3月11日に,管内の女性農業者の起業活動の活発化と持続的な事業展開を図る一助とするため,仙台市太白区柳生の農家レストラン『柳生旬彩ひだまり』を会場に,『女性起業者フォローアップ相談会』を開催しました。
 相談会には,管内女性起業者5名が参加し,もうそろそろ引退・・といいつつ,皆さん元気いっぱい!,自ら作った農産加工品を実際に持ち寄るなど活発な会となりました。
 相談会では,株式会社東北農都総合研究所 代表取締役の片岡修一氏に事例紹介やアドバイスをいただきました。参加者たちは後継者育成等の問題を抱えており,継いでもらうためにはある程度の儲けが必要だと考えていたようですが,片岡氏から「今の若い人の興味は『儲け』ではなく,農村や農家の『暮らしや文化』だ」と聞き,新たな視点をもったようです。また,事業開始から年数が経過し,経営のマンネリ化に不安を抱えていることについては,「若い人とふれあい,意見を取り入れることで,新たな経営の方向性を見つけることができ,自分たちも元気になる!」と事例を交えながらわかりやすく説明していただきました。
 普及センターでは今後も女性農業者の起業活動を支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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