南三陸町入谷地区では,中山間地域に適した特産品の定着を目指し,漢方薬として用いられる薬用作物「トウキ」の栽培が今年も開始されました。通常「トウキ」は育苗に1年,本畑で1年の計2年を要する作物です。
入谷地区では,除草労力の軽減と土壌水分の安定を目的に黒マルチを利用し,千葉大学の協力によりセルトレイで育苗された苗を移植することで,1年で慣行とほぼ同等の収量を得られる栽培体系で栽培してます。
栽培者である「株式会社南三陸農工房」では,11月の収穫に向け適切な栽培管理を行いながら当地区での適性等の検討を進めていくこととしています。
普及センターでは,今後も地域の特産品づくりを支援していきます。
<連絡先> 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606