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厚労相、B型肝炎元原告に初めて謝罪 新聞とテレビ報道

2009年06月17日 | 肝炎救済に関連して

テレビの報道が紹介されています。ビデオもありますので是非見てみてください。
FNNB型肝炎訴訟 舛添厚労相、元原告らと面会し謝罪「心よりおわびを申し上げたい」

集団予防接種によってウイルスに感染したとして、2006年に最高裁が国の責任を認めたB型肝炎訴訟。判決からちょうど3年目の16日、元原告たちが舛添厚生労働相と面会した。
舛添厚労相は「国の責任で、予防接種によるB型肝炎ウイルスの感染という被害を起こしたということはきちんと反省をし、そして原告とご家族の方々に対しても、心よりおわびを申し上げたいというふうに思っております」と述べた。
B型肝炎訴訟・元原告代表の木村伸一さん(44)が「それは、われわれとしては、厚生労働大臣として謝罪ということで受け止めて」と述べると、舛添厚労相は「もちろんそういう意味で」と答えた。
1980年代まで行われていた集団予防接種での注射器や針の使い回し。
これによってB型肝炎ウイルスに感染したとして、木村さんら5人が国を訴えていた裁判で、2006年6月、最高裁は国の責任を認定した。
これをもって、木村さんらは肝炎患者全体の救済につなげようと、大臣との面会を厚生労働省に求めてきたが、事実上拒否され、この間に原告の1人は亡くなった。
B型肝炎訴訟・元原告の亀田谷 和徳さんは「わたしたちが安心して治療を受けて、病気に打ち勝つことができるように、国にいっそう努力していただきたいと」と話した。
今回の面談時間はおよそ18分間で、舛添厚労相から新たな肝炎対策の約束はないまま、予定時間が終了した。
木村さんは「きょうの面会を機に、さらにわれわれと話す場をつくっていただけることを切に望んでいます」と語った。
最高裁判決を受けた5人以外、責任を認めない厚労省に対して、B型肝炎患者の提訴が相次ぎ、16日で原告数は330人と、いまだ解決の道筋は見えていない。
(06/17 01:14)

TBS厚労相、B型肝炎元原告に初めて謝罪

 B型肝炎訴訟で舛添厚生労働大臣が元原告らと会い、初めて謝罪しました。
 「国の責任で予防接種によるB型肝炎ウイルスの感染被害を起こしたことをきちんと反省をし、原告・ご家族に対しても心よりおわび申し上げたい」(舛添要一厚労相)
 舛添大臣は16日、2006年のB型肝炎訴訟の元原告の木村伸一さんらに面会し、初めて謝罪しました。
 最高裁判決ではB型肝炎感染の原因を国の集団予防接種による注射の使い回しと認定し、国に損害賠償の支払いを命じていますが、判決から丸3年経ってようやく大臣との面会が実現したものです。
 「10分という区切られた時間の面会で非常に不満の残る面会だった」(B型肝炎訴訟の元原告の木村伸一さん)
 B型肝炎訴訟の原告団は、大臣の謝罪については「一定の前進」としながらも、全国の被害者救済について前向きな発言がなかったことは極めて遺憾だとしています。
 B型肝炎訴訟では16日、新たに提訴した45人を含め、全国で330人の原告が国に損害賠償を求めています。(16日17:19)
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