酒と葉巻とラーメンの日々 つれづれ日記 

無欲恬淡 酒と葉巻とラーメンを好む出張男の別荘・投資生活の実態をさらけ出します

南萬屋

2010-11-03 17:38:30 | ラーメン
近所に蕎麦屋ができてたんで食ってきた。屋号は南萬屋(なんばんや)。普通のもり蕎麦・かけ蕎麦も注文できるけど、屋号からしておすすめは「肉南そば」。冷たいお蕎麦に冷たいだし汁をかけて、その上に肉と長葱を炒めたものが盛られている。それだけみるとちょっと野卑た料理に思えてしまうけれども、違った。旨さが際立っていて品がどうこうのものじゃない。逆に蕎麦湯や薬味の使い方に品がありすぎるくらいなものだ。そのくらい洗練された蕎麦料理ということ。

麺は極太と細麺(普通サイズ)が選べる。今回極太を注文したけれどもこれがすごい。普通の蕎麦のようにつつーっとたぐるものじゃない。蕎麦を噛ませるのだ。この行為が蕎麦の香りを最大限に引き出させて食者は悦びにつつまれる。ただし茹で時間が約10分ほどかかるのがアレでこの点で普通の蕎麦料理とは一線を画するものだということを主張しているようだ。

出汁も鰹がきちんとでている。良い仕事だと思う。

温かい肉と葱炒め。これがこの「肉南そば」のメインテーマで、結論からいって、冷たく旨い出汁と油はとても相性が良い。出汁で食わせる天婦羅屋を思い浮かべて欲しい。食感は全く違えども旨さは似た系統のものだ。

蕎麦湯を御猪口で飲ませるところに店の自信を感じる。これがウチの蕎麦湯ですと胸はって主張できるくらいに旨い。薬味の柚子刻みも良い。香りの変化が楽しめる。一味・七味もよいものを選んでいる。

結論からいってこの蕎麦料理屋、最高だと思う。常識を排する蕎麦料理、独創性と素材の選出、その演出は「食」という行為を卑下たものから上品な営みへと昇華させる。下町にもこういったお店があるから油断ができない。ちなみにこの「南萬屋」オープンしたのは今年6月だという。油断大敵とは僕のためにある熟語だと思った。

住所:江東区森下1ー14ー7
肉南そば 900円
もり・かけ 600円

H22.11.3 16:24 東陽町 LYNX

谷やんラーメン

2010-11-03 17:30:24 | ラーメン
このブログにも何度か書いた記憶があるけど谷やんラーメン。
スープは豚骨醤油、麺は黄色い昔ながらのもの。日曜・祝祭日は休み。深夜0:00過ぎまで営業している。ちなみに店主は元相撲取り。どの格で辞めたのかは知らない。10年くらい前は越中島の商船大学前で屋台で営業していたと聞く。

スープの濃度が高まる土曜深夜がおすすめでこれが癖になるような旨いものだと言い切れる。薬味の胡椒と生ニンニクを入れるとスープはもりもりっと存在感が高まる。麻薬的というかなんというかそういうもの。麺はよくも悪くも昔ながらでこれは好みが別れるところだ。叉焼は分厚いものがドンと数枚入ってる。僕はあまりにもここのラーメンを食べ過ぎていて、もう改めて誉めたり他人に紹介したりすることはないと思っていたのだが・・・。

なぜ今回、谷やんを紹介したかというと、僕はとても情報取得が遅いから、知ってるひとは多いかと思うけれども、この店主とてもケータイが好きなようだ。んで最近寄ってみたらそのケータイがスマートフォンに変わっていたことに衝撃をうけたものものであり、そのスマフォの機種までは判別できなかったけれども、おそらくあのエッジはXperia(エクスぺリア)ではないかということ。谷やんがあの太い指でXperiaの液晶を必死に擦っている。自慢の鯉の写真を客に見せるているのだ。いや、笑っては失礼か・・・。

「谷やんラーメン」は深川・仲町近辺で最も有名なラーメン屋の一つである。

H22.11.3 1:17 宅 LYNX