いや、富山に来たのは30年ぶりくらいだし、ほとんど記憶は残ってないので昔を懐かしむことはないのですが、本日富山市内を路面電車でうろうろしてたら、富山マリーナってのがあったんですね。釣り用の船ばっかりなんで見どころはないのですが、マリーナの作りが簡素で綺麗だったのでふと昔を思い出してしまったということです。
◆うちの船そしてマリーナ
マリーナってのは使用するのに権利が必要なんですね。そうですね、浦安あたりのマリーナだと300万円/年くらいでしょうか。(調べてない) 父は船好きで最初は利根川にあるマリーナに船を置いてました。初期は15フィートくらいの小型艇、その後は22フィート、33.5フィート、最後は36フィートだったと思います。33.5と36は米国SEARAY製だったと思います。
◆船でなにするのか
僕も小さなときから船乗ってたんでよくわかるのですが、最初はクルーズするのが目的なんですが、そのうち飽きるんですね。船内で泊まって朝焼け見ながら小便たれてとか。結局は釣りをすることになるのです。クルーザーなんでオプションでいろんな艤装がかのうです。パラアンカーはともかく、トローリング用の椅子、竿置きとベルト、アウトリガーは結構つけたがる人多くて、魚の群れにぶつかったら4本も5本も竿出してて慌てるだけなのですが、まあ好みかなと思います。初期の艤装費用も大変で、レーダーと魚探・ロラン(今はGPSだね)だけで200万円くらいかかるので覚悟が必要です。
んで釣った魚を調理して食うのかといったら、太平洋だと鰹は食べます。鯵の大きなのもその場でしめて刺身にします。鯖も食うかもしれませんが関東ではあまり好まれていませんでした。もっとも邪魔だったのがシイラで、でかい割に食ってまずいから猫またぎなんて呼ばれてましたっけ。大きなものだと1mは軽く超えますので釣りごたえはあるのでしょう。
◆維持費用はどれくらい
さっき書いたマリーナの権利とは別に離岸・接岸・上げ下げの料金がかかります。あとは船の整備費用、燃料費、25フィート超えると船検受けなきゃいけないから結構かかります。36フィートの船で(権利抜きで)年間300万円くらいはかかっていた気がします。
ただし、エンジンがデーゼルだと海上で使う限りは税金とられることはありませんので、100とか200L入れようが大した出費にはなりません。もっともかかるのがエンジンとその他整備費なんでしょうね。ばっちり取られて請求額にびっくりするはずです。
◆うちの船はどうなったのか
父が存命中にとっとと売り払いました。だって金食い虫でしょう、あれ。僕は若い頃SEXの場所として使ってましたが、それ以上することないし、ああ、マリーナでできた友達と船にファミコン持ち込んで遊び呆けてることもありましたね。友達もじぶんちの船をSEX用に使っていましたね。15歳8ヶ月丁度に船の免許取得してからは、うちの船ではなくマリーナの船借りてることが多かったかな。22フィートくらいの手軽なやつ。マリーナの一家は各人1隻船を与えられてたので(妻も子どもも全員)、長女の船をかりてました。まっ黄色の船体に朱文字で「SUN」がきれいな船でした。どこ製だったかな。米国製の船だった気がしますね。
なんて昔を思い出すということはよっぽど良い思い出だったようで、今でも海の近くに行くとマリーナを眺めてしまいます。ぱっとみいいんだよね。でも資産を億もってたって関東圏だと船を維持するのは難しいことでしょう。
◆過去記事:山の上で昔を懐かしむ
2024/09/25 16:42 富山市内 Pad6
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます