地球から遠く離れた冥王星の接近観測に、史上初めて挑戦するNASAの無人探査機。
この無人探査機“ニュー・ホライズンズ”が、
休眠状態から目覚め、地球との通信を再開したんですねー
9年間に及ぶ旅を経て、来年1月から探査を開始することになります。
“ニュー・ホライズンズ”は正常に機能していて、地球から約48億キロ離れた深宇宙を静かに飛行中。
2006年1月に打ち上げられた“ニュー・ホライズンズ”は、目的地までの約3分の2に相当する1873日間を、休眠状態で過ごしていました。
これは電力を保持し、地上からの監視に必要なリソースを最小限に抑えるため。
NASAの技術チームが数か月ごとに再稼動させて、システムの機能状況をチェックしていたほか、
“ニュー・ホライズンズ”からも、週1回メッセージが地球に自動送信されていました。
“ニュー・ホライズンズ”に課せられた任務は、
太陽系の外縁部近くに位置し、5個の衛星を持つ氷に覆われた天体“冥王星”の探査。
2015年1月、冥王星から約2億6000万キロ離れた地点から観測を開始。
楕円軌道を描いて周回する冥王星に、7月に再接近し近接探査を行う予定になっています。
公転周期247.7年、直径約2300キロの冥王星は、
地球の衛星である月より小さく、質量は地球の約500分の1しかありません。
今回の探査ミッションで“ニュー・ホライズンズ”は、
冥王星の地形と、最大の衛星カロンに関するデータを収集することになっています。
成功すれば、地球からの観測が難しい不鮮明な冥王星の表面のようすを、
詳細に観測できるようになるんですねー
“ニュー・ホライズンズ”には、
赤外線・紫外線分光計、多色カメラ、高解像度望遠カメラ、宇宙塵検出器など、
7種類の機器が搭載されています。
電力源は全て放射性同位体熱電気転換器でまかなわれていて、
発電量は100ワット電球2個にも満たないそうです。
“ニュー・ホライズンズ”は、6か月に及ぶ冥王星探査を終えた後、
海王星の軌道の外側にあるカイパーベルトに位置する、
別の天体の通過観測も行う計画です。
カイパーベルトは、
46億年前の太陽系誕生時の残骸で形成された広大なリング状の領域。
冥王星から約15億キロの距離にある、
3つの天体が観測候補に上がっているようです。
この無人探査機“ニュー・ホライズンズ”が、
休眠状態から目覚め、地球との通信を再開したんですねー
9年間に及ぶ旅を経て、来年1月から探査を開始することになります。
冥王星に接近する探査機“ニュー・ホライズンズ” (イメージ図) |
“ニュー・ホライズンズ”は正常に機能していて、地球から約48億キロ離れた深宇宙を静かに飛行中。
2006年1月に打ち上げられた“ニュー・ホライズンズ”は、目的地までの約3分の2に相当する1873日間を、休眠状態で過ごしていました。
これは電力を保持し、地上からの監視に必要なリソースを最小限に抑えるため。
NASAの技術チームが数か月ごとに再稼動させて、システムの機能状況をチェックしていたほか、
“ニュー・ホライズンズ”からも、週1回メッセージが地球に自動送信されていました。
“ニュー・ホライズンズ”に課せられた任務は、
太陽系の外縁部近くに位置し、5個の衛星を持つ氷に覆われた天体“冥王星”の探査。
2015年1月、冥王星から約2億6000万キロ離れた地点から観測を開始。
楕円軌道を描いて周回する冥王星に、7月に再接近し近接探査を行う予定になっています。
公転周期247.7年、直径約2300キロの冥王星は、
地球の衛星である月より小さく、質量は地球の約500分の1しかありません。
今回の探査ミッションで“ニュー・ホライズンズ”は、
冥王星の地形と、最大の衛星カロンに関するデータを収集することになっています。
成功すれば、地球からの観測が難しい不鮮明な冥王星の表面のようすを、
詳細に観測できるようになるんですねー
“ニュー・ホライズンズ”には、
赤外線・紫外線分光計、多色カメラ、高解像度望遠カメラ、宇宙塵検出器など、
7種類の機器が搭載されています。
電力源は全て放射性同位体熱電気転換器でまかなわれていて、
発電量は100ワット電球2個にも満たないそうです。
“ニュー・ホライズンズ”は、6か月に及ぶ冥王星探査を終えた後、
海王星の軌道の外側にあるカイパーベルトに位置する、
別の天体の通過観測も行う計画です。
カイパーベルトは、
46億年前の太陽系誕生時の残骸で形成された広大なリング状の領域。
冥王星から約15億キロの距離にある、
3つの天体が観測候補に上がっているようです。