双子の巨大恒星の合体。
もし、このようすが観測できれば、
長年の学説である、超大質量星誕生の秘密が明らかになるのかも…
恒星食を繰り返す連星系“きりん座MY星”。
この連星系は、地球から見た2つの巨大な恒星が、きわめて小さな軌道を周回しながら、ほぼ日替わりで重なり合って恒星食を起こしているんですねー
今回の研究では、
スペインのアルト天文台にある2.2メートル口径の強力な望遠鏡を使用。
2つの星の高分解能スペクトルを分析し、
表面温度やサイズなど、それぞれの星の物理的特性を割り出しています。
2つの高温の青い恒星は、それぞれ太陽の38倍と32倍の質量を持ち、
互いの軌道を1周わずか1.2日以下という急速度周回。
あまりにも近すぎているため、
研究チームでは、この2つが近いうちに合体して、
太陽の60倍という質量を持った1つの超巨大恒星になると見ています。
“きりん座MY星”が連星であると分かったのは、わずか10年前でした。
“きりん座MY星”を長年観測していると、光の輝きが常に変化するので、
はじめは1個の変光星だと考えられてきました。
でも光の変化が、実は2つの星が互いの軌道を回っているせいで、
互いを覆い隠す恒星食を起こしているためだと分かります。
2つの星は、誕生してから200万年も経っていないので、
誕生時の姿は、現在とほぼ変わらなかったようです。
この連星が、今後どうなっていくかは分からないのですが、
もし2つが合体すると…
理論モデルでは、急激に、そして極めて大きな衝撃を伴って、
膨大なエネルギーを発しながら起こることが予想されます。
このように急接近した連星が合体することで、
超大質量星の誕生を説明できるのだとしたら…
なので天文学者たちは、
“きりん座MY星”のようすを、関心を持って見守っているんですねー
もし、このようすが観測できれば、
長年の学説である、超大質量星誕生の秘密が明らかになるのかも…
きりん座MY星系の2つの恒星(イメージ図) あまりに接近しすぎて、最終的には合体して、 1つの超巨大恒星が誕生するはず… |
恒星食を繰り返す連星系“きりん座MY星”。
この連星系は、地球から見た2つの巨大な恒星が、きわめて小さな軌道を周回しながら、ほぼ日替わりで重なり合って恒星食を起こしているんですねー
今回の研究では、
スペインのアルト天文台にある2.2メートル口径の強力な望遠鏡を使用。
2つの星の高分解能スペクトルを分析し、
表面温度やサイズなど、それぞれの星の物理的特性を割り出しています。
2つの高温の青い恒星は、それぞれ太陽の38倍と32倍の質量を持ち、
互いの軌道を1周わずか1.2日以下という急速度周回。
あまりにも近すぎているため、
研究チームでは、この2つが近いうちに合体して、
太陽の60倍という質量を持った1つの超巨大恒星になると見ています。
“きりん座MY星”が連星であると分かったのは、わずか10年前でした。
“きりん座MY星”を長年観測していると、光の輝きが常に変化するので、
はじめは1個の変光星だと考えられてきました。
でも光の変化が、実は2つの星が互いの軌道を回っているせいで、
互いを覆い隠す恒星食を起こしているためだと分かります。
2つの星は、誕生してから200万年も経っていないので、
誕生時の姿は、現在とほぼ変わらなかったようです。
この連星が、今後どうなっていくかは分からないのですが、
もし2つが合体すると…
理論モデルでは、急激に、そして極めて大きな衝撃を伴って、
膨大なエネルギーを発しながら起こることが予想されます。
このように急接近した連星が合体することで、
超大質量星の誕生を説明できるのだとしたら…
なので天文学者たちは、
“きりん座MY星”のようすを、関心を持って見守っているんですねー