三菱重工とJAXAは2月17日17時45分、
X線天文衛星“ASTRO-H”を搭載したH-IIAロケット30号機が打ち上げられました。
ロケットは順調に飛行し、
打ち上げから14分14秒後に衛星を分離。
19時40分には内之浦局で衛星からの電波を受信し、
太陽電池パドルの展開が正常に行われたことを確認しています。
現在、衛星の状態は正常。
軌道計算の結果は、18日以降の発表になります。
そして、気になる“ASTRO-H”の名称は、
“ひとみ”に決定したそうです。
X線天文衛星“ASTRO-H(ひとみ)”
JAXAを中心に、NASAやヨーロッパ宇宙機関、
国内外の大学などが共同で開発した衛星が“ASTRO-H(ひとみ)”です。
“ひとみ”は、
X線という人間の目では見えない光で宇宙を見ることができます。
たとえば超新星爆発、ブラックホール、活動銀河核、銀河間の高温のプラズマは、
激しく活動していて、数百万度から数億度と非常に温度が高くなっています。
X線はこうした温度の高い領域から出ていて、
“ひとみ”という名称には、
「熱い宇宙の中を観るひとみ」になるという思いが込められているんですねー
そして、これらを観測することで、
多くの謎が解明できると期待されています。
衛星の全長は14メートル、打ち上げ時の質量は2.7トン。
JAXAの科学衛星の中で最も大きく、
その中には最先端の技術で開発された高性能なX線望遠鏡が搭載されています。
また機体が大きくなったことで、これまでのJAXAの科学衛星と比べ、
冗長系も十分に確保されているようです。
“ひとみ”は打ち上げ後、
高度約575キロ、軌道傾斜角31度の軌道を回りながら観測を実施し、
目標とする運用期間は3年になります。
日本は1979年に打ち上げられた“はくちょう”から、
衛星を使ったX線による宇宙の観測を長年続けています。
2005年に打ち上げられ、
2015年に運用を終了した“すざく”の後継機となる“ひとみ”は、
世界で最も進んだX線天文衛星でもあり、
世界中の研究者から大きな期待が寄せられているそうですよ。
こちらの記事もどうぞ ⇒ JAXAが六代目のX線天文衛星“ASTRO-H”を2月12日に打ち上げへ
X線天文衛星“ASTRO-H”を搭載したH-IIAロケット30号機が打ち上げられました。
ロケットは順調に飛行し、
打ち上げから14分14秒後に衛星を分離。
19時40分には内之浦局で衛星からの電波を受信し、
太陽電池パドルの展開が正常に行われたことを確認しています。
現在、衛星の状態は正常。
軌道計算の結果は、18日以降の発表になります。
そして、気になる“ASTRO-H”の名称は、
“ひとみ”に決定したそうです。
X線天文衛星“ASTRO-H(ひとみ)”
JAXAを中心に、NASAやヨーロッパ宇宙機関、
国内外の大学などが共同で開発した衛星が“ASTRO-H(ひとみ)”です。
“ひとみ”は、
X線という人間の目では見えない光で宇宙を見ることができます。
たとえば超新星爆発、ブラックホール、活動銀河核、銀河間の高温のプラズマは、
激しく活動していて、数百万度から数億度と非常に温度が高くなっています。
X線はこうした温度の高い領域から出ていて、
“ひとみ”という名称には、
「熱い宇宙の中を観るひとみ」になるという思いが込められているんですねー
そして、これらを観測することで、
多くの謎が解明できると期待されています。
衛星の全長は14メートル、打ち上げ時の質量は2.7トン。
JAXAの科学衛星の中で最も大きく、
その中には最先端の技術で開発された高性能なX線望遠鏡が搭載されています。
また機体が大きくなったことで、これまでのJAXAの科学衛星と比べ、
冗長系も十分に確保されているようです。
“ひとみ”は打ち上げ後、
高度約575キロ、軌道傾斜角31度の軌道を回りながら観測を実施し、
目標とする運用期間は3年になります。
日本は1979年に打ち上げられた“はくちょう”から、
衛星を使ったX線による宇宙の観測を長年続けています。
2005年に打ち上げられ、
2015年に運用を終了した“すざく”の後継機となる“ひとみ”は、
世界で最も進んだX線天文衛星でもあり、
世界中の研究者から大きな期待が寄せられているそうですよ。
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