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宇宙のはなしと、ときどきツーリング

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地球観測衛星“センティネル3A”は“ロコット”ロケットで打ち上げ成功

2016年02月21日 | 地球の観測
ドイツとロシアのユーロコット・ローンチ・サービス社は、
日本時間の2月17日4時57分に“ロコット”ロケットを打ち上げました。

ロケットに搭載されていたのは地球観測衛星“センティネル3A”。

ロシア北西部にある
プレセーツク宇宙基地から打ち上げられたロケットは順調に飛行。
79分後には衛星を分離して、打ち上げは成功したんですねー


コペルニクス計画

“センティネル3A”はヨーロッパ宇宙機関が開発した地球観測衛星です。

欧州委員会が立ち上げた
全地球的環境・安全保障監視計画“コペルニクス”に基づいて開発された衛星で、
光学センサーを用いて地球を観測します。

欧州では、コペルニクス計画によって全地球の観測網を構築し、
継続的で自立した、信頼性の高いデータを取得して、
欧州の安全・安心を充実させようとしています。

一方で、地球環境保全や気候変動に関わる現象の理解など、
広範囲におけるミッションやサービスをカバーすることも、
目的にしているんですねー

製造はタレス・アレニア・スペースが担当。

打ち上げ時の質量は1200キロで、
高度815キロの太陽同期軌道で運用され、
設計寿命は7年が計画されています。

“ロコット”は大陸間弾道ミサイルの“UR-100N UTTH”を基に、
衛星打ち上げ機として開発されたロケットです。

弾道飛行の試験を含めると、今日までに打ち上げられたのは28機、
そのうちの2回は衛星の軌道投入失敗だそうです。


こちらの記事もどうぞ ⇒ ヴェガロケット、地球観測衛星“センティネル2A”の打ち上げに成功