昨年の11月12日、
ヨーロッパ宇宙機関の彗星探査機“ロゼッタ”搭載の着陸機“フィラエ”は、
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星へ着陸探査を試みました。
でも、“フィラエ”は“ロゼッタ”から投下されたあと、
当初予定されていた着陸地点からバウンド。
およそ1キロも離れた日陰の多い場所に来てしまいます。
予定通りの地点に着陸することができていれば、
彗星の自転周期(12時間)のうち、7時間の日照が得られるはずでした。
でも、今は1時間半しか太陽光が当たらず、
太陽電池パネルによる発電が十分にできてないんですねー
なので、1次バッテリーの電力が尽きるまでの間、
表面付近のガスや地表物質のデータ取得が、休みなく行われることになります。
不安定な機体が、ひっくり返るリスクを承知で行った、サンプル採取用ドリルの稼動や、
太陽光が少しでも当たりやすくための姿勢の修正。
これらの操作も無事完了し、
史上初めて彗星核で直接得られた観測データを、すべて地球に送り届けた後、
“フィラエ”からの通信が途絶えることに…
ただ、地上の管制チームは、
彗星が太陽に近づいて、“フィラエ”のバッテリーが充電できるようになり、
また“ロゼッタ”が彗星を周回して、
“フィラエ”と通信を試みることができる機会を待っていたんですねー
最初の機会となる3月12日から、
“ロゼッタ”と“フィラエ”で通信が可能になる期間が始まり、
“フィラエ”の電力配分を通信に最適化するコマンド送信などを試みていました。
最後にコマンドが送信されたのは3月17日のこと。
通信チャンネルは、3月20日までの8日菅解放されていたのですが、
結局、通信の復活はできず… 来月以降に持ち越しとなってしまいます。
次に“ロゼッタ”と“フィラエ”が、
お互いに電波の届く位置関係になるのは4月の前半。
さて、通信は復活するんですかねー
ヨーロッパ宇宙機関の彗星探査機“ロゼッタ”搭載の着陸機“フィラエ”は、
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星へ着陸探査を試みました。
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星上の着陸機“フィラエ” |
でも、“フィラエ”は“ロゼッタ”から投下されたあと、
当初予定されていた着陸地点からバウンド。
およそ1キロも離れた日陰の多い場所に来てしまいます。
予定通りの地点に着陸することができていれば、
彗星の自転周期(12時間)のうち、7時間の日照が得られるはずでした。
でも、今は1時間半しか太陽光が当たらず、
太陽電池パネルによる発電が十分にできてないんですねー
なので、1次バッテリーの電力が尽きるまでの間、
表面付近のガスや地表物質のデータ取得が、休みなく行われることになります。
不安定な機体が、ひっくり返るリスクを承知で行った、サンプル採取用ドリルの稼動や、
太陽光が少しでも当たりやすくための姿勢の修正。
これらの操作も無事完了し、
史上初めて彗星核で直接得られた観測データを、すべて地球に送り届けた後、
“フィラエ”からの通信が途絶えることに…
ただ、地上の管制チームは、
彗星が太陽に近づいて、“フィラエ”のバッテリーが充電できるようになり、
また“ロゼッタ”が彗星を周回して、
“フィラエ”と通信を試みることができる機会を待っていたんですねー
最初の機会となる3月12日から、
“ロゼッタ”と“フィラエ”で通信が可能になる期間が始まり、
“フィラエ”の電力配分を通信に最適化するコマンド送信などを試みていました。
最後にコマンドが送信されたのは3月17日のこと。
通信チャンネルは、3月20日までの8日菅解放されていたのですが、
結局、通信の復活はできず… 来月以降に持ち越しとなってしまいます。
次に“ロゼッタ”と“フィラエ”が、
お互いに電波の届く位置関係になるのは4月の前半。
さて、通信は復活するんですかねー