なんと楽しい日‼️
今日は、サイレント映画時代から喜劇の神様と謳われた齋藤寅次郎監督の息子さん、お孫さんさんご夫妻のお宅にお招き頂きました。
寅次郎監督のご自宅だった成城で一宮庵という懐石料理のお店を営んでおり、今日はお店はお休み、大掃除の後バーベキューという日でした。
お邪魔して4時間ノンストップのおしゃべり‼️
元CMカメラマンだったという三男厚生(たかお)さん(現在82歳)のお話があまりに面白く(さすが寅次郎監督の血)笑いっぱなし😂
オフレコの話も多いですが、そのうちここで、活弁と懐石料理とおしゃべりの会を催したいと思っています。
ちなみに、亡くなられた厚生さんの奥様(茶人)は父が鶴岡の椙尾神社の出で、厚生さんも一時神職の資格をとるため鶴岡に訪れたそうです。
「ひとつ湯野浜温泉の温泉神社をお前にやる」と言われ、行ってみたら芸者さんまでいる!住む部屋も決めて喜んだのも束の間、山形県から許可が下りなかったとのこと。
今日はたまたま鶴岡大山の地酒をお持ちしたので、とても喜ばれました。
子どもの頃は、撮影現場、ロケ先に、俳優やスタッフの子どもたちがたくさん同伴していたそうで、夜になると大人は大人の時間を過ごし、こどもたちどおしで遊ぶことも多かったようです。が、堺正章さんだけは、堺駿二さんが自ら勉強を教える親子の時間だったそうで一緒に遊べなかったとか。
寅次郎監督の『東京キッド』で主演した美空ひばりさんは同い年だったので、勉強のノートを見せてあげたりしたことも。
子どもながらに、『東京キッド』の撮影現場は、他の作品と空気が違うと感じていたそうです。
山田洋次監督も何度か訪れているというお店。
寅さんの寅次郎は、城戸所長の思いつきで斎藤寅次郎監督からとったものといいますが、山田監督もとても慕っていらしたようです。
お孫さんの奥様文恵さんも明るくとても素敵な方で、たくさんのエピソードを伺いました。
今日は、長年の付き合いという近所のご夫妻もいらしていて、
「この肉じゃがのじゃがいもは、うち(成城)で採れたやつだから」
「うわ!高いじゃがいも😲」
「でも、もとは祖師谷だからね」
「祖師谷から出た代議士が大臣になったら、成城八丁目になったんだ。がっはっは」(厚生さん)
坪ん百万のじゃがいも、とても美味しく頂きました。
寅次郎監督の奥様はサイレント映画時代の女優浪花友子。後に茶人齋藤宗玉として、多くの弟子を持ちました。
茶道や懐石料理のおもてなし、和の心と、
寅次郎監督譲りの、笑いによる和みが
一宮庵には満ちています。
「コロナ対策は、笑って免疫力をアップするのが一番!」
間違いなく、免疫力がアップした夜でした。
そして、日本の文化風習、様々なことを考えさせられる夜でもありました。
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