mokuson2's blog

Welcame to my blog

コウノトリ米でミルク

2010-05-21 23:04:02 | インポート
  コウノトリ米でミルク 眼鏡メッキ技術応用、開発
  福井県は21日、生き物と共生する農業を目指し越前市白山・坂口地区の農家が栽培した無農薬・無化学肥料の「コウノトリ呼び戻す農法米」を使った「玄米ミルク」「玄米ヨーグルト(飲料)」を開発したと発表した。眼鏡表面処理加工の トーキン(本社鯖江市神中町2丁目、内田長信社長)のメッキ加工技術を応用し、アルカリ性の水を使用したことで、酸化によるぬか臭さを解消。今年の収穫から本格的に生産開始する。
 玄米ミルクやヨーグルトは、県と東京の県産品アンテナショップ「ふくい南青山291」の運営委託会社が、県食品加工研究所の協力を得て昨年12月から開発を進めてきた。安全な食をアピールするため添加物は加えず、植物由来の酵素と乳酸菌での発酵のみによる甘さを追求してきた。
 粉末状にした玄米と水を交ぜ、酵素を加えると3日ほどでミルクができる。そこに乳酸菌を加えると1、2日でヨーグルトになるという。
 商品開発に当たり、ぬかの油分が酸化することによる臭みが課題だったが、トーキンの技術を応用し、電気分解によるアルカリ性の水を使うことで酸化を抑えることに成功。米の甘みが楽しめる商品に仕上がった。
 今年収穫するコウノトリ米を使って本格生産に入る。生産は食品加工のザ・デリケン(本社福井市徳光町、橋本建一社長)、販売はトーキンが担当する予定。商品は10月に南青山291で開催される「ビジネスマート商談会」でデビュー、首都圏の食品バイヤーにPRしていく。
 南青山291のアドバイザリースタッフで商品開発を進めてきた奥村隆司さん(49)は「県が進める農商工連携事業の一環として、福井の豊かな食と眼鏡技術を融合させた商品が仕上がった。安全安心でおいしい福井米のPRにつながれば」と話している。