睡眠時間を短くするには。
睡眠改善インストラクターなる資格を戴いてから、時々お客様や介護の関係で栄養士さんヘルパーさんなどとお話をすることがある。皆さん家庭では、中高校生の子供さんを持って見えるお母さんでもある。冗談交じりに「角谷さんうちの子供の成績を上げる寝方ってある?」などと聞かれる。キチンと寝れば成績は上がるよ。ガリ勉しても睡眠不足だとかえって良くないよ、などとお喋りをする。何故かという事をお話しすると「へぇ~、そうなんだ。」と感心する方も多い。
一方、お子さんも新学期になり「さあ頑張ろう」と心機一転勉強に打ち込む人も多いことでしょう。だが、時は「春」。「春眠不覚暁」と眠く、起きられない。成績を上げるどころか、下がってしまった人もいるでしょう。巷では3時間4時間の睡眠で毎日がイキイキと過ごせますと、色々な「短時間睡眠法」の本が出回ってます。ネットでもその類のモノも多く見つけられます。(玉石混合なようだが)
だが・・・焦ることはありませんヨ。
爺は団塊の世代。常に競争も激しく、新学期が始まって非効率的な勉強をしていたから、成績もあれよあれよと落ちて行きました。先生からは「勉強しとるか!」と怒られてました。少し睡眠時間を削って勉強しましたが、日中眠たいので授業中に居眠りばかりしてました(中学生の時から居眠りの常習犯)。 悪循環でした。
爺は軟式テニス部に所属していたこともあって、毎日クタクタになるほど練習してました。だから、8時間は寝ないとダメでした。中学3年時の夏休みが終わればクラブ活動も第一線を退きます。でも、睡眠時間はそれほど減らなかった。四当五洛など全くの別世界の話でした。30分早く起きようとか1時間早く起きようとか思って目覚まし時計をセットして寝ます。ベルが鳴ると一旦起きますが眠くて仕方なく、結局また寝てしまう時も多々ありました。今から45年以上も前の話です。
もちろん、その頃は「科学的睡眠」などということは、考えも及びませんでした。
中高生はいったい何時間寝るのが良いか?
人それぞれです。 日中眠たくならなければ良いのです。
「だからさあ、睡眠時間を減らしたいんだから、どうしたら良いのか聞きたいんだよ。日中眠たくならなければ良いのです、では答えになってないんだよ!」と、そんな声が聞こえてきます。
「何時間寝るのが良いか」ではなく、「睡眠の質をどう上げるか、どうメリハリをつけるか」です。
まず、①起き易くする ・・・人の睡眠サイクルは約80~100分(一般に90分といわれる)。90X3サイクル=4時間半(実際はプラス寝付くまでの時間)。4サイクルで6時間。5サイクルで7時間半。まずは、この起き易くなるリズムを利用することです。8時間程度寝ている方は、5サイクルから4サイクルに挑戦します。いきなり1時間半の短縮です。たぶん、頑張れば、できると思います。だが、日中、特に昼食後眠くなるでしょう。
爺が30分1時間睡眠時間を短縮しようとしたことは、実は睡眠サイクルからみて、理にかなって無いのです。眠りの深い時に目覚ましが鳴るから起きられず、失敗したのです。
そこで、次に②昼寝をする。 ・・・1時間半もいきなり短眠ですから日中特に昼食後は眠たくなります。昼食後は、30分以内で(30分以上経過すると本格睡眠に入ってしまう)、眼を閉じて頭を休めるのです。ちょっとウトっとするんです。佐賀県の高校で昼寝を取り入れたら成績が全体に向上したという話は有名ですよね。
③できたら4時以降の数時間の夕方仮眠は止めましょう。深夜までの勉強のために、仮眠するのですが、夜の本格的睡眠の質を落とすことにもなりかねません。サーカディアンリズム(概日リズム)の沿った生活を上手に利用することが良いでしょう。
でも、そんなに教科書通りに、大学の先生が言うように、上手くいくんでしょうかねぇ・・・。そう思う方は多いでしょうね。
8時間寝ないと・・・そんな方は、8時間寝た方が良いのです。でも、そんなに寝ていると落ちこぼれるのではと心配になる。睡眠時間をどうしても短くしたいなら、まずは6時間睡眠(約6~7時間)に挑戦しましょう。そのためにも、先程書いたように、リズムの良い生活を自然に身体に覚えさせましょう。そのためにも、365日・朝一定の時間に起きること、朝食を必ず食べること、まずはそこから始めませんか。
無理に短時間睡眠にすることはありませんよ。かのアインシュタイン博士はロングスリーパー(10時間寝てた)であったそうです。
次はいつ書けるか分からないが、また続きを書きます。お楽しみに(???)
睡眠改善インストラクターなる資格を戴いてから、時々お客様や介護の関係で栄養士さんヘルパーさんなどとお話をすることがある。皆さん家庭では、中高校生の子供さんを持って見えるお母さんでもある。冗談交じりに「角谷さんうちの子供の成績を上げる寝方ってある?」などと聞かれる。キチンと寝れば成績は上がるよ。ガリ勉しても睡眠不足だとかえって良くないよ、などとお喋りをする。何故かという事をお話しすると「へぇ~、そうなんだ。」と感心する方も多い。
一方、お子さんも新学期になり「さあ頑張ろう」と心機一転勉強に打ち込む人も多いことでしょう。だが、時は「春」。「春眠不覚暁」と眠く、起きられない。成績を上げるどころか、下がってしまった人もいるでしょう。巷では3時間4時間の睡眠で毎日がイキイキと過ごせますと、色々な「短時間睡眠法」の本が出回ってます。ネットでもその類のモノも多く見つけられます。(玉石混合なようだが)
だが・・・焦ることはありませんヨ。
爺は団塊の世代。常に競争も激しく、新学期が始まって非効率的な勉強をしていたから、成績もあれよあれよと落ちて行きました。先生からは「勉強しとるか!」と怒られてました。少し睡眠時間を削って勉強しましたが、日中眠たいので授業中に居眠りばかりしてました(中学生の時から居眠りの常習犯)。 悪循環でした。
爺は軟式テニス部に所属していたこともあって、毎日クタクタになるほど練習してました。だから、8時間は寝ないとダメでした。中学3年時の夏休みが終わればクラブ活動も第一線を退きます。でも、睡眠時間はそれほど減らなかった。四当五洛など全くの別世界の話でした。30分早く起きようとか1時間早く起きようとか思って目覚まし時計をセットして寝ます。ベルが鳴ると一旦起きますが眠くて仕方なく、結局また寝てしまう時も多々ありました。今から45年以上も前の話です。
もちろん、その頃は「科学的睡眠」などということは、考えも及びませんでした。
中高生はいったい何時間寝るのが良いか?
人それぞれです。 日中眠たくならなければ良いのです。
「だからさあ、睡眠時間を減らしたいんだから、どうしたら良いのか聞きたいんだよ。日中眠たくならなければ良いのです、では答えになってないんだよ!」と、そんな声が聞こえてきます。
「何時間寝るのが良いか」ではなく、「睡眠の質をどう上げるか、どうメリハリをつけるか」です。
まず、①起き易くする ・・・人の睡眠サイクルは約80~100分(一般に90分といわれる)。90X3サイクル=4時間半(実際はプラス寝付くまでの時間)。4サイクルで6時間。5サイクルで7時間半。まずは、この起き易くなるリズムを利用することです。8時間程度寝ている方は、5サイクルから4サイクルに挑戦します。いきなり1時間半の短縮です。たぶん、頑張れば、できると思います。だが、日中、特に昼食後眠くなるでしょう。
爺が30分1時間睡眠時間を短縮しようとしたことは、実は睡眠サイクルからみて、理にかなって無いのです。眠りの深い時に目覚ましが鳴るから起きられず、失敗したのです。
そこで、次に②昼寝をする。 ・・・1時間半もいきなり短眠ですから日中特に昼食後は眠たくなります。昼食後は、30分以内で(30分以上経過すると本格睡眠に入ってしまう)、眼を閉じて頭を休めるのです。ちょっとウトっとするんです。佐賀県の高校で昼寝を取り入れたら成績が全体に向上したという話は有名ですよね。
③できたら4時以降の数時間の夕方仮眠は止めましょう。深夜までの勉強のために、仮眠するのですが、夜の本格的睡眠の質を落とすことにもなりかねません。サーカディアンリズム(概日リズム)の沿った生活を上手に利用することが良いでしょう。
でも、そんなに教科書通りに、大学の先生が言うように、上手くいくんでしょうかねぇ・・・。そう思う方は多いでしょうね。
8時間寝ないと・・・そんな方は、8時間寝た方が良いのです。でも、そんなに寝ていると落ちこぼれるのではと心配になる。睡眠時間をどうしても短くしたいなら、まずは6時間睡眠(約6~7時間)に挑戦しましょう。そのためにも、先程書いたように、リズムの良い生活を自然に身体に覚えさせましょう。そのためにも、365日・朝一定の時間に起きること、朝食を必ず食べること、まずはそこから始めませんか。
無理に短時間睡眠にすることはありませんよ。かのアインシュタイン博士はロングスリーパー(10時間寝てた)であったそうです。
次はいつ書けるか分からないが、また続きを書きます。お楽しみに(???)