NHKの朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の後に、「あさイチ」という番組がある。「今夜からできる快眠術!」というテーマで放送された。
その中で北原博幸さん(空調専門家)が寝室のエアコンの設定温度とさらに、室温の均一化の話があった。
一般家庭では ①エアコンの温度を28℃程度に設定し微風で運転する ②除湿運転のみで休む ・・・ こんな家庭が多いようです。爺も実際その類の寝方をしている。それらの場合、実際の室温とエアコンの設定温度との差が大きいことが放映された。爺も寝室に温湿度計を置いているので設定温度と室温との差が若干あることは分かっていたが、放送の中での数値の差の大きさにはビックリした。
ポイントは
①部屋全体を冷やす・・・弱・微風の弱い風では冷気が部屋の下の方に溜まり、部屋の上の方の空気が冷えず、エアコンの温度感知装置は部屋の温度が充分に下がっていないと判断して、結果部屋の下の方は冷え過ぎということになる。強風にした方が、部屋の空気が混ざり室温が均一となりエアコンの設定温度に近い状態が作れる。
②風(空気)を回す・・・扇風機を使って部屋の空気を動かしてやる。空気を動かすことによって、身体の表面近くにある「ねっとりした湿った空気」を飛ばしてやることができ、身体からの汗の発散をスムーズにしてやることができる。
うちわ扇風機は身体近くにある湿気を飛ばしてやることでもある。
慌ただしい朝の時間の放送であったから、若干語弊があるかもしれない。
昨夜、エアコンの設定温度はそのまま(28℃)にして、送風を強にして寝た。婆は久しぶりに良く寝れたようだ。今までの送風は、微風であったため、冷気が婆の足のあたりに落ちていた。昨夜は送風を強くしたため返って冷気は一か所に集中することなく、部屋全体を冷やすことができ、快適に寝れたようだ。
夜中3時過ぎに寝る位置を交代した。そして、婆の寝ているベッドに爺が寝た。前夜までと同じように送風を弱くしてみると、確かに冷気が足元に落ちるのが判った。上体はまあまあ良かったが、下肢だけは必要以上に冷気を感じた。下半身のみ夏ふとんをかけて寝る必要が生じた。
「エアコンの風が直接身体に当たると良くない。」「強風は身体に悪い」「弱微風にした方が家計(電気代)にも身体にも良い」と漠然と思っていた節がある。
目から鱗であった。
夏の寝苦しさは「湿気と温度」、いかに高温多湿の状態から抜け出るかが快眠のポイントであると何度も言ってきた。具体的なエアコンのかけ方については勉強になった。
もう少し具体的に「ふとん屋的」に快眠を得るためには、設定温度は25~27℃にし、送風は強くして部屋全体を冷やすようにし、薄い夏寝具(タオルケット・麻の夏ふとん・薄い真綿ふとんなど)をかけて寝て戴くのが良いのだろう。
敷きはやはり吸湿性の良いものを、綿(脱脂綿ならもっと良い)・ウール(ムートンならさらに良い)・テンセル(爺のイチオシ商品)・麻など天然繊維をお薦めする。
なお、羽毛の肌(夏)ふとんはいけない訳ではないが、爺としては余りお薦めしない。少し吸湿性に問題があるからだ。詳しいことは後日・・・。
前回、夏の時期、家庭内別居を薦めたが、これで別居は回避できるようだ。超暑がりのお父さんや、別居したくても狭い家で別の部屋が無く我慢して寝ていたお母さん、良かった良かったとなり、家庭円満となれば良いですね。
ああ~・・ぐっすり寝たー!
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