上手に眠れば元気になれる・・・ オーダー枕とベッドの快眠ひろば

寝具の商品情報から正しい使い方まで。健康的に上手に眠る(科学的?)サイト。ふとん屋の爺の「寝言戯言独り言・趣味」の話。

寝返りのしやすい枕? 寝返りのしやすい姿勢?

2010-08-16 05:44:08 | まくら

 例年8月は14日15日は休ませて戴くことが多い。今年は、土日に当たり営業している。カレンダー通りに水曜日定休である。
 
 お盆休みだからと言ってオーダー枕を作りにいらっしゃるお客様が思った以上に多いのには少しビックリした。それだけではなく、最近やたらと「枕外来」の山田朱織整形外科医がTVに登場するお陰で、TVで枕の特集などが有ると「快眠ひろば」へのご来店戴くお客様が増えてくる。そういう意味では有難いことだ。もっとTVに出て枕の重要性を訴えて戴きたい。
 TVの影響か、専門的な質問をされる方も時々見えます。例えばいきなり「15度になってますか」というお客さまも以前あった。枕に対する関心が高いということでもある。

 医師にはMRIなどの最新機器がある。「快眠ひろば」にあるのは立位測定装置である。金額はと言えば、ハードは百万円程度だが、ソフトは1000万円以上かかっている。高いようだが、1億2億ともいわれるMRIに比べれば月とスッポンと言ったところだ。
 お医者様の理論に?、またNHKの「ためしてガッテン」にも?を付けようと言うものですから、無謀・馬鹿・阿呆・色々言われるかもしれませんが、ドンキホーテと言われるかもしれないが・・・。
 所詮このサイトは田舎のふとん屋の変人「爺」の「寝言戯言独り言」です。みなさん、論文ではありません。爺の創作文章だと思って、笑って読み飛ばして下さい。  


【Watakeiの枕理論】またまた偉そうな言い方でスミマセン。

大前提として、「その人が自然に立った楽な姿勢で、できるだけ寝て戴くことが最善な寝姿勢である」と考えます。
一方、整形外科枕(=正しい枕)の基本は、寝返りのし易い枕であること。
      ①フラットな構造
      ②ジャストなサイズ
      ③継続的なメンテナンス    
とされています。
                    (A)
仰向けに寝る場合は、身体全体のバランスを考慮しながらも、肩甲骨と首の最も凹んだ部分(頸椎弧)の差が仰向け時の枕の高さとなる。後頭部の形によって首の部分の高さが高くなる方もある。

(B)    (C)
  横寝をする時は人は一般に腕を少し抜くように寝る(B)。     (C)のように横寝する人はたぶん居ないだろう。



 一つ目の疑問として、「横寝をした時の枕の高さと、仰向け寝をした時の枕の高さが同じ」とするのは少し強引では無いのか。また、首の付け根から耳を結ぶ線と敷きふとんの面との角度がおよそ15°が良いとされているが、根拠となった水中での角度がリラックスできるからと言って、ベッドの上で寝た時も15°であれば良いというのは理論に飛躍が有りすぎるように思える。何故ならその角度は死海の水にに浮かんだ姿勢であり、MRIを撮るためにリラックスした姿勢を再現するために、発砲スチロールで形づくった台の上での姿勢である。ところが、TV(ためしてガッテン)で見た「究極のリラックスできる姿勢」を何度見てもお尻の部分が沈んでいる。我々が普段ベッド(敷きふとん)上での姿勢とは全く違う姿勢である。

 (D) 15度の角度について・・・それがどうした
  (D)の写真は(A)の写真を90度回転させたものである。(D)のの線の角度はといえば、約20度ある。15度にするためには後頭部を少し下げる必要がある。つまり顎上がりの状態になる。TVの死海の水に浮かぶ女性の「究極のリラックスできる姿勢」を見ると顎上がりの状態で浮かんでいる。肩甲骨の位置と後頭部の位置を比較すると明らかに後頭部の方が下になっている。だが、MRIを撮っている時の姿勢は顎上がりにはなっていない。お尻の落ち込みも無い。わざと頸椎の角度を一致させるため「やらせ」的な撮影では無いのかと思ってしまう。(天下のNHKがそんなことはしないだろうが)
 

 二つ目の疑問として、「敷きふとん(BED)の固さに関係なく枕の高さが決められている。

 固さによって沈み込みの程度が違うから枕の高さは違っても良い筈だ。
 (B)の写真をもう一度見て下さい。その人の体重・体格によって、もちろん敷きふとん(ベッド)の固さによっても、沈み方が違ってくる。写真の青の線はフローリング等固い床に直接寝たと仮定するラインである。緑の線は固めの敷きベッドに寝たと想定したラインである。黄色の線はソフトで沈み込みのある敷き(BED)で休んだ場合の仮定ラインである。つまり、敷き寝具の固さによって枕の高さは変わってくるということだ。
 写真の女性は特別な体型をしている訳ではない。見てわかるように横寝をした時(写真B)の枕の高さと仰向けに寝た時(A)の枕の高さは2倍以上は違う。横寝では測定位置にもよるが10cm程度以上、仰向け時は4~5㎝である。仰向け時に、そんな高い枕をする方はほとんどいない。何故か。フローリングや畳の上でそのまま寝る人はまず無い。ふとん(ベッド)に寝るからだ。ふとんに寝るということはそれなりに「沈み込み」がある。
 コロッケさんの顔の向きを見ても顎上がりである。細かいデータが無いから全くの推測ではあるが、芸人名鑑に記載されている彼の体重は75kg身長171cmである。BMI25.7である。ハッキリ言って「肥満体」である。こういった肥満の方は殆ど仰向けに寝る時舌が落ちやすく、「いびき」などの原因、最悪の時は無呼吸症候群になっていることがある。そのため、弊店のオーダー枕を購入して戴く肥満の方のおよそ半数近くが顎上がりになる場合がある。コロッケさんの場合低い枕を使って見えた。普段のベッドでは、スタジオで用意したベッドより柔らかいベッドを使用されていることによって、実際身体がもう少し沈み、あの枕でも良いのかもしれない。あくまで推測です。

 

 三つ目の疑問として、「枕の高さを検証する時の姿勢が、実際眠っている時の姿勢とかけ離れている

普通人が休む時に膝を立てて寝る方は少ない。自ずと腰の部分が浮く方が多い。多少の柔らかさがあるから腰の部分の隙間が小さくなる。 
 医師の診察台は固い。つまり、フローリングや畳の上で直に寝ても  膝を立てれば浮いていた腰の部分は落ちてくるからフラットになり回転し易くなる。さらに腕を前で組んで寝る方なども多分居ないだろう。   腕を前で組めば肩が上がり寝返りがしやすくなるのは当然のことであり、殆どの枕は寝返りがしやすくなる。皆さんも固い床で「ためしてガッテン」されたらいかがでしょう。
 余談だが、慢性的に腰痛をもっている方などは、膝を立てて寝たり、あぐらをかくように足をクロスして寝ている方が意外と多いようだ。腰痛の方が台所に立つとき片足を台の上に乗せると良いというのと同じだ。



 最大の疑問点は敷き寝具と枕の関係が一切検証されていないということである。

整形外科枕を購入された方のブログや書き込みをみると、
 「自分のベッドもかなり固いが(診察台は)それ以上に固い」とか、
 「病院でしたように足を曲げて手を胸にクロスしてゴロンゴロンを繰り返したが、なかなか難しい」とか、
 「自宅のベッドで寝てみると、病院で測定したのとは違う感じ」とか、
 「同封されていたマットを足して寝たら良くなった」とか、
 「高さが合わず、自分で工夫して自分の高さにしたら、ようやく最高の寝心地になった」とか、
 「高さが合わずわざわざもう一度診断に往くのはメンドクサイと思う。しかも、家のベッドやふとんの硬さで診察時のマットレスとの差が出ちゃうんだよ」とか、
 「地方からわざわざ行って枕を作ってもらったが全くダメであった。半分詐欺みたいなものだ」
                                                          (文章は原文そのままではありません。爺が要約しました)

 などなど、良かったという書き込みも多くありましたが、ダメであったという書き込みの多くは、敷き寝具との相性が悪いというモノです。
 TV画面でちらっと出ただけですが、問診票にお使いの敷き寝具を書くところがあったようです。先生も、敷き寝具との相性が重要だということは多分認識されているのだろう。


 基本の3番目に「継続的メンテナンス」とあるが、メンテナンスをするにも再度予約が必要なのか、メンドクサイという方が多いようだ。
 「快眠ひろば」は高さ調節等のメンテナンスは原則無料であり、何度でもします。神経質な方はお買上直後から、1日置きに5回調整に来られた方も過去にはあった。また、体型が変わって(6㎏太った)調整をされた方もいる。
 調整が簡単に出来るから、何時お越し戴いても対応するのが「快眠オーダー枕」の良いところだ。

 Watakeiの「快眠ひろば」でお待ちしてます。
もちろん、全国の「快眠ひろば」でもお待ちしてます。


 
                     
 

 ああ~・・ぐっすり寝たー!

お医者様も使ってる「快眠ひろば」のオーダー枕

 

 

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