スプリングマットは時代遅れ商品とか、環境に悪い・身体に悪いなど、マイナス面が多く書かれているブログを最近多く見かける。
主たる論調は
①ヨーロッパでは生産されなくなり、過去の商品である。
②スプリングマットは環境にも、身体にも良くない。電磁波が出るから身体に悪い。ノンコイルマットは廃棄が簡単で、環境に優しい。
③スプリングマットは数年でヘタリができて、腰に悪い。
④詰め物にフェルトが使われている、ふとんのように日に干せないから、極めて不衛生だ。
⑤寝具業界ではスプリングマットは薦めていない。
などである。
日本ベッドの広大な工場敷地内です。見えないが野球場も敷地内にあるとか・・・
茨城県の片田舎の、しかも時代遅れ(?)のスプリングマットの製造会社をわざわざ見学に行くのは、「爺」の頭もいよいよオカシクなったのかな・・・?
ご心配戴きありがとうございます。まだ、ボケてはいないです。(自分で言うから余計に怪しい?・・・)
特に言われている、①の「ヨーロッパでは生産されていない」と言うのは、ウソのようである。
どうもヨーロッパ系のノンスプリングマットメーカー(ウッドスプリングメーカーも含む)の販売戦略のようだ。ヨーロッパでのマットがスプリングからノンコイル系のマットに販売主体が移ったのは事実である。だが、それは10数年前の話でいわば当時の「流行」「ブーム」であった。現在でも販売量はノンコイルマットの方が多いようだ。だが、一時のブームの山は越え、最近はコイルマットが見直されてきているようだ。
次回、ヨーロッパに行くことがあれば、その点をしっかりと見て来よう。
何故そんな「ブーム」が起きたのか? 最大の理由はスプリングマットの耐久性が悪かった、品質に問題があったからだ。
ノンスプリングマットは、日本でも10年保証とか12年保証などと言われるように、耐久性が良い(だが、10年間新品と同じ品質が保たれるという意味では無い)。一方、ヨーロッパ系のマットのコイルスプリングマットは5年から10年でヘタリがでてくるのが大部分である。
日本でもニ●リのマットを購入した方が数年でダメになったという話はよく耳にする。弊店のお客様でも、結婚する時にフ▼ン▲ベッドを購入したが約10年でダメになり、その後ニ●リでマットを購入したが、1~2年でダメになった、と言われたお客様がありました。ヨーロッパ系の低価格コイルマットは耐久性がやや劣るから、ノンコイルマットに移行するのは必然的な話である。
何故、ヨーロッパ・アメリカ系のマットは耐久性が悪いのか。鋼線(ピアノ線)の質が悪く、品質が安定していないところに、コイルに「焼き入れをする」という作業をしていないため、精々10年程度でヘタリが生じてしまうらしい。数十年前、日本ベッドが「焼き入れをする」と言ったところ、外国のベッドメーカーは「バカなことをする」と言って無視したらしい。ところが、今では耐久性が格段に違うという結果になったようだ。
前回のブログで、箱根の老舗旅館から40年ぶりに日本ベッドの(シルキーの前身)マットが戻ってきたが、ヘタリは全く見られなかったと書いた。分解してコイルのヘタリを検査したが劣化は見られなかったそうだ。
余談だが、Fベッド社がポケットコイルに挑戦し海外生産したが、品質に問題があったために、合格点が付けられず輸入した何千枚のベッドマットをそのまま廃棄したとも聞いている(未確認)。
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コイルの先端部分が、戻るように内側で終わっている。簡単そうだが意外と難しい
正しく焼き入れをするためには、鋼線の品質が安定していなければできない。
今は機械化され袋に入れられているが、40年前は1個ずつ手作業で袋に入れたそうだ。
品質の劣ったコイルマットはノンコイルマットより耐久年数が劣るというのは事実である。だが、日本ベッドのコイルは耐久性に優れ、30年~40年、場合によっては50年もの耐久性がある。だからこそ、マットのリフォームも可能であり、リフォーム代金もシングルで運賃等も含めて三万円程度と安価に対応してくれる。正に1から10まで国産の鋼線を使って自社工場で1枚ずつ手作りしているからこそ可能な技だ。それこそ本当のECOだと爺は思っている。
石油を原料に作られ、数年でダメになる安価な低反発マットより、どちらが地球に優しいかは、考えるまでも無いと思うが…。
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WatakeiのHPはこちらから
主たる論調は
①ヨーロッパでは生産されなくなり、過去の商品である。
②スプリングマットは環境にも、身体にも良くない。電磁波が出るから身体に悪い。ノンコイルマットは廃棄が簡単で、環境に優しい。
③スプリングマットは数年でヘタリができて、腰に悪い。
④詰め物にフェルトが使われている、ふとんのように日に干せないから、極めて不衛生だ。
⑤寝具業界ではスプリングマットは薦めていない。
などである。
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茨城県の片田舎の、しかも時代遅れ(?)のスプリングマットの製造会社をわざわざ見学に行くのは、「爺」の頭もいよいよオカシクなったのかな・・・?
ご心配戴きありがとうございます。まだ、ボケてはいないです。(自分で言うから余計に怪しい?・・・)
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特に言われている、①の「ヨーロッパでは生産されていない」と言うのは、ウソのようである。
どうもヨーロッパ系のノンスプリングマットメーカー(ウッドスプリングメーカーも含む)の販売戦略のようだ。ヨーロッパでのマットがスプリングからノンコイル系のマットに販売主体が移ったのは事実である。だが、それは10数年前の話でいわば当時の「流行」「ブーム」であった。現在でも販売量はノンコイルマットの方が多いようだ。だが、一時のブームの山は越え、最近はコイルマットが見直されてきているようだ。
次回、ヨーロッパに行くことがあれば、その点をしっかりと見て来よう。
何故そんな「ブーム」が起きたのか? 最大の理由はスプリングマットの耐久性が悪かった、品質に問題があったからだ。
ノンスプリングマットは、日本でも10年保証とか12年保証などと言われるように、耐久性が良い(だが、10年間新品と同じ品質が保たれるという意味では無い)。一方、ヨーロッパ系のマットのコイルスプリングマットは5年から10年でヘタリがでてくるのが大部分である。
日本でもニ●リのマットを購入した方が数年でダメになったという話はよく耳にする。弊店のお客様でも、結婚する時にフ▼ン▲ベッドを購入したが約10年でダメになり、その後ニ●リでマットを購入したが、1~2年でダメになった、と言われたお客様がありました。ヨーロッパ系の低価格コイルマットは耐久性がやや劣るから、ノンコイルマットに移行するのは必然的な話である。
何故、ヨーロッパ・アメリカ系のマットは耐久性が悪いのか。鋼線(ピアノ線)の質が悪く、品質が安定していないところに、コイルに「焼き入れをする」という作業をしていないため、精々10年程度でヘタリが生じてしまうらしい。数十年前、日本ベッドが「焼き入れをする」と言ったところ、外国のベッドメーカーは「バカなことをする」と言って無視したらしい。ところが、今では耐久性が格段に違うという結果になったようだ。
前回のブログで、箱根の老舗旅館から40年ぶりに日本ベッドの(シルキーの前身)マットが戻ってきたが、ヘタリは全く見られなかったと書いた。分解してコイルのヘタリを検査したが劣化は見られなかったそうだ。
余談だが、Fベッド社がポケットコイルに挑戦し海外生産したが、品質に問題があったために、合格点が付けられず輸入した何千枚のベッドマットをそのまま廃棄したとも聞いている(未確認)。
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コイルの先端部分が、戻るように内側で終わっている。簡単そうだが意外と難しい
正しく焼き入れをするためには、鋼線の品質が安定していなければできない。
今は機械化され袋に入れられているが、40年前は1個ずつ手作業で袋に入れたそうだ。
品質の劣ったコイルマットはノンコイルマットより耐久年数が劣るというのは事実である。だが、日本ベッドのコイルは耐久性に優れ、30年~40年、場合によっては50年もの耐久性がある。だからこそ、マットのリフォームも可能であり、リフォーム代金もシングルで運賃等も含めて三万円程度と安価に対応してくれる。正に1から10まで国産の鋼線を使って自社工場で1枚ずつ手作りしているからこそ可能な技だ。それこそ本当のECOだと爺は思っている。
石油を原料に作られ、数年でダメになる安価な低反発マットより、どちらが地球に優しいかは、考えるまでも無いと思うが…。
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WatakeiのHPはこちらから
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