このところの暑さに、涼しい寝具をお求めのお客様が増えてます。そして、今年は何故かBEDで、かつセミダブルのお客様が多いのが特徴です。Watakeiだけのことかもしれません。涼しい寝具といっても、メーカーもシングルサイズしか製造販売していないところも多く、SDサイズの涼しい寝具は少ないようです。
弊店も品揃えをする時、シングル・セミダブル・ダブル、アイテムによってはクイーン・ジュニアなどを用意します。だが、メーカー企画では、シングル以外のサイズは本当に少ないですね。そんな中で数少ないセミダブルサイズのアイテムでお薦めはWatakeiオリジナルのテンセルベッドパットでした。
ところが今年は既に「完売」です。今在庫としてあるSDサイズのベッドパットは西川リビングのPCM入りWOOLパットだけです。テンセルベッドパット再度生産しようにも約1ヶ月掛かり、8月中旬の生産上がりとなります。大手寝具店なら問題は無いでしょうが、弊店のような小規模店舗ではOEMとして1アイテム30枚以上50枚以上という数はなかなか難しいのが本音です。
この夏のもう一つ特徴と言えば、ウレタン系のベッドマットをお使いの方が涼しく寝たいと相談に来られます。ウレタン系のマットとは、マニフレックス・テンピュールなど、いわゆる高反発・低反発マットです。各メーカーいろんな表現で商品の良さをアピールしてますが、所詮ウレタンに変わりありません。ウレタンマットの上で眠れば背中が暑いのはあたりまえです。
マニフレックスのパンフレットを見ました。アナトミカルという言葉を日本語にすれば「解剖の」とか「解剖学上の」という意味だそうです。アナトミカル・エアホールというのは解剖学的空気孔とでもいうことでしょうか。要するにウレタンマットに孔を開けたということですね。
そうです。孔を開けましたから通気性が良くなったのです。
でも、それは穴の開いていないマットに比べ通気性が良くなったということであり、孔の開いていないマットに比べサラットしてベタつかず、穴の開いてないマットに比べ夏は涼しいのです。
だが、絶対的に涼しい訳ではありません。あくまで、比較して涼しいのです。涼しいと思って購入したが実際は暑い!のです。そこで、何かを敷いて涼しくならないかと相談方々のご来店です。
ウレタンは高反発・低反発を問わず、暑いのです。 日本に比べればヨーロッパは乾燥してます。特に梅雨という季節はありません。汗を掻くことは少なく、ベッドパットさえも半数の方が使わないとも言われてます。
ウレタンマットも良い点(暖かい・安価)はあります。
ある意味温かいのです。寒がりの方には良いマットと言えるかもしれませんね。 ちなみに、熱伝導率を調べてみました。金:320 鉄:84 ステンレス:16.7~20.9 ガラス:1 水:0.6 ポリエチレン:0.41 木材:0.15~0.25 羊毛:0.05 グラスウール:0.036~0.050 硬質ウレタン:0.026 空気:0.024 「木のぬくもり」と表現されるように木材に始まって、羊毛・グラスウール・硬質ウレタン・空気などは熱を伝えにくい、つまり暖かいのです。
粗悪なコイルマットの寿命は10年持たないし、ニ▲リのマットを買われたお客様で3年したらもうダメだったと言われた方もありました。それに比べれば、コイルマットに比べれば価格も安いし、商品によっては10年・12年と長期保証が付いています。弊店では20~30年は十分使用に耐えうる日本ベッドのシルキーマットを中心にお薦めしています。マットだけで10数万円します。以前、もっと安いマットは無いかとお客様に言われ、フ▼ン▲ベッドのボンネルマットを販売した事があった。当時中学生の姪っ子にも使ってもらったが、今ではヘタリが出てきたと言っている。体重の軽い女の子で10年程度しか持たないという事なんだろう。
ヨーロッパの気候と日本の気候とでは就寝スタイルは違うのは当たり前です。日本の家屋は本来夏涼しく過ごせるように作られています。冬の寒さは着るものや寝具でカバー出来ます。エアコンの無い古人の知恵を知るべきでしょう。カタログなどに記された宣伝文句には、ヨーロッパではそう書かれているかもしれません。でも、日本ではやはり日本の気候に合った敷きふとんやBEDパット(ベッド用の敷き)を使うべきでしょう。
天使のオーバーレイは、涼しく寝られます。
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ゼンリンのゼンリンの地図が訂正されるまで、「安ら館碧南」となっている場所が弊店新店舗です。
コイル系・ノンコイル系、比較試し寝ができます。
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