GW中もたくさんのお客様にご来店戴きありがとうございました。腰痛とか眠りが浅いとか肩こりがするなど、眠りに関するご相談を兼ねての方が多かったのもこのGWの特徴だったようです。
GWも終わり、今日から職場に学校にと頑張らなくてはいけない。なのに、目覚めが悪い、眠くて起きられない。そんな方が特に若い方に多いのでは。学校に行きたくない。職場に行きたくない。責任ある社会人ともなれば、子供のような事は言ってられない。
「ぐっすり眠って、スッキリめざめる。」そんなこと、耳にタコができるほど聞かされてますよね。でも、どうすれば、「ぐっすり眠って、スッキリ目覚める」ことが出来るか、それを知らなきゃ「豚に真珠? 馬の耳に念仏?」となってしまう。
睡眠を誘うホルモンにメラトニンがあります。ぐっすり眠るために必要です。メラトニンは暗くないと働きません。それだけでなくその原料がセロトニンだそうです。セロトニンは昼太陽の光を浴びてしっかり活動するほど増えるようです。さらに、セロトニンの原料となるのが、トリプトファンというアミノ酸(たんぱく質)です。朝食で良質なたんぱく質を摂る事が大切なんです。朝ごはんに生卵掛け納豆を薦める話は聞かれた事が有るでしょう。だが、卵を食べれば総て解決!と、事は簡単には行きません。良質な蛋白質を摂ったからと言っても、実はビタミンB6が無いとしっかり吸収されません。
マグロの赤身・カツオ・ハマチ・牛肉(赤身)・脂身のない豚肉などはトリプトファンとビタミンB6が共に含まれているとか、また木綿豆腐はトリプトファンが多いようです。ビタミンB6が多い食材としてはバナナ・ニンニク・ショウガなど香辛料に多いとか・・・。
こりゃ・・・寿司屋 でガリ(しょうが)を食べれば良いみたいだね。寿司の好きな爺としては、回転すしに行く理由がまた一つ出来たみたいだ。でも「何事も過ぎたるは及ばざるがごとし」、いろんなものをバランスよく食べるのが健康に良いということかも。
寿司談義をする気は無い。良質な睡眠を得るにはどうしたら良いか、どんな生活リズムを作れば良いか、ちょっと考えてみよう。
①毎日できるだけ同じ時刻に起きること。起床後(2時間以内に)朝日を浴びる。・・・・・工場のスイッチを入れる
②良質なたんぱく質を含む朝食(トリプトファン)を摂る。脳の栄養・炭水化物も必要。・・・・・原材料を取り込む
③日中しっかりと活動することによってセロトニンが大量に作られる。・・・・・生産効率向上
④暗くなると(起床後12~13時間後)セロトニンがメラトニンに変化し眠たくなる。・・・・・仕上げです。
⑤良い睡眠で成長ホルモンが分泌される。子供は成長に、大人は細胞修復(肌を綺麗にするなど)・・・・工場のメンテナンス
⑥同じ時刻に寝ることも大切だが、それ以上にできるだけ定刻に起きること。定刻起床を習慣化することによって、生活リズムが出来上がり、休み明けもすっきり目覚めることができる訳だ。・・・・・①へと続く。
ポイントは、定刻起床と朝食だと思います。
セロトニン(他にアドレナリン、ドーパミン・ノルアドレナリンなど)は、日中の活動と夜間の睡眠とに深く関係します。特に、セロトニン・ノルアドレナリンなどはレム睡眠中には活動をしません。また、メラトニンは夜になっても光があると十分に働きません。快眠のためには暗めの照明(電球色)が良いというのもほぼ定説です。生活にはメリハリが必要なのですね。
短略的に睡眠の質が悪いと、回りまわってそれらのバランスが崩れ、「うつ病」「五月病」などの原因と言われるのです。だが、実際はそんなに簡単な話ではなし、ぐっすり寝れば即治るという簡単な話ではない。うつ病は、脳の病気であると言われるようになった。専門の医師の診断を仰がなければならないが、少なくとも、寝不足や睡眠の質が悪いと、いろんな病気を起こし易くなるようだ。
寝具店の役割は、その人に合った寝具を提供することだと爺は思ってます。高価な健康寝具(?)が良いのではない。安価な寝具がすべて悪い訳でもない。その寝具、あなたに最適ですか? 評判の良い枕で肩こりが必ずしも治る事はありません。固いベッドマットで寝れば腰痛が必ず治るわけでもありません。高い羽毛ふとんなら、必ず暖かく寝られるとは限りません。寝具選びは簡単ではありません。
Watakeiは まくら・ベッド(敷きふとん)・掛けふとん、いろいろ試し寝のできるお店 です。
そして、「睡眠改善インストラクター」が、2名います。お気軽にご相談下さい。