老朽化した市営住宅に住んでる82歳(ぐらい)になる独居老人(要支援2)の寝生活について、地域包括支援センターからの相談があった。
ほぼ一日中、部屋の中で過ごしている。寂しさもあるのだろう、一昨日昨日と2日間の訪問中の1時間半は彼の独演会であった。市役所の対応や、市からの紹介で来る業者の不誠実さを盛んに訴えていた。
初日の訪問で話を聞き、現状を整理してみた。
①腰痛をはじめ、体中が痛いと訴えている。②自費レンタル(3,000円/月・・・すでに3年以上借りているから、かなりの金額に相当する)で畳ベッド(F社・手すり付き)を使用中である。③市のサービスで丸洗いサービス付き寝具の貸出を受けている(自分の寝具を使いたいがそれでは丸洗いが自費となるので、不承知ながら利用している)。
問題点は次のようであった。
(A)2枚のベッドの床板(畳入り)の間に約3~4㎝程の隙間ができている。(B)敷き寝具の中わたの厚みが均一でない。(C)中わたが木綿と化繊綿とのミックス綿であるが、化繊綿の量が多いため完全に底着き状態になっていた。背が曲った様子はなくは思った以上に立ち姿勢は良い。だが、体重は80㎏近くありかなりの肥満体形である。
特に腰の部分がへたっている。手でなぞってみると化繊綿と木綿わたとの混ざり具合が均一でないので全体に凸凹している。
ベッド自体に特に大きな問題はない。床板を段ボールで固定し隙間は無くした。この間も、「F社の社員は1年に1度来れば良いほうで、あんたみたいに細かいことは何一つしてくれなかった。電話しても来ない。市役所に電話するとやっと来る。銀行引き落としで支払っているから、金だけ先に持っていく。」と不満をここぞとばかりに言われた。
最大の問題点は敷き寝具が、老人の体を支えきれていないということだ。当初、ウレタンマットレスと敷きふとんであったが、ウレタンマット自体もヘタリが進み、結果腰が落ち込んでしまい腰痛を起こしたと考えられる。今はマットを除いて敷きふとんだけである。だが、底着きがひどい(床板の隙間も簡単にふとんの上から判るほど)。
昨日は、対処対策を爺なりに考えて再訪問致しました。
対策として、バスタオル等を3枚利用して、腰の部分の凹みをカバーしました。
横寝での姿勢が多いこともあって、肩の痛みも訴えられました。ご老人はTV通販の低反発マットをしきりに購入したいと言って見えた。TVコマーシャルの「寝具に体を合わせていませんか。寝具があなたの体に合わなければいけません・・・」を素晴らしいと盛んに持ち上げていた。その通りです。だが、ベース(土地)に問題があるのに立派なビルは建ちません。バスタオルでの補強は、地盤改良ですね。
敷きふとんの補強をした後、次に横寝対策です。肩と腰骨の部分の圧迫を軽減する必要があります。ソフトな感触が必要です。そこで、低反発マットは思ったより夏暑いので、通気度の良いそして雑菌の繁殖も抑えられる「ボディドクター」のドクターパッド830を重ね敷きしました。
支持性と通気度とを追及すれば、現状としては最善と思われます。
作業をしている間も、「給食サービスも高い。しかもほとんど同じメニューだ。TVを見ていると、コンビニでは300円ぐらいでもっと美味そうだし、メニューが豊富だ。2倍も高い金を取って美味くない。市の幹部も毎日これを食ってみろ!いやになっちゃうぞ。・・・」
さらに、行政に対する不満は大きいようだ。そして、「何よりも法律をころころ変えおって、みんなワシら弱いもんにしわ寄せが来取る。戦争で苦労し、戦後一所懸命働き定年少し前で脳梗塞で倒れ、その後は悲惨な毎日だ。・・・ 病気で病院もなかなか行けん。 ●村には絶対票は入れん!・・・」と。
「国を守るために、戦車を作りよるが、戦車より毎日ぐっすり寝られんほうが、・・・やんなっちゃう・・・」
ぐっすり眠れる事は、本当に幸せなことなんですね。政治のこと、生活費(お金)のことを心配せずにぐっすり寝られる世の中が、早く来るといいですね。
数日寝たあと、結果をお聞きすることにした。納得されたら、ボディドクターを購入して戴くこととしました。
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ああ~・・ぐっすり寝たー!!
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