以前から一度泊まってみたいホテルである箱根の冨士屋ホテルに泊まりました。かっては、日光の金谷ホテル・箱根の富士屋ホテルは、外国人を対象とした本格的なリゾートホテルと言われ、明治期から戦前に建てられた建物は文化財でもある。部屋や廊下の暖房は昔懐かしいスチーム暖房で、40年前の学生時を思い出しました。 また、フロントから部屋までの長い廊下から庭を見ると、なにか揺らいでいるような・・・、手すきの窓ガラスでした。
赤ジュータンが敷かれた玄関に車を乗り入れました。写真をと思いましたが、格調高くとてもそんなことは出来ない雰囲気でした。
到着した時のドアマン、チェックイン時のフロントマン、部屋まで案内して戴いた客室係まで、さらに、夕食時のウェイター・ウェイトレスの皆さん、今まで泊まったホテル旅館で最高の素晴らしい接客でした。
冨士屋ホテルとしては、最安価な部屋です。やはり、花御殿にすればとちょっぴり後悔・・・。窓からは箱根登山鉄道がゆるゆると登っていきます。
40年前を思い起こさせたスチーム暖房
ロビー
外国人を対象としたホテルらしく、館内は合理的でありながら日本らしさをもしっかりと表現されていました。部屋まで案内して戴いた方は、ポーランドから研修に来られていた方で、流ちょうであり丁寧な日本語に、かつ美人だったこともあり、ちょっぴり感激的でした(爺だけかも・・)。
車寄せから二階フロントへ
ディナーは最高でした。本格的フランス料理をと思ってましたが、何よりも食材が最高で、超々美味しかった。こんな書き方をするのは平民の極みか、上流階級の方々はもっと違った表現をされるでしょうね・・・。美味しいワインについ飲み過ぎたことと、慣れない車、前日までの仕事の疲れなどで、途中から爺の体調が悪くなり、食事の後半は部屋に運んで戴き食しました。若い時のようには身体が言う事を聞きません・・・。
バーの椅子とテーブル
朝食はバイキングを選びましたが、満席で隣のバーで待ちました。創業当時はビリヤードやダーツの娯楽室であったところです。無声映画のシーンのような、本当に時間がゆったりと流れているようでした。
さて、恒例のベッド探訪です。ベッドは日本ベッドのボンネルタイプでした。
ナンバリングから察するところ、1984年製。30年以上前のマットです。 さすが日本ベッドです。、でも長持ちしすぎですよね。
ヘタリはほとんど感じません。正に古典的マット・文化財的マットでした。原則今では日本ベッドのボンネルタイプの販売は終了しています。そんな非常に固いマットですから、爺婆としては、残念ながら気持ち良く寝られたとは言えません。ふだん日本ベッドのシルキーで休んでますから、かつ、爺は天使のオーバーレイを敷いていることもあって、固すぎた為か朝起きた時には、ちょっぴり肩・腰が痛かった。
これから旅する時は、天使のオーバーレイを持参しようかと思ってます。・・・スポーツ選手みたいに???
冨士屋ホテル様を始め、全国のホテルでこの 「天使のオーバーレイ」 が導入れれることを夢見ています。
たとえ 夢のまた夢・・・・ で終ろうとも
(今回は実際の冨士屋ホテルを白黒写真にしてみました)
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