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紅葉が見たい。  いつの日か「そうだ 京都、行こう」

2008-11-24 15:52:46 | 爺の趣味の世界

電車に乗った。

吊り広告にJR東海の「そうだ 京都、行こう」のポスターがあった。

 

きれいな紅葉の中に、少し小ぶりなお堂が溶け込むように佇んでいた。京都に、こんな綺麗なところがあっただろうか?と電車に揺られながらじっと見た。ポスターの中の小さな文字を読んだ。

大原三千院の往生極楽院であった。

このお寺は私の大好きなお寺の一つである。学生時代からもう何度も行っているのにもかかわらず、何処か分からなかった。

3月から新緑の頃、庭に下りてお堂を見ることは過去にあった。でも紅葉のポスターを見たその時は分からなかった。

秋の京都は観光で行ったことがない。仕事で、ロマンス小杉京都西川へは行くことはあってもだ。

 

この寺が好きな理由は、中でも、来迎阿弥陀三尊像の脇侍の両観音のお姿(姿勢)が好きである。ほんの今来迎され着いたところを表現されたものだそうだ。人はこの世である程度の成功を得ると、来世もまた、幸せに暮らしたいと思うのであろうか、平安中後期には、貴族の間で、阿弥陀信仰が盛んとなり、阿弥陀三尊が多く作られたように思われる。

時代の変遷とともに「金持ち宗教」にもなり、「貧乏人宗教」にもなるのも面白い。

 

仏教の話はさておいて、秋の紅葉の頃はふとん屋の忙しい時だ。ゆっくり京都奈良へ行くことはできない。

私も来年「還暦」である。10年後も仕事に追われている人生を歩んでいるかも知れない。でも、いつかゆっくりと、紅葉の京都でのんびりしたいものだ。

学生時代のように、好きな仏さまの前で、30分1時間と対峙(少し大袈裟な言いかたかな)したいものですね。

 

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