さすらうキャベツの見聞記

Dear my friends, I'm fine. How are you today?

患者が受診を中断する理由とは

2006-10-17 23:32:17 | Tuesday 医療ニュース
という記事が、日経Medical Onlineにて、ありました。患者満足度調査はあちらこちらで見かけるけれど、治療中断患者さんに対して「不」満足度調査を行ったという点がおもしろいナと


 なんでも、
 入院した方々のうち、退院後外来フォローが必要だったにもかかわらず受診しなかった患者さんに調査票を郵送(回収率28.4%)したり、
 比較するために、別の方々(同じく入院して退院した方々)にも渡して(回収率63.8%)、
 結果を比較したとか。

 結果、治療中断した方々と、それ以外の方々との間で、明らかに差が見られた 1)不満の内容は、

 1.どのくらい費用がかかるか、全くわからずに入院した(治療中断群46.9%)
 2.入院中の生活がどうなるのか、よくわからないまま入院した(同31.3%)
 3.検査の待ち時間が長すぎる(同25.3%)

 4.退院後の治療、通院、生活上の注意点などが十分に理解できなかった(同21.3%) ←もう一つのグループでは、ココ2.8% 

 5.医師が一方的に説明し、私の考えや意思を尋ねなかった(同18.4%)
 6.説明するとき、医師が検査結果や画像を見せてくれなかった(同18.2%)
 7.症状や治療について医師に質問できないことがあった
 8.手術の痛みや不快感があったが、対応してくれなかった
 9.説明の分かりにくい医師がいた
 10.看護師に質問や相談をしたが、対応してくれなかった

 などなど。

 from http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/200610/501549.html
 
 この記事の副題が-「医師の説明不足」が大半、大阪の医療機関の調査で明らかに-、となっていたが、う~~む、・・・看護サイドのことも大きい




【注】
1)治療中断群が、対照群よりも統計的に有意に高かった(χ2<カイ2乗>検定で、p<0.05)。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする