<<どう対応して良いか判らない再生会議の提言>>
11月29日に教育再生会議のいじめ問題への緊急提言が出されました。
いじめっ子への厳格指導・懲戒と家庭の責任の提言は従来にない画期的なものでしょう。
しかし、出席者から停学などは学校の教育責任の放棄だとか、また例の「優しい」団体の責任者から、生徒を別室に呼んで指導するのは、生徒から言えば罰則と捉えられるだけて、かえって隠れた所で、いじめが増えるべきだと言う指摘などありました。
これでは、私から見てもいじめっ子に厳しく対応せよと言うだけで、どうしたら良いか判りません。
今まで奇麗事の教育ばかりしてきた学校関係者はなおのこと戸惑うばかりで、中途半端な対応に終わり、その結果は、再生会議の今までの方向に添って考えれば、学校関係者へのなお一層の締めつけに終わるような気がします。
<<サンデープロゼクトのいじめ問題の討論>>
今朝のテレビ朝日のサンデープロゼクトにも再生会議のメンバーの何人かが出ていました。
そこでも私が感じたような問題が提起されていましたが、次の点が気になりました。
(1)いじめは必ずあるもし、なくならないものだ。
果たしてそうでしょうか。
テレビなどで良く出る夜間中学校で、いじめなどで登校拒否になった子が立ち直った話しを聞きますが、そこでもいじめが頻発しているのでしょうか。
私自身も貧乏な家庭の子で、汚れた服装、人見知りする気弱な子と言う、いじめのターゲットになりそうな私が、戦前の小学校から今の高等学校に行く間、いじめを受けた経験が全くなかったのは、九州男児と呼ばれた土地柄で、いじめは卑怯者のすることだという考え方の徹底した、そして発展途上の地域で多くの人が流入するのを受け入れる土地柄だった為だと思います。
今でも、土地や学校によってはいじめの殆どない学校が多くあると思います。そこでいじめのない理由を探せば、いじめ根絶の解決のヒントが隠されています。
(2)学校に地域の人が協力して、いじめ防止に当たるべきだ。
実は私の提案にも同じことが入っていますが、それを妨げるものの一つが地域社会には夫婦とも働いている人がいて、地域活動に殆ど参加してないと言う事実です。
学校に協力しよう思っている人(特に夫婦のどちらかだけの収入だけで暮らしている人)が、彼らが自分達は関係ないといって、金ばかり稼いでいると判ってはどうしてやる気が出るでしょうか。
やはり共稼ぎの人も地域社会の一人であり、忙しくてもなんらかの社会奉仕に参画させるような教育が必要なような気がします。
私が下記のように、なんどかブログで書いてきた私なりの対応策を纏めて見ました。
何しろ素人が書いたものですから、いくらかのダブりや書き足らぬこともありますが、わざと投稿時のままにしております。
その要点は、
1.家庭の躾けをきちんとする。
古来の良い所を教える、思いやり、決まりを守ること、我慢しなければならぬ時は我慢する、近所の人への挨拶から子供の世界を拡げること、本を読むこと、インターネットの禁止等。
2.学校と家庭の協力による教育
(1)男と女それぞれの良い面を伸ばす。
(2)いじめは卑怯者のすることだと言う価値観の導入、
(3)法を守る。
学校は治外法権では無い事を教える。
手に負えぬときは、最終的には法律に従って警察に通報するのが国民の義務だと教える。
3.子供の閉鎖的な狭い社会からの解放と拡大
(1)少子化の解決→子供社会自身を拡大
(2)地域の人の子供社会への参加、生徒の地域活動の参加
4.いじめが起こったときの対応
(1)学校全体の教師、生徒全員(いじめっ子、いじめられた子を特定しない)の参加による、一斉教育
(2)いじめの悪い事、人として恥ずかしい事を徹底させる。
(3)いじめが起こる度に何度も一斉教育を行う。
5.教育再生会議の皆さんが、もっといじめの盛んなところ、いじめの殆どない所など現場に足を運ぶ事。
いじめのある所とそのない所の研究もいじめ根絶のヒントが隠されているような気がします。
良い子の育て方(10月11日)
子供の躾け、古来の良い所を教える、思いやり、決まりを守る、我慢する、近所の人への挨拶、本を読む、インターネットの禁止、素直な子
いじめ問題→原点に帰れ(10月22日)
いじめのなかった戦前(正確には私のいた地方での)(いじめは卑怯者のすること、開かれた子供社会)、いじめのひどくなった原因(子供の価値観の劣化、閉鎖的な子供社会)、対策(良い美風を取り戻す、少子化からの脱却、命の大切なことを教えるタイミング、学校関係者の責任)、グローバル化への対応
いじめをなくす方法(11月12日)
建前をなくし現実を見る、良い昔の価値観の取り入れ、開かれた子供社会、地域社会への参加、落ちこぼれ対策、学校も法律を守る、家庭教育と教育委員会の見直し、我慢強い子の育成、少子化対策
教育的配慮ではいじめは根絶出来ない(11月14日)
いじめっ子にも何故教育的配慮、「講堂修身」(生徒全員集めていじめの悪いことを教える),いじめっ子もそれを見ている子も卑怯者、手に負えぬものは警察に通報、いじめ根絶迄「講堂修身」の繰り返し
いじめっ子は卑怯者だのキャンペーンをしよう(11月26日)
いじめの恰好のターゲットの私がいじめの経験がない理由、男らしさ、開放的な土地柄、藤原正彦のいじめを憎む心、いじめ防止のキャンペーンをしよう
いじめ防止の(私独りの)キャンペーンにご協力下さい。
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