普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

岡田代表の無所属の会と国民民主党への提案

2018-09-06 11:15:10 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 8月31日の読売で「無所属の会模索の日々・立憲民主党、国民民主党の仲介険しく」の報道が出ました。
 理由は両党の間に羽深い感情的なしこりがあり両党と無所属の会の統一会派の交渉にすら入れなかったこと。同会としても会派のままでは政党交付金が交付されず急な衆院選に対応できない。同会の今後の方向として・会派を政党化する。立憲民主党との統一会派に梶を切ることが論議されている。
 9月5日の読売で玉木さんが国民民主党の党首になったと報じられています。同紙の解説記事に「玉木氏野党共闘に軸足」の記事が出ていました。
 来夏の参院選での野党連携も課題だ。1人区での選挙協力に関し「共産党を含めた調整を実現しないといけない」と述べ野党間の候補者一本化に意欲を示した。これまでは「対決より解決」を掲げて玉木氏だが「政権と対決しないと受け取られた点は反省しないといけない」と軌道修正。支持率1%前後に喘ぐ党内には抵抗路線を貫く立憲民主党との連携を求める声が根強い。玉木氏も党内結束を保つため野党との共闘路線に軸足を置かざるを得なくなった形だ。
「私の意見」
・無所属の会へ
 前回も書きましたが立憲民主党は支持率半減の大ピンチに晒されています。枝野さんさんの独断専行に党内からの批判が出るのも当然です。そこへ岡田、野田さんの大物の加入は党内の情勢激変です。
 然し野党は自民党に優る政策を出しそれで支持率を上げるべきというのが持論の私は、無所属の会は提案路線を歩む国民民主党との統一会派を目指すべきだと思います。同党は今回の世論調査で今までコンマ以下の支持率が1まで上がっています。そこへ二人の大物が入れば党のレベルの向上と議員数74名となり、議員数75/名の立憲民主党の対等の話し合いができます。詰まり単なる野合でなくて、自民党に負けない提案のできる最大野党になって欲しいのです。
 それが定常的な政権交代を願う私の提案です。
・国民民主党へ
来夏の野党共闘路線の前にやることが有ります。支持率1%前後に喘ぐ党と有りますが、私のように各党とも是々非々の立場の私から見るとの1%前後に喘ぐ同党と読売は書いていますが、殆どと言って良いほど対案の出ない立憲の支持率4(8)、政府に対して是々非々の維新の会1(1)に比べて国民民主の1(0)は大善戦です。国民民主はこれを忘れて野党共闘などに走ればまたコンマ以下になるのは間違いないと思います。
 当面やるべきは提案路線の維持と、岡田さんなど無所属の会との提携です。これが実現すれば同グループの支持率は更に上がるのは間違いないような気がします。何故なら国民は抵抗路線一方槍の立憲民主党に代わる党の出現を求めているからです。そして来夏の参院選で立憲との提携の交渉ではも国民民主の方に有利に働くのは間違いないと思います。
 繰り返しになりますが、それが定常的な政権交代を願う私の提案です。

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川柳「裁判員の常識民事もに活かせ」

2018-09-06 11:10:38 | 川柳
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
「九十歳何がめでたい」の著者、佐藤愛子さんの嘆きと裁判員制度について
 私は図書館の読書会で上記の本を借りて読みました。その中で特に気になった記事を取り上げて見ました。
 その中の「子供のキモチは」の記事です。
 彼女の名文をかってに省略していますが、筋を追うだけと思って読んで下さい。
 某小学校で六年生の男性がサッカーボールを蹴っていたとき、ボールが校門を越えて、オートバイで走ってきた老人に当たりそうになり、それをよけようとしい転倒、足を骨折し入院、それから一年四カ月後に肺炎で死亡。老人の遺族は少年の両親が監督義務を怠ったと提訴。それに対する判決は両親の監督責任を認め、二審で千八百万円の賠償を命じた。なんともおかしな話だ。校庭でボールを蹴っていただけ、それが何故親の監督不届きになるのか。老人は転倒して骨折したがそれの原因で死亡したのではなく肺炎だ。
 わが国は昔から運が悪かったという言葉があり、諦めて耐えるとと言う智恵を持っていた。耐えがたきを耐えて相手を許すことは最高の美徳だった。悪意の無い事故までモトをとろうとするガリガリ亡者は居なかった。そしてその彼らの味方を司法がしている。
 司法は人間性を失った。
 情けを捨てて観念のバケモノになった。
 これではうっかりボールも蹴れない。投げられない。
 かっては子供に喧嘩はつきものだった。喧嘩によって少年は鬱積するエネルギーを発散し、未来に向かって強く生きて行く基礎を身につけた。だがいまは暴力を否定される時代だから喧嘩はできず、イジイジと苛める。苛められて思い詰めて自殺に走る。
 その一方で「子供のキモチを判ろう」、子供をのびのびと育てようとしたり顔の教育論が反乱している。のびのびとボールを蹴ったらこの騒ぎだ。
 十一年を経て事件は最高裁によって正しい判決が下された。
「危険が無い遊びなので偶然に起きた事故なら責任は免れる」
という初判断が示された。このくにの司法にもまだ良識が居残っていたと私の胸のつかえは一応降りた。
然し十一年とは余りにも長い年月だ。両親にたいして済まないという辛い気持ち。怒り、悔しさなどなど。

「私の意見」
 最高裁の「危険が無い遊びなので偶然に起きた事故なら責任は免れる」の判決は普通の常識で考えて普通の人なら誰でも気がつくことです。
 そんな事さえ気がつかない雲の上の下級裁判所。そのため裁判にどれだけの手間と金がかかり、著者の言うように無実に近い人をどれだけ苦しめてきたか。
 その対策として直ぐ考えられるのは世の中の常識を裁判に持ち込むこと。そのためには刑事事件に使われている裁判員制度を民事事件に持ち込むこと。然し現実は刑法の知識もないのに一般人を裁判員として刑罰確定まで参加させています。
 この裁判員制度発足までに色々な動きがありました。死刑制度反対の弁護士と橋下さんなどそれに反対する人達の論争。結局は政権を支える公明党の死刑制度反対で自民党もそれ受け入れました。現在でも公明党の加憲の動きに合わせての9条は当たらずに自衛隊の条項だけ加えようとする安倍さん。
 そして当然のよように、米国の陪審真のように犯罪の有無の採決でなくて、裁判員に量刑の採決まで参加させました。多分素人なら死刑の宣告にためらうだろうと思ったのでしょう。しかし彼らの思惑は全般的には失敗し、死刑の宣告は無くなりませんでした。そして最近のオウム関連者の大量死刑。
 私は刑事事件の裁判員の要否、有無はともかくとして、世の中の常識を活かせる民事事件のへの裁判員の登用は今にでも始めたら良いと思うのですが。
 何しろ阿蘇大噴火の火砕流が到達するとして伊方原発停止のを求めた裁判が広島高裁まで上がるのですから。阿蘇の地形を知っている人なら、かりに大火砕流が出てもすべて外輪山の一部が破壊した立野から伊方の反対方向の熊本に流れることを知っているのですから。こんな分かり切ったことでも高裁まで金と手間をかけて審議されるのですから。

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前月号鑑賞」「洗濯物たたむと空のいい匂い」

2018-09-06 10:59:29 | 川柳

川柳くろがね」2018年8月号より
前月号鑑賞 石神 紅雀 選・評

「洗濯物たたむと空のいい匂い」     今村テルヨ
 おひさまの匂いはよく聞くが、空の匂いは初めてだ。どんな匂いだろう。青空の匂いって。

「並ぶのが嫌いで過疎の村に住む」    阿部 文彦
 私も田舎が好き。歩かなくてもいいから。ドアからドアまで車ですいすい。切符や買いで並ぶ事もない。

「五分咲きの花からもらうこころざし」  黒川 孤遊
 人間なら中学生かなぁ。未完成の中にある使命感だろうか。未来のある人問は強くてまぶしい。

「曖昧にしているそれはそれで良い」   山下 華子
 何でもきちんとされる華子さん。裁縫も華道もきっちり。でも何となくこまかすところも大事なのだ。

「生き甲斐がベンの先からほとばしる」 古谷龍太郎
 恰好いいなぁ。龍太郎さんならきっとそうだ。万年筆が似合う。さらさらと滑るペン先、インクの匂い。

「荷ほどけば妻のため息ばかり梅雨」   山崎 蘭草
 愛妻家の蘭草さん。何の荷物を解いていますか? 何を見ても奥様を思い出すのは、きっと梅雨の廿い。

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