普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

統計問題の前に基本的に厚生労働省の在り方見直しをすべき

2019-02-08 11:51:27 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 2月1日の読売新聞の「編集手帳」より。お喋りの個所を省略して基本的な問題点を纏めてました。
 毎月の厚労省の統計はに就いて何故歪んだ調査を長年つづけたのか。この問題の解明を目指す職員えの聞き取り調査は、多くが身内で行われたことが発覚し、やり直しだと言う。「有識者だけで構成し、中立性を明確にする」と述べていた厚生労働相の責任は重い。客観性に疑義が生じるのは当然。昨年の国会では裁量労働制を審議するための調査データに次々と異常値が見つかり議場を騒がせた。国民の信頼は遠のくばかり。疑惑への誠実の対応は勿論、本来の職務を怠りなきよう。愚かしさの連鎖を断つこと。

「私の意見」
 野党の厚生労働相批判が下火になったと思ったら5日は安倍さん、麻生さんの統計について厚労省へ圧力を掛けたのではないかの批判。そんなことが事実と判れば両氏とも辞職に追い込まれるは確実で二人がそんなことをする訳はありません。夜のテレ朝で何時もは安倍政権には批判的なコンメンテーターも二人の批判はなし。与、野党ともそんなことより、基本的に厚生労働省の在り方を見直すべきだと思います。
・厚労省の仕事量が多すぎはしないか?
 麻生さんが首相、舛添要一さんが大臣をしていたころの読売新聞が厚労省分割について概略次のような社説を出しています。問題が大きいので省略せずにそのまま紹介します。
 厚生労働省は大きすぎる。厚労省の大きさは予算規模からも明らかだ。政府の今年度当初予算では、一般歳出52兆円のうち厚労省予算が25兆円を占める。総務省や内閣府などの分割・再編もにらんでいるようだが、社会福祉行政の信頼回復を図るためにまず厚労省改革に絞って具体案を練るべきだろう。暮らしにかかわる施策の大半を受け持つ厚労省は、国民の関心が高い問題を数多く抱えている。」インフルエンザ、雇用対策、年金記録問題、医療・介護の人材確保――。挙げればキリがないほどの難題を1人の厚労相で担当しているのが現状だ。これでは、重要問題のすべてを十分に検討し、迅速に判断するのは難しい。所管分野が広すぎて大臣の監督権が弱体化していたことが、「社会保険庁などで数多くの不祥事を招いた一因」でもあろう。医療政策は厚労省に一本化されておらず、文部科学省が医学教育と大学病院を、総務省が自治体病院を所管している。少子化対策も内閣府や文科省、経済産業省などに分散している。厚労省の仕事とこれに接する他省庁の仕事を、国民のニーズに合わせて仕分けし、適正規模の官庁に集約する必要があろう。麻生首相は、医療・介護・年金などを所管する社会保障省と雇用・少子化対策などを受け持つ国民生活省に再編する案を示している。経済が低迷し、社会に不安感が漂っている。だからこそ、厚労省の刷新を急ぐ必要がある。分割・再編して、問題ごとにきめ細かく対応する体制をとれば、国民は政府の意気込みを感じ、社会福祉行政への期待は高まる」のではないか。将来への安心感が増すことで、消費者心理が改善し、景気も明るさを取り戻していくだろう。
 政治の裏のことは判りませんが、麻生さんの提案はそのままになり、読売が指摘した問題の解決が先送りになりました。
 現在は読売が上げた問題以外に、安倍さん主導の働きかた改革、働き過ぎ伴う自殺問題、雇用対策、年金記録問題、医療・介護の人材確保、それに関連する移民増加に対する具体策の決定などなど。麻生さんの時代からみれば厚労省の負荷は増大する一方です。
 勿論議会やマスコミの厚労省批判は当然ですが、同省の負担軽減をしなければ次々に新しい問題が起こることは間違いないでしょう。
・厚生労働相の職員のモラルの問題
 消えた年金問題で日本年金機構の再建策に対応する社会保険庁の動きです。
 リストラされた社保庁職員は約900人と自己退職の700人を除く、国民が怒らせ、呆れさせた多くの消えた年金に関わった多くの人達がまだ厚労省の守備範囲に残っているのです。厚労省の幹部が猛反省をしその対策をしていれば今回の不祥事など無かったと思うのですが。
 然も拙いことに働き方改革、医療・介護の人材確保、移民制度変更など、それが実施になれば一番関係のある厚労省の意見は全く外部には出てきません。これで同省の幹部の意欲が下がるのは当然です。安倍内閣はことを上手く図るためにも、厚労省の意見を取り上げて彼らのやる気を出させるべきでした。
 一方、野党側も消えた年金で名を挙げた官公労を支持基盤とする立憲民主党が、彼らの多く残る厚労省を批判しているのです。官公労の職員を使い切れない厚労省の幹部?その幹部達を立憲民主党が批判!?
 私は今こそ厚労省のスケールとその体質の見直しをしなければ、消えた年金→今回の不祥事→また厚労省の新たな不祥事の発生に繋がるような気がします。

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素人のアジア盃カタール戦批評

2019-02-08 11:46:57 | スポーツ
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 注目のアジア盃カタール戦は1-3で日本が負けました。
 私は文字通りサッカーの素人ですが、「ずぶの素人が考えたサッカー・ワールドカップ戦術」で書いたように素人だから案外的を射ることもあること。国内の空気で誰も触れないことも素人のブログだから書けることあると思って感じたことを書きました。
・本当に日本の守備に問題があったのか
 読売の批評。「日本守備乱れ完敗の大きな見出し」
 実際は失点3の内、1点はネット前の球を自分で処理し最後はオーバーネットシュートで決めた神業のカタール選手を褒めるべきで日本の選手の選手の責任ではない。もう一つの失点はゴール前で吉田選手の手に触れてペナルティーキックを取られたもの。日本もイラン戦でも同じ状態で得点まように、素人から見れば運不運の問題。残りの1点だけは快速のカタール選手を止められなかった日本守備陣の責任?
 逆に言えばそれまでの試合は全て無失点をを考えると日本守備陣は善戦してきたと思います。
・日本の攻撃面の問題点
 イラン戦を除いて1点しか取れない攻撃。私はそれらの試合を見ながらアジアで通用してもワールドカップではとても勝てない?監督の森保さんはその場合は次の新た手を考えているのかと思って見ていました。
 今回の敗戦。ワールドカップなどの経験から良く言われているように一人でも突破出来る選手の養成。私の思いつきですが、テレビで見た400メートル高校新記録を出したサッカー選手のように、サッカーとしては?がついても、女子400メートルリレーの選手の発掘のように、サッカーに関して特殊才能のあるる選手の発掘・育成をしては?
 言うまでもないことですが、攻撃面のエースが僅か2~3数人では相手にとってマークする選手が減る数相手にとつて護るのは比較的に簡単?
 今回のアジア盃で気付たのは、ワールドカップ戦であれだけ活躍した長友選手が攻撃面で影が薄かったこと。戦前の読売の予想ではMFの走り会いの勝負となれば原口のスタミナと、左サイドを担う長友が日本の武器になとの予想でした。勿論彼の当時の調子がどうだつたのか私など判るわけありませんが。
 はっきりしているのは日本が攻撃の時は殆ど中央か右ばかり。まるでチームの人から待ち構えている長友選手が阻害されていたよう?私の見ている範囲では長友選手らしい得点のチャンスを作っのは僅か一度だけ。
 結果として相手側も護り安い日本の攻撃は中央と右に偏った攻撃。日本がもっと幅広い戦いをしておれば様子も変わったはずだったのに?
 素人目かも見れば。守備は言うことなし、後は攻撃力の強化。
 然し新聞に寄れば待望の日本人監督の森保さんを中心に良く纏まっているそうで、日本得意のチームワークを活かして頑張ってくれるような気がします。
 頑張れサッカー日本!!

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「吟社くろがね」紹介「失敗は成功の元医者が言う」

2019-02-08 11:39:36 | 川柳
川柳くろがね」2月号より
前月号鑑賞 石神 紅雀 選評
「何回も勝ったビデオを飽きもせず」安倍 和雄
 あるある!美人に映っている写真もビデオを何度もも見ます。ニタニタして見ます。ウフフ、至福のじ時間。

「謝ったけど私が悪い訳じゃない」 村上 和美
 これぞ処世術。そう思わなくちゃ生きていけませんよね。頭を下げることぐらい簡単。ほら、テレビでも。

「旧姓の乙女を探すクラス会」   岡田 洋
 胸キュンの一句。初恋の彼女はどの人かなぁと、面影を捜す、別の男性と談笑中だったりして。

「一輪挿ざし僕と貴女の花見酒」  吉冨 安子
 ごちそうさま。でかげなくった花見はできますね。アツアツのお二人は、手を握りながら乾杯!

「失敗は成功の元医者が言う」   森田 則一
 今月の一等賞。怖いなぁ。「何回失敗したのですか?」とも聞けず。僕で失敗しないで!と祈るのみ。

「褒め言葉の顔して小言やってくる」吉丸 玲子
 そうそう。最初は褒められていい気になっていると中盤からお小言に。でも、自分もそうするかも。

音叉(前月号より)
推薦:古野つとむ、山崎蘭草、松村華菜、中村鈴女
ほどほどの嘘混ぜながら生きてます 志岐 けいこ
頂上に着けば翼が欲しくなる    米満 けい(二人推薦)
幸せの方位さがしている磁石    時津 みつこ
不機嫌なマグマを抱いている地球  安川 聖
陽を抱いた布団よ夢も抱かせてよ  林田 律子
カマキリに似てきた妻の眼におびえ 桜木 山彦
年金受給ボーッと生きてスミマセン 田中 和正
割り切って三日坊主の点と線    的場 しずえ
先生と呼ばれ素直に後ろ向く    吉冨 安子
躓いた石に生き方聞いてみる    陣内 いっこう(二人推薦)
欠けている茶碗夫婦のメロドラマ  桶川 聖柳(二人推薦)
想い出がコツンと痛いところつく  有松 市子
げんこつを同封とあり父の文    黒川 孤遊
一言を譲って丸くなる会話     平田 照子
取り皿の余白に笑い声を盛る    松井 素子
もやもやの梅酒わっているゴクリ  的場 しずえ
約束をしたがる指がまた拗ねる   山下 華子

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