普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

辺野古基地建設を反対する立憲民主党へ

2019-02-16 16:16:26 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 沖縄県で辺野古基地建設賛成、反対の県民投票に就いて自民党は静観、立憲民主、共産など野党は反対に廻ったそうです。
 一番に辺野古基地推進をしたい自民党が静観を決めたのはよく判ります。私は沖縄県の人達や、そのグループの人達が反対するのも判ります。何でも反対の共産、社民が反対するのも判ります。
 然し枝野さんが自ら公言したように、次期政権を狙う立憲民主党は当然は地域でなくて国民政党であるべきです。国民性党として日本として反対ならその対策を出して辺野古反対を訴えるべきです。
・辺野古反対で取り残される普天間基地をどうするのか?
・鳩山さんが言う「少なくとも県外」なら県外の何処が良いか。予想される地域の反対の声をどのように説得するのか?
・普天間も辺野古も要らないのらすどのようにして国を護るのか?
・沖縄基地の前提となる日米同盟をどうするのか?
 そのような疑問に応える立憲民主の声が初めから出てないのか、少なくとも全く報道されていません。
 政権を狙う立憲民主党と、その可能性も意欲もない共産党と共闘しようとしている立憲民主党。党員の誰もが可笑しいと思わないのでしょうかね。

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皆で憲法問題を考えよう

2019-02-16 16:08:45 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう
本屋で「正論」を見ていると正論大賞を受賞した二人の憲法に関する論説が乗っていました。一人は憲法の原点を知りたいと当時の関係者を求めて米国迄行き自衛権は合法だと確信したこと。もう一人は憲法から読み取れね国家感に就いて書かれていました。それに触発されて図書館で憲法に関する本を見て回りました。判ったことは改憲派の人は威勢よくわりと論理的、合憲派はどちらかと言えば戦争は嫌だというムード的の表現。その典型的な追記の「生きるということ」の読後感を参照下さい。
 残念なのはその両者とも憲法の細々とした問題点に触れてないこと。今の憲法問題に就いては自衛隊が合憲か否かの論議で、その憲法の戦争放棄の前提の前文が理想とはかけ離れた現状に安倍さんも野党も触れないまま論議で肝心の憲法審査会は動かないまま。私から見れば片言まじりの憲法など恥ずかしいと思うのですが、そのような小さなことから問題点を考えれば改憲の話が進むと思うのですが。そんな考え方で私は昔「護憲論の憲法学者への質問」の投稿をしたことを思い出しました。
【前文】
  日本国民は、(一部省略)恒久の平和を念願し平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、これらの安全と生存を保持しようと決意した。
【第9条】
 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
[前文と9条の関係]
・普通の文章の読み方ですと前文の前提や考え方があって第9条があると思うのですが、前文と9条はと全く独立したものですか?
・独立したものとすれば、その理由は?
・関係があるとすれば、同じ敗戦国のドイツとは違って日本の周辺国で日本では中国領と認めている台湾以外に公正と信義を信頼できる国は何処にありますか?
・諸国民の公正と有りますが、平和日本の唯一の頼りの国連では全体的な決議に対する拒否権常連の米国、ロシヤー、中国。それに何も出来ぬ国連。それが公正と言えますか?
・安全と生存を保持とありますが、現実に北朝鮮の日本人拉致は正に安全と生存を侵されていますが、憲法学者の人たちはどうすれば良いと思いますか?
「9条で言う正義の定義」
 9条に正義と秩序を基調とする平和と有りますか、日本、中国、ロシヤにはそれぞれの正義があり正義の核開発を進める北朝鮮にもそれなりの正義があり、広辞苑によればその他にも多くの解釈があり、民主主義、マルクス主義でも違う正義があると書いています。日本は日本なりの正義の定義で大戦に突入しました。
・その意味でも正義の言葉を使うのなら先ず正義の定義をしておくべきと思いますが?
・某国が自国の信じる正義のため日本を攻めて来ても交戦権を放棄して直ぐに手を挙げて降参しますか?
・某国のやり方を見ていると憲法の規定している国民の人権が侵される可能性は100%。それでも良いのですか?
「世界が平和が前提の9条」
ネットでは前文と9条と合わせて読み解いて世界が平和だから日本も軍備も要らないと皮肉まじりに言う人もいます。然し実情は違います。不可侵条約を破った国もいます。平和条約を結んでも何かと理由を着けて領土を拡大しようとする国もあります。スイスのように永世中立国を宣言する国もありますが、周辺国が普通の平和を愛する国に囲まれているスイスだから出来ることです。
・日本が囲まれている実情に対して憲法学者はどう思いますか?
 日本は米国と片務的な日米同盟を結んで居ます。私のような戦前・戦中派から見れば、日本は米国の軍事保護国です。だから日本は米国の言うとうりにするしかありません。しかも大きな問題はもし米国が日本のため血を流して戦うのに、日本は憲法のために傍観出来るでしょうか。そんな馬鹿なことを米国がするでしょうか。
・それで憲法学者は日本が日米同盟を結ぶなど憲法違反だと言って来ましたか?
「片言の日本国憲法」
 前文と九条の「日本国民は、」日本語としては「、」なしで日本国民は--にすべきです。
 前文の「諸国民の公正と信義に信頼し」は石原慎太郎さんが指摘したように「信義を信頼し」であり、九条の「国権の発動たる戦争と、 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久に(これを)放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は(これを)保持しない。国の交戦権は、(これを)認めない」の(これを)を抜くのが普通の日本語と思います。
 なお「これを」には「この他もある」と言う隠喩が有ります。だから「陸海空軍その他の戦力」の「ほかの自衛隊」も憲法違反にならないと言う理論も成り立ちます。(自民党政権がこの理由で自衛隊を創ったのかどうか調べていませんが。)なおネットでは9条はどうでも解釈ができる拙い文章の指摘もありました。
 僅か前文と9条だけを見ても日本国民は、の「、」や「これは」など片言の日本語や「正義と秩序」など日本人の発想では出て来ない言葉が出るのは日本憲法にマッカーサー憲法の影響が色濃くでているような気がします。
・日本人なら誰でも指摘出来る片言の日本語の憲法をそのままにしておいて憲法学者として恥ずかしくないですか?
「現実無視の憲法」
いずれにしても、最近の北朝鮮の暴発、米国のトランブさんの発言のふれ、韓国、中国、ロシアの対応、それに振りこれに回される安倍内閣を見るほど、憲法の理想と現実の大きな落差。どう考えて前文、9条に無理が有る様な気がしてならないのですが。

 前にも書いたように素人の私が見ただけでもこれだけの問題があります。
 その理由は追記の資料のように、GHQからの原案を元に一晩で最終案を作るよう要求された吉田外相の腹心の白洲さん。
 僅か一晩で纏められた欠陥だらけの憲法。それを60年以上も手つかずのまま!!
 不磨の大典のいう言葉がありますが、欠陥だらけり憲法なのに不磨の大典扱い。
 それに就いて何故か誰も論議をしない国会。憲法審査会。どう考えても可笑しいと思いませんか。
 勿論国会の護憲派から言えば、私の言う様に細かい欠点を今頃言いだしてと警戒するでしょう。
 それで思いついたのはネットによる憲法論議。ネットが色々言うのに知らない顔も出来ない。それでも護憲派は耳を塞げる?
 そして私の書いたような細かな問題ならツイッターで意見が発表できる。
 私は文章からも判るように改憲派ですが、護憲の方と私の意見のご批判もどうぞご自由に。
追記:私の属している読書会で丁度下記の読後感を書いておりましたので紹介します。
「生きるということ」の読後感
 作者のなかにし礼が一番言いたいのは「憲法破壊、そして軍国主義の復権へ、安倍政権の歴史観を解読する」欄の記述。(括弧内は彼の主張に対する反論)
・戦後最初の総理の幣原首相は「戦争放棄」と言う天皇陛下と日本人を喜ばせた新憲法を創った。(昭和天皇陛下は回想録で新憲法に賛成と書かれたが、有名な閣僚の涙の憲法批准の署名。GHQからの原案を元に一晩で最終案を作るよう要求された吉田外相の腹心の白洲の手記「『今に見ていろ』ト云フ気持抑え切レスヒソカニ涙ス」(紹介文のまま)。重苦しい雰囲気の新憲法採決の議会で、共産党の野坂参三の「これでは国が護れない」との反対演説)。
 日本国憲法を改正しようとする現安倍政権の狙いは何か。解釈改憲で憲法を骨抜き。(紙面が勿体ないので途中省略)。長州の軍国主義者の歴史を護ることが自分の使命と考えているのではないか。(言いたい放題と言うのはこのことで論外。安倍さんの今の動きは、憲法で自衛隊を認めろと言う意見だけ、(戦争放棄の新憲法では国が護れないと佐藤栄作さんが決断をした)日米同盟という名の米国の軍事保護国化した日本として、9条の国として北方領土問題、拉致問題などなど難しい問題に取り組むだけで精一杯。もし9条の前提の前文が現状にあっているなら日米同盟も自衛隊も要らない。)
・朝日新聞記者との対談記事で見る作者の憲法の見方
 自民党が憲法改正と言っているが国会議員が率先して護らねばならない憲法を彼らが改正と言うのは筋違いだ。(議員が憲法を護るのは当然だが、憲法が現状にそぐわなければ改憲をするのも議員の責任)。現在でも天皇陛下は憲法の価値を語られている。(憲法問題が議論されている現在、そのような天皇陛下のご発言は明らかに政治的発言。勿論そのような報道を見たことがない)。天皇陛下を無視する天皇制などあり得ない。(象徴の天皇陛下は憲法や政治のことに絶対にお口にされない。陛下のお気持ちを無視するか否か以前の問題)
 私のお薦め:自分の主張の都合の悪いところを抜きの独りよがりの主張。この本を詠むのなら上記以外の読み物をお読みください。


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川柳「街は北風みんな無口ですれ違う」

2019-02-16 16:05:22 | 川柳
 私のように老いると団地と駅を結ぶ雷坂と言う三つに折れ曲がった坂を昇り降りするとき知らない人ら良く声をかけて頂きます。
 「声かける人増えてしる進む老い」
 電車に乗っても皆が直ぐ席を譲ってくれます。私より身体の弱っている家内など電車の乗り降りに荷物を持ってくれる人もいます。私どもの住む所はそのような土地柄です。
 然し電車で15分の街にでると環境はがらりと変わります。東京や大阪程では有りませんが、何で忙しいのか皆首をすくめて急ぎ足で歩く人ばかり。もちろん年寄りに気づかう暇も無いのでしょう。。
「街は北風みんな無口ですれ違う」


「吟社くろがね」紹介「じゃじゃ馬にひっくり返す明日がある」

2019-02-16 15:59:09 | 川柳
川柳くろがね」2月号より
前月号鑑賞 石神 紅雀 選評

「もう亭主留守がいいとは言わせない」 藤田 遊心
 めでたくご定年てすか?これからはご夫婦一緒に川柳を楽しみましょう。全国大会は楽しいですよ。

「ママ大好きパパジジババは普通だよ」 堤野 久男
 おお衝撃的!ジジババと同列のパパさん。頑張っくたさいね。元気で留守では駄目ですよ。

「何もかもキンピラにしてフライパン」 杉 ちづ子
嫌なことは切り刻んで、強火炒めるのですね。そして噛みくだいて腹のなか。ああスッキリ。

「じゃじゃ馬にひっくり返す明日がある」水谷 そう美
 じゃじゃ馬£暖かい目で見守っているそう美さん。ご自分のことかな。ひっくり返すが楽しい。

「青い空安請け合いの重いつけ」  土肥 あづま
「いいですよ¦と言ったばかりにこんなことに。空を見上げては後悔。空はいつも通りに美しい。

くろがね抄 吉冨 廣 推薦句
「子には子の人生がある口噤む」 糟屋 河野 成子
「立ち止まったら行く先が見えてきた」荒尾 中山 和
「物置の道具挫折を語り出す」 小倉南 橋口 ひろこ
「イヤリング昨日の嘘がぶら下がる」 八幡東 中村 玲子
「透明な尻尾を振っているあせり」 八幡西 時津みつこ
「高望みしない位置から人が見え」 八幡西 大塚 郁子
「留守番をして知る子等の暮らし向き」荒尾 松村 華菜
「屁理屈も入れて正論らしくする」 札幌 桶川 聖流
「言い負けて罪なき蟻を踏みつぶす」 八幡西 安川 聖
「重箱にプライド詰めた母の腕」 八幡東 八木 幹子
「争いを止めて景色が良く見える」 小倉北 中川 あき子
「各論になるとバラバラ理想論」 中間 和田 澄雄
「この先を塗りのこさないよう生きる」中間 志岐 けい子
「紅梅へ愁眉もはれるお縁側」 宗像 的場 しずえ
「白旗を用意してからまた迷う」 福津 樫根 わ子
「大袈裟にしない平らに冬の空」 福津 水谷 そう美
「私生活覗いてあるく塀の猫」 福岡 杉 ちづ子