普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

「定年ない家事と愚痴つつ渡さない」

2020-04-04 11:48:30 | 川柳
「夫は定年があるのに家事をする妻には定年がない」と言うのは良く言われる奥さんの愚痴だそうです。我が家でも全く同じ。家内も言葉だけはめでたい米寿になりましたが、年相応に衰えてきた身体で、私が何かすることはないかと言っても買い物以外は余程のことをの無い限り家の中の仕事を手放そうとしません。
私は80歳まで働いた経験から、同じ仕事をするときは中心の人の意志にそって動くべきと言う考えを持っています。だから「何でもするから言え」と言ってもさせません。そして妻は友達に「夫が何もしてくれない」と言いふらしています!!

川柳くろがね吟社紹介「投げ返す球から辣は抜いておく」

2020-04-04 11:41:58 | 川柳
川柳くろがね3月号より
前月号鑑賞 真島久美子 選評
「投げ返す球から辣は抜いておく」    松村 華菜
 自分に投げられた球は刺だらけだったのに、その刺をを抜いて返球するなんてなかなか出来ない。会話はよく「キャッチボール」 に例えられるが、このキャッチボールは意外に難しいもの。私なら刺のある球はなるぺくスルーするだろうし、なんなら刺の倍返しで返球してさしあげるところだ。

「絵日記に家族の地位をばらされる」   大塚 郁子
 私も昔、庭に出した子供用プールこっそり泳いだことを姪に絵日記に描かれたことがある。ちゃんと水着を着用していたのに、なぜか裸にされていて父から「オマ工は庭でなんばしよるとかー・」 と叱られた。子供の絵ほど怖ろしいものはないのだ。

「欠点がないから相手にしません」    吉富  虞
 自分が愛される理由を知りたいと思ったとさ、それはこういうことなのだと思う。人は欠点だらけで、その欠点こそが愛される理由となるのだろう。だったら無理して自分の欠点を治す必要もないのかなあなんて都合良く考えてしまう。この句のリズム感の悪さが、よけいに句意を引き立たせている。

鉄の華 同人詠草
ひらひらと同窓会の通知来る 中間 和田 澄雄
病院へ行くと米寿の薄化粧
行間を読んで下さい本音です
さくさくと佳句が出て夢見てる
お迎えを前に毎日後ろ向き
休肝日必要なしと言う名医 岡垣  廣渡 憲峰
団塊もそのジュニアにもある悲哀
絵馬にある誤字も神様目を瞑り
年ことに艶っぽくなる笑い雛
艶っぽくなっておばさんエステ出る
            
てのひらに零すこころの美容液 八幡西 時津 みつこ
寒椿ちらさぬようにするクシャミ
春の雷おんなこころを裏返す
モノクロの暮らし彩る冬蓄薇
いつまでの生か硝子の坂のぼる
風を切り走り去る人羨まし 宗像  土肥 あづま
ささやかな願い百迄生きたいな
一合の米と酒とで足る暮らし
水溜まリヒヨイと跳び越す影法師
ゆっくりと歩けば風に絡まれる

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第58回北九州芸術祭川柳大会規則変更
 今回は新型ウイリスのため投句のみ。
課題と選者(各題2句)
 「 息 」 北九州  青木 ゆたか 選
 「信じる」 荒尾  松村 華菜  選   
 「ベラベラ」福岡  萩原 奈津子 選    
「甘 い」 太宰府  植村 克志  選    
「 紙 」 吉野ヶ里 真島 久美子  選
 「雑 詠」 北九州  唐鎌 美鶴  選
賞   各鯛秀句1より3迄
投句 4Cm X 21Cmの句箋に各1句記入(無記名)各題2枚計12枚 
封筒に住所・、所属吟社を明記
投句料 1、000円(発表誌呈)
締切り 令和2年4月20日(月)
投句先 〒805-0032 北九州市八幡東区松尾町10-8 
古川 梓 TEL・FAX 共 093-651-6206  
主管 北九州川柳作家連 
担当・句会セブンティーン)

 第四十八回句牌まつり川柳誌上大会
課題と選者  (各題二句吐)
「  姿  」  中村 鈴女運 (川柳くろがね吟社)
「 素  人 」 黒川 孤遊選 (熊本番傘お茶の間川柳会)
「 泳  ぐ 」 平田 朝子選 (川柳噴煙吟社)
「 シンボル 」 梅崎 流青選 (川柳葦群)
「さまざま}   古谷龍太郎選. (川柳くろがね吟社)
募集期間  令和二年一月一日~四月十五日  (消印有効)
投句要領  所定の用紙(コピー可) 又は便箋に各題二句(計十句)を列記し
郵便番号・住所・氏名(柳名があれば併記)電話番号を明記し、投句料と共に、ご送付
     下さい。(お名前には 「フリガナ」を明記して下さい)
 賞   各選者の秀句Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
投句料  1,000円 (定額小為替又は現金書留)
発 表 令和2年6月号,「川柳くろがね」誌上 (投句者全員に発表誌呈)
投句先 福岡県中間市土手の内一丁目16ー18   吉富 鹿
主催 川 柳くろがね吟社