普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

末期高齢者による高齢者のための登山副読本(3)

2020-04-05 11:33:34 | スポーツ
「副読本の目指す登山の範囲」
 私はふ20から80歳の60年間の山登りで無事故。予定ない野宿、ピバークは一度もしたことは有りませんでした。
 その理由は登る範囲が単独の山の登山や縦走でそれも前にも書いた様に雨の予想のあるときは登山計画中止。晴天の時の残雪のときは良いが、降雪中の登山は行かない。危険なロッククライミング、沢歩きは敬遠していたからです。(前回投稿の「九州の山旅」に書いたように旅の間の雨による停滞は何度もありました。)
 もう一つは心配性の家内を安心させるために、行く先と帰宅の時間は必ず告げ。遅れそうな時は必ず電話を厳守したことです。
 その逆の例は自転車で宗像連山の孔大寺山の山登りの帰りに原因不明の自動車事故で失神、担ぎ込まれた病院で意識回復、家に電話。結局家内から自転車は叩き売られ、もう一つの趣味の自転車による北九州から英彦山の麓までなどの遠乗り趣味はジ・エンド!唯一助かったのは山登り。だから前記の山登りの際の注意は益々厳守→登山の趣味は80歳の買い物行き中の不注意による骨折まで続けられたのです。
「高齢者の登山の装備と注意事項」
お薦めできる登山靴:トレッキングシューズ。布製でも良いが革製はなお良い軽登山靴 、いずれも厚手の靴下使用、中敷きで微調整。
・避けた方が良いもの重登山靴、ローカットの靴。
 一回だけだか靴底がパックリ外れた靴を履いている登山者を見かけた。靴の購入は信頼有る店を選ぶこと。
 登りのときは普通の紐の縛りかたで良いが、くだりの時は固く締め足が動かぬようにすること。
 なお流行遅れだが地下足袋は軽く足にピッタリ。日帰り登山では最適。問題は山仕事をしている人に見られること。逆に言えば山で動くには最適なこと。物の無い時代の岩登りに地下足袋を使う人もいた由。
服装:定番の防水性の優れたウインドヤツケは雨具、防風のほか色々の場面で使えるのでお薦め。
 夏の場合半袖のシャツに長ズボンの人を多く見かけるが、荷にならぬので長袖のシャツもリュックに忍ばせて置くこと。雑草などで狭くなった登山路で腕を傷つけることも。
同じ理由でいくら炎天下でも半ズボンは転げたら傷つくのは100%なので不可。
長ズボンはジャージは行動、保温のためお薦め。但し藪漕ぎのとき多くの刺つきの種子を貰い除去に数時間かかることも。やぶ漕ぎが予想されるときは高密度のスボン着用。
 帽子は必携。
 下着の替えも気になる人は持参。
 いずれにしてもたいして大きな荷にならぬので気になるときは念のため付け加えて置くこと。
リユックは担いでいた重心が下に来るようなものは避けること。登山の日程により少なくとも2~3種類の大きさを備えること。いずれも積み荷の調節で、重心が上に来れるるようにする。リユックで何でも取り付けられようなものも避ける。後に触れるが色々なものを付けることは、行動中にそれを忘れ、それを取りに帰るのに高年者の一番避けねばならない「疲れを増幅」すること。
上記のことを忘れないように装備のチェックリストを作る。
「読本」の装備チェックリストの中で登山靴、リュックなど忘れようのないものは省ぶき私が気づいたことを付記します。◎絶対に必要○必要△持って言っても良い×不要*私の意見、
「装備のチェックリスト」
下着の替え○
帽子◎
手袋◎
折り畳み傘△*私の提案の日帰りの登山の時は不要
ヤッケ◎*朝夕の冷え込み、食後のうたた寝など多くの用途。
水筒→ペットボトル◎少しでも重さを減らすため
ナイフ△ 
*先の尖った小型の鋏○以外と役立つことが多い
予備電池日帰りのときは×長期の時は○
*キッチン時計◎登山、休憩の管理に必須。後記
サングラス○*夏山でブヨなどが目に入るのを防止
保温水筒×*余計なものは省く
コンパス△*これを使う前にことを処理すべき
地図○*出発前に良くよむこと、登山口を探すときに必要、登山中にこれが必要な時は緊急事態と思うほど事前の研究が必要
高度計×
時計〇下記
携帯電話◎*時計がわりにもなる
カメラ・フイルム〇*無くて困ることも無い
手帳・ペン〇
ツエルト◎日帰りのときは×*天気のときしか行かないので不要。数日に渡る時は◎
生活用具、日帰りの時は×長期◎
「非常時対応品」
非常食・甘いものなどの間食(大きな丸い飴玉は不可)◎*九州北部の方へ:旧新日鉄の固パンはお薦め(長持ちする。直ぐに噛めない固さと、適度の甘さとボリューム)
健康保険証の写し、日帰り×長期のときは○  
帰途確認のための紙テープ
 以上お持ちのガイドブックと私の意見を参考にして頂いてご無事の登山をされます祈っています。
なお素人の書くことで書き漏らしのことがあった時は追記して下さい。
九州の山旅(2)
大国見ー市房ー椎葉の谷(30代、単独)
一日目:熊本から電車・バスで矢部→小雨の内大臣渓谷→渓谷内の営林署の小屋に泊めてもらう。
二日目:晴れの大国見→昔の車力、今のリヤカーが通れそうな広い昔の生活道路→五勇山縦走→尾手納→日当→椎葉の谷に降り尾前で世間話をしていた小母さん達に教えられて広い「お米さんちの家」に泊めて貰う。
三日目:トラックに乗せて貰って不土野越えで湯前→市房登山→湯山峠→椎葉の谷→大河内の木賃宿のような旅館泊、椎葉、那須ばかりの宿帳、風呂は集落の人も入るが泊まり客優先と言う川岸の五右衛門風呂、料理は山の宿付き物の鯉の刺身に鯉こく。夜は枕元に本物の古びた行灯。
四日目:雨のため予定していた石堂山登山中止、バスで米良→村所→一の瀬川の急峻な渓谷のスリル満点のバスで宮崎。偶然に出会った会社の女性二人と夜汽車。
「五右衛門風呂の私見ている丸い月」


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