2日の第二次福田内閣の印象で特に印象に残った人のことを書いたが、今日は福田内閣を支える人達の内、個人的な事情や経歴とその置かれる環境から考えて見て、内閣を支えてくれそうな、具体的に言えば内閣の支持率を上げそうな人と逆にその足を引っ張りかねない人のことを書いてみた。
(○印は上記ブログで触れた人なのでもしご興味がおありの方は覗いてみて下さい。)
[支持率を上げてくれそうな人]
・麻生太郎さん○
彼のビジョンは余りにも明る過ぎるのが心配だが、彼なりのしっかりした考えを持っている。
福田さんの官僚的な発言を意訳して国民に判りやすく発言して貰えそうだ。
ただ口が滑って野党やマスコミからから言葉尻を捉えられないように注意すべきだと思う。
・笹川 尭さん
その明るさと飾らない弁舌でと麻生さんとのコンビで、福田さんの言葉の足らないところを補って行くだろう。
・与謝野 馨さん
豊富な経歴と彼なりのしっかりしたビジョンや政策を持っている。
福田さんの精神的な支えになりそうだ。
・舛添 要一さん○
今度鴨下さんを副大臣に迎えるそうだが、一人で頑張らずにその他に何人かの補佐する人達を入れて貰うことと、自分だけが目立とうしせずにその人達を上手く使って貰いたいものだ。
・中山 恭子さん○
福田さんが今出している諸政策は言わば対症療法だが、彼女の担当する少子化対策は将来を見据えた前向きの政策だ。
拉致問題は勿論だが、少子化対策をなんとか進めて人口低下から増加に向けて国民に明るい希望を与えて貰いたいと思う。
[支持率を上げるために頑張って貰いたい人]
・福田 康夫さん
升添さんの下に鴨下元環境大臣を当てたのは小さなサプライズだった。
出来れば伏魔殿的な厚生労働省と国土交通省の担当大臣に特別に複数の補佐する人を配置すれば、福田さんの改革の決意の固いことを示すことになるのだが。
話し合い路線も良いが相手が完全に対決姿勢を取っているときに、そして目の前に解散、総選挙を目の前に控えているときに、妥協するためのやむを得ない判りぬくい発言をするより、主張し時によれば反撃もする位の発言で、自分の考えていることをはっきり国民に知らせるべきだと思う。
福田さんの小沢さんにたいする話し合い路線を見ると、ちっとも動かない日本対北朝鮮の外交を連想するのだが。
・高村 正彦さん○
彼の発言から考えると非常にしっかりした人のように思えるのだが、彼の担当する日本の外交は米国一辺倒と言うほかは、竹島、慰安婦問題などを見てもこれと言った戦略を持っていないように見えてしかたがない。
日本としてそろそろ独自の外交の基本戦略を立てるべきだと思うのだが。
・茂木 敏充さん○
前回も書いたが、彼自身のことより公務員制度改革に熱心だった渡辺喜美さんが何故留任出来なかったかが、この問題に対する福田さんの熱意が疑われている。
この問題も福田内閣の支持率に大きく影響してくるのは間違いないので、茂木さんの頑張りを祈るだけだ。
・太田 誠一さん
彼の就任で最初に感じたのは、これで彼が中心になって推進していたネット上で批判の対象となっていた人権問題等調査会の活動が停滞するだろうと言う事だ。
然し彼の経歴から見ると農林水産関係の経験は全くないようだが、農村、漁村の疲弊は福田内閣のアキレス腱の一つなのに、何故、福田さんが彼を当てたかが判らない。
いずれにしても太田さんの人権問題に注いだエネルギーでこの難問に当たって貰いたいものだ。
・二階 俊博さん、谷垣 禎一さん
その他、日中の油田問題に関わることになった、ネット上で媚中など批判の多い二階俊博さんや、何かと問題の多い国土交通省を担当す谷垣禎一さんなどは彼らの豊富な経験で無難に仕事をこなし、少なくとも福田内閣の支持率の低下に繋がることはないように頑張って貰いたいものだ。
第二次福田内閣発足後の支持率は予想されたように横ばいが微増に止まっている。
あとは閣僚や自民党役員になった人達が頑張るしかないと思う。
中でも福田さん自身のリーダーシップをいかに発揮するか否かが、福田内閣が国民に支持されるか否かに大きく関わっている。
そしてもし福田さんの下で解散、総選挙になるとすればその公約やマニフェストを作るのも福田さんが選んだ現閣僚や自民党幹部の責任だし、その最終責任は福田さんにある。
当面の社会福祉、年金問題や物価高に対するある程度のばら蒔き政策は致し方ないとしても、選挙に際しては将来に向けた長期的な視野の政策を立てて、政策面で民主党と堂々と戦って貰いたいものだ。
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