[役に立つNHKの番組]
昨夜NHKのシリーズ物の「土よう親じかんスペシャル 親のバカぢから」と「あしたをつかめ~平成若者仕事図鑑「みっくん先生ただいま奮闘中~保育士~」」
を見た。
前者は北海道から沖縄までの子育てに頑張る親たちの姿を描いてていた。
北海道では息子に育牛を継がして貰いたいために敢えて辛い牛の糞の掃除を朝食まえにさせる父、静岡ではせめて運動会の時くらいは万難を排してでも参加するとして、運動会の綱引きで頑張っていた単身赴任の父親、沖縄では共稼ぎの親が子供たちといつも接触したいというので、日中に働く母親て入れ代わりに、夜勤専門で働く父親など、それぞれのユニークな子育てと、それに応える子供の間の固い親子の絆を描いていた。
そして取材を受けた親達が書いた一筆書きは、子供にたいして「自分がされて嫌なことを人にするな」、「挨拶をしろ」、「自分で責任を持て」など、ブラジル三世の「子供は絶対に大学迄やる」などなど頷けるものばかりだ。
戦前派から見れば、テレビの食事のシーンでの子供の不作法なのが気にはなったが、日本もまだ捨てたものではないと安心させられた。
これを見た若い親たちにも大変参考になったと思う。
後者はNHKのガイドを引用すると、
かつては女性がほとんどだった保育士の世界だが、最近は男性も増えている。今回の主人公は、横浜市の私立保育園に勤める稲勝路人さん(23歳)。女性の先輩2人とともに、4歳児23人を受け持っている。パワフルで元気な通称“みっくん先生”は、子どもたちにも大人気。ケンカを仲裁するときも大人の理屈ではなく、子どもの心に寄り添おうとする。しかし、かえって泣き出す子どもも…。新米保育士・みっくん先生の奮闘を追う。
と新米の保育士の活躍の状況を放送したのちにいつものように、保育士になるための必要学歴、手続き、初任給まで紹介している。
尚予告では潜水夫の仕事の紹介をするそうだ。
これはともすれば塾→一流高校→一流大学→エリートの道を考えがちな親や子供達に分に応じた職業選択の巾が拡がっていることを示す、立派な企画だと思う。
[偏ったNHKの報道?]
NHKはネット上では反日、媚中などのレッテルを貼られて攻撃されることが多いが、この他にも教育番組を除いても、「クローズアップ現代」、「プロフェッショナル仕事の流儀スペシャル」など見ても面白くて為になる番組も数多い事は認めてやるべきだ。
NHKが批判の対象となっているのは、「日本のこれから」シリーズを初めとする、各種の政治絡みの企画と視点論点、時論公論 などの新聞で言えば社説だ。
企画ものについて一番有名で物議を醸したのは、まだ記憶に新しい慰安婦問題の模擬裁判だが、今後の政治絡みのNHKの番組から言えば、6日のNHKスペシャル「見過ごされた被爆~残留放射線 63年後の真実~」や7日のNHKスペシャル「解かれた封印~米軍カメラマンが見たNAGASAKI~」などがそうだろう。
[NHKが好きな出演者]
これらには自然とNHKの主張が入って来る。
それで直ぐ目立つのは解説者やゲスト出演者にNHK好みらしい人が見えることだ。
常連のように出るのは、政府に批判的な金子勝さんや、一人で喋り捲くる遥洋子さんのように左がかった人だ。
勿論、NHKは彼らに反対意見を持つ人も出すが、いずれも大蔵省出身の榊原さんなど上品な財界や大学教授などばかりで、反対意見の人を押しまくるような中道や右かかった批評家など見た試しがない。
そのためにこの種の番組の特徴として、結論は出ないまま終わるが、私が聞いても財界や大学の先生たちの意見がより的確だと思うのに、聞く人によってはNHK好みの左かかった人の意見ももっともだと思わせて終わるのが常だ。
全般的に言ってNHKの好みははっきりしていて、石原都知事のNHKへの出演はほぼ絶無だ。
有名な批評家で言えば過激な発言の多い勝谷誠彦さんや柄のあまり良くない?竹村健一さんを避けるのは判るとしても、有名な櫻井よし子さん、三宅久之さん、金 美齢さん、宮崎哲弥さんなどをNHKで見た記憶はない。
中国系や韓国系の学者が視点論点、時論公論に出ることはあっても上記の様な批評家が同番組にでる可能性はほぼないと言って良い。
これが一部の人達からNHKは左翼だと批判される原因になっている。
[NHKが公平な放送を目指すのなら]
私はNHKが公平な報道を期するためには、極端な例で言えば、反政府丸出しの佐高信さんや共産党の闘士を出演依頼しても良い、その代わり石原都知事、櫻井よし子さん、渡部昇一さんなど所謂右翼と言われている人を出せば取れば、公平な企画となるとともに、より番組の視聴者に与えるインパクトが強くなると思う。
NHKは教育テレビは勿論、数々の立派な企画を提供しながら受信料不払いの動きが止まらない
その理由は政治絡みの企画物の偏っと思わせる報道と、局内の不祥事だ。
前者については、私の指摘したような疑念をを払拭すること、後者に付いては開かれたNHKにすること、そしてその為にはNHKの幹部(例えば課長から社長に至るまで)が前線の職員とのコミニュケーションを良くすると共に、局外に出て一般の人達と接触して、NHKが国民と遊離した存在になるこ避けることただと思う。
NHKも問題が山積しているが、民放のテレビはごく一部のテレビのそれもごく一部の番組を除くと、現状は絶望的と言って良いほど劣化しているように見える。
NHKの今後の頑張りに期待したいものだ。
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