今回思うところがあって、ブログのタイトルを「無党派日本人の本音」から表記のタイトルに変えました。
タイトルは変わっても同じ人間の書く事ですから中身は変わりませんが、どうぞ何時もと同じようなご批判、アドバイスやサポートをお願いいたします。
先ず最初にNHKの報道姿勢に対する「溜め息」を聞いて下さい。
[NHKの子ども番組に劣る?「日本の、これから」]
一昨夜のNHKでシリーズ物の「日本の、これから」で「鳩山新政権に問う」がありました。
ゲストが北海道大学大学院教授の山口二郎,元鳥取県知事の片山善博各氏など、どちらかと言えば民主党に協力的な人ばかり、やや第三者的な人が,元官房副長官の石原信雄,経済評論家の勝間和代の各氏だけ。
そのテーマも政権発足後いきなり壁に突き当たった
・高速道路無料化(NHKの調査で賛成17%、反対45%)
・後期高齢者即時廃止(参照: 「後期高齢者」当面維持…長妻厚労相 )
・普天間基地の県外移設の公約に対して防衛相が県内を表明
など取り上げず、国民から期待されている行政改革(私も大賛成です)や、子ども手当(賛成が31%、反対26%)、など政権に取っては無難なテーマを取り上げたこと。
産業界から猛反発の温室効果ガス25%削減に関しては、産業界からの出演者はなく逆にこの問題に取り組んでいるNPOの人を呼ぶなど、始めから結論ありき?ヨイショ番組?と言われても仕方がないと思いますが。
同じ日のNHKの「週刊こどもニュース」で、「天下り」問題解決には省内に留まる多くの該当者をどうするかと言う深刻な問題があること、介護人不足の問題では厳しい労働条件の中で全国平均賃金300万円に比して介護に当たる人達のそれが200万円、今回の新政権で40万上げると言っているが、それでも60万円の格差があると言う説明の方が遥かに鋭くて問題の本質を突いていると思うのですが。
この差はプロデュースする人の考えによるのですかね?
NHKの政治絡みの特別番組は良く問題になりますが、どうなっているのでしょうか?
批判精神に欠けた、または批判をしても偏向的な報道姿勢は問われるべきだと思うのですが。
それで前記の長時間の番組で心に残ったのは、内閣府副大臣の大塚耕平さんと、古川元久さんが非常に良く勉強していること(官僚の資料を棒読みにしていた一部の自民党の元大臣の人達は見習うべきです)、経済評論家の勝間和代さんが、新内閣は雇用問題に関してはデフレ・スパイラルと雇用、企業経費削減のための長時間労働の問題を解決すべきだと指摘していたことです。
[高齢者の医療・介護問題]
それで今日は大人向けの「日本の、これから」で無くて、子ども番組で取り上げられた、老人介護の問題とそれに関連する後期高齢者医療制度の問題を当事者の一人として考えて見たいと思います。
私の経験
私が住む団地は戸数百戸の小さい団地ですが、例外なく高齢化が進んでいます。
私が団地の老人会に入った時の同年代の人は13人でしたが、その内、
・現役時代からの飲み過ぎなどの不摂生で3人、
・喫煙から肺ガンまたは心臓病で3人(内、老人会の要職にあり殉職状態で死亡した人1人)、
・現役時代からの過度の労働と不摂生で1人
で計8人亡くなりました。
残っている5人の中では、現役中の不摂生で糖尿病などの成人病に罹っている人1人、退職後生活を切り替えたが現役からの無理が祟って体が弱っている人2人、そして何とか元気に過ごしている人は私を含めて2人だけです。
これを全体的に見て判ることは現役時代の生活が、老後の健康に大きく影響していることです。
他の人のことは判りませんので、私がなんとか元気で居られる理由を考えて見ました。
私も若い時は同年代の人達とかなり無茶をしましたが、休暇を利用しての山登り(休暇の間人に迷惑を掛ける私が、休暇を殆ど取らずに働く人より評価が下がるのは当然)、6年ばかりの夜学通学(残業して働く人より評価が下がる)、など次第に呑む機会が減った事、中年になって新工場の立ち上げ、海外勤務とう環境が変わり呑む暇がなくなるなど後から考えれば、 (会社の成績は余りよくありませんでしたが)気がつかない間に健康的な生活をして来たのに気付きました。
喫煙については両親がヘビースモーカーだった反動で、その臭いが嫌いだったので全く喫煙とは無縁でした。
喫煙が万病の元とすれぱ、歩く事は百薬の長だそうです。(最近の話ではインフルエンザの抗体作りにもウォーキングが役立つという話です。)
若い時に鍛えた足のお蔭で今でも低い山ですが山登りを続けるなど、お蔭で見た目には一応元気に過ごしております。
[私の提案]
これらの私の経験と、私の元本職の設備のメンテナンスの知識から、設備が中期以降にガタが来るころからの検査、定期的なメンテナンスが必要になると同じように、人間の体も(仕事の重要度がます)中年以後の体のメンテナンスが老後に大きな影響があるかに気付きました。
詰まり老後の健康を保つために中年以後は、
・毎年の健康診断は必ず受けること
・その結果によりまた体の調子が悪ければ(仕事のことは抜きにして)直ぐに受診すること
・深刻な病気が予想されるときは利用できる範囲で名医にかかること(機械の保全と一緒で医療にも失敗は付きものと考え、失敗の少ない名医を継がすこと。ところが実際は上記の人達で大きな病気を持っていたのに通院に便利だと言って地もとの一般病院に掛かって亡くなって人も何人かいます。)
・体の不調の原因と病気、その名医など医療情報を得るためのアンテナを張っておくこと
・何らかの運動を続けること
が大切と思います。
老人の健康で生れる効果は私の例で言えば、医療費の自己負担を除いて6300円×12=75.600円に対して保険料(介護保険料を含む)357,000円とケタ違いの数字を納めていることになります。
後の短い余生で仮に大病に罹っても、多分保険料に就いては組合や国に貢献できると思います。
国としても、もし中年以後の健康管理に少々の投資をしても、もしその成果が上がれば大きな投資効果が生れると思います。
この提案の問題点は、現役の人達の健康管理に大きな影響を及ぼす、評論家の勝間和代さんが指摘した企業での長時間労働の削減です。
然し、将来への健康投資と考えれば、国の立場で言えば健康保険、後期高齢者医療制度、介護関係の諸問題の解決に資するのは勿論、企業も廻り廻って利益の向上に繋がると思います。
介護に従事する人達の人員不足の原因となっている給与の問題も介護保険だけで考えるのでなく国全体の保険制度で考えれば、上記のように被保険者の健康改善で浮いた金を何らかの形でつぎ込めば解決出来るはずです。
[私の失敗を繰り返さないために]
実はこのエントリーは私の反省の意味も込めて書いています。
私は似たような趣旨のエントリーを何度かしました。
しかし離れて暮らしている小学校の教師をしている娘がガンで入院しています。
それも彼女が教頭としての責任を果たすとして、仕残した仕事を片づけるために、受診をかなり遅らせたようです。
手術はうまく行くと思いますが、後の転移のないことを祈るしかありません。
私は仕事も大切だが、将来の自分のことも考えて適当にセーブをしろと普段からもう少し強く言っておけば良かったのにと後悔しています。
私のブログの訪問者は中高年の方が多いと思いますが、私の失敗を繰り返さないように、ご自身は勿論ご身内の方も中年以後の健康にご留意されることを祈っております。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
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私なりに思うのですが、「無党派」とは客観的に政を見る、多くの先輩方はそれができません、人間ですから多少の主観が入って当然ですが、それがどっこい多くの先輩諸氏は盲目的に政党や候補者を支援します。それ以上駄目なのが何も考えない、何もしない輩です。そしてその結果がこの有様です。
どうか、外野の声や中傷でタイトルを変えないでください。これからも応援しています。
差し出がましいコメントですみません!
これだけまじめに考えている人はあまり多くないですよ。
おっさん」よりも「無党派」の方がいいと思います。現在、マスコミの影響力は依然として強いですが、報道が偏向していると感じている人はどんどん増えており、それはネットのおかげでもでもあります。、今後ますますネットに情報を、意見を求めて入ってくる人は増えます。
国を思う心があれば文面からでも伝わってきます。正々堂々と自分の持論を展開されることを。
最後に、亡くなられた中川昭一氏のご冥福をお祈りいたします。
楽しくブログを拝見させていただき、政治や社会問題の本質を見極める力、考える力をつけなければと思わされています。(ありがとうございます)
私が最近強く感じていることは、全肯定、全否定の一極集中の論調になることです。
すべてに通じることでとても危惧しています。
私も「無党派日本人の本音」のタイトルが、ブログの内容に合っているのではないかと思います。客観的視点で日本の政治や社会問題を問い、提案しているところがとてもタイトルにマッチしていると思います。「溜め息」がタイトルにつくと、書かれていることは同じでも、言葉の品格が下がってしまうような気もします。
もちろんブログ管理者様のお考えを尊重していますので、あくまでも私の個人的な感想としてお読みください。
娘さんのご病気心配ですね。
一日も早く回復されますようにお祈りしています。
タイトルが変わっても引き続き読ませていただきますね。
じいさんはこの手のブログでは珍しい「無党派日本人」だと思ってから、タイトルは変えなくてよかったよ。
変えられたんですか、「おっさん」ですか。どのようなブログ名でも内容がしっかりしていればいいのではないでしょうか。
コメントはしませんでしたがいつも見てますよ。
貴殿が無党派ならば私は無所属派といえばいいのか、いや平沼派でしょうかね、ただし、祖国日本を疎かにする族が存在する政党はばっさり切って捨てますが、過去は別にして今、自民がしっかりし真の保守政党として生まれ変わることに期待をしています。
私は経営者としての立場から書いていますが未だに年功序列を基本に考えている男です。
私は非常にワンマン経営ですが会社の方針をしっかり述べ、あとは年配者の意見を中心に考えることで逆に責任を持ってもらう、その中で若い者たちの意見をもうまく吸い上げていく経営を行っています。
このやり方によって企業は以前より、伸ばす結果になっています。
当社には人材派遣からの従業員は一人もいません。全て正規雇用です。ですから従業員もみんなで会社を盛り上げていこうとする意欲が強いんです。みんなでやる気を持ち真剣ですよ。やはり年の功は大切なんです。だからこそご年配の方は頑張って欲しいのです。今の若い者は斬新な考えを持っていますが責任を伴わないんです。つまり苦労知らずで育てられたことでリスクを乗り越えようとする根性と意欲が乏しいのです、ですから責任をとろうとしません。いや、勇気がないと言っていい、また公平とか平等とかを教えられ、大切な公正な競争を教育で教えてこなかったために相手に打ち勝とうとする気力と甲斐性がありません。当社ではそのような若者は2度目の失敗でアウト、配属転換です。
だからこそ、今、企業に必要なのは新入社員教育よりも先、入社希望者の性格、友人関係、家族構成、祖国に対する考えに重点を置かなければいけないということですね。
会社規範より社会規範を優先させる従業員教育は今の若者に絶対必要なんですね。
娘さんは大丈夫ですか。晏如してあげてください。これって方言かな、北陸では落ち着いた生活をさせてあげて、大事にしてあげてねという意味で使ってます。
これからも参考にさせていただきたく思っております。
また時折いただくトラックバックにも感謝申し上げます。
無党派さまの鋭い視点と、主張を裏付けるしっかりした論旨、データまで貼付される緻密なエントリに、感服している者のひとりです。
そのような観点から、私も上で展開されているコメンターの方と同じく、本来の「無党派日本人の本音」というタイトルのままでいてほしい、と願うものです。
日本の支柱が得体の知れない魑魅魍魎の輩に奪取されつつある現在、無党派さまや、この上の(ブログの大先輩)Kazuさん、博士さんなど、日本人としての気概と卓越した見解を連載する実力派ブロガー諸兄の、ますますのご活躍を、心からお祈り申し上げます。
追伸: 残念なことに、昨年のチベット問題で荒らしの妨害を受けて以来、私の方からは全てのgooのブログへTBが送れない状況になったままです。またコメントも拒絶されてしまうので、ブログ名のところには平仮名で書き込みました。先月のエントリですが、URLを貼付させていただきます。
(冒頭にhttp://を付けて下さればページが開きます。)
鳩山文化大革命・デザート政策の致命的欠陥
beiryu2.exblog.jp/10222083
日中コンセンサス? 全体主義国家への危険な傾斜
beiryu2.exblog.jp/10227768/
保守派、左派の両方から見ても説得力のあるよい記事を綴っていらっしゃると思うだけに、
自嘲とも取れるようなタイトルに変更されたことが残念です。
もちろんブログはブログ主さんのものですが、
ブログタイトルに対する意見が大きくなれば、
参考にしていただけると幸いに存じます。
これからも応援しております。
いろいろの雑音は無視するしかありません。
今度のコメントにも愚か者の失礼なのがまぎれ込んでいましたね。
アンナモノはすぐに消去すべきでしょう。
見るだけで不愉快になります。
「無党派日本人の本音」は御意見に合った最もマトモなタイトルです。
その変更はいま流行の「自虐」に通じませんか?
ますますの御健闘をお祈りしております。
いつも愛読していろいろと学ばせていただいております。
お嬢様のご健康が速やかに回復されますことを、心からお祈り申し上げます。