普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

野田首相への問責決議可決と自民党

2012-08-30 17:55:44 | 自民党

・自民党は総裁選を期に国民の自民党アレルギーをなくすべき
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 野田首相への問責決議に対して、マスコミから自民党への批判が高まっています。
 その内どちらかと言えば自民党に好意的な読売新聞の社説首相問責可決 自らを貶めた自民党の「賛成の概要です。 (括弧内は私の注記または意見です。)
 野田首相への問責決議に一体、どんな意味があるというのか。首相を衆院解散に追い込めるわけではない。立法府の一員としての責任を放棄し、党利党略に走る野党の姿勢には、あきれるばかりだ。 (賛成)
 問責決議は、消費税率引き上げは国民の声に背くとし、関連法を成立させた民主、自民、公明の3党協議も「議会制民主主義が守られていない」と非難している決議に公明党は筋を通したのに、自民党が賛成したことは到底、理解できない。政党として自らを貶(おとし)める行為だ。 (マスコミの批判はここに集中しています。)
 自民党の谷垣総裁は、問責の理由について、「内政、外交の両面にわたって今の野田政権が国政を進めることは限界だ」と述べた。「日本外交の基礎がガタガタになっている」とも批判した。だが、首相を問責する根拠としては説得力に欠ける。(後記)
  竹島など領土問題では、長年政権を担当してきた自民党も責任を免れない。領土・領海に対する中国や韓国、ロシアの攻勢に、与野党は結束して対応すべきなのに、首相に、後ろから弾を撃つような行為は国益を損ねよう。(民主党政権は李韓国大統領の竹島訪問、慰安婦問題の蒸し返し、天皇陛下を侮辱したような発言などに対して国際司法裁判所への提訴、経済制裁など少しだけ反攻の姿勢を見せています。外交力の弱い日本は与野党一致してこれに当たらねばならないときと思うのですが、今回のことで外交どころでなくなるでしょう。それで一番大喜びをしているのは、李大統領、その次は中国の首脳でしょう。)
 内政では、民自公3党が財政再建の必要性に対する認識を共有し、社会保障と税の一体改革の実現へ連携したばかりである。 (谷垣さんは小異を捨てて大義に就くと言いましたが、これは小異ではなく、賛否は別として今までの政治の中では歴史的な大きな動きです。)
 衆院選挙制度改革に関する法案の扱いなど民主党の強引な国会運営に大きな問題があるとはいえ、問責決議は、民自公3党の協調路線を壊す。「近いうち」という衆院解散の民自公の党首合意さえ反古(ほご)になりかねない。 (民主党の強引な国会運営は、早期解散をしたくない民主党の意識的なやり方かも知れません。民主党が今回の自民党の問責決議を理由に早期解散合意を破棄したら早期解散に追い込むことを公約にした谷垣さんの党内の立場はどうなるのでしょう。)
 今後、自民党は原子力規制委員会の国会同意人事や一部の議員立法を除いて審議拒否する方針。国会では、赤字国債の発行を可能にする特例公債法案をはじめ、共通番号制度関連法案(マイナンバー法案)、ハーグ条約承認案など重要案件が積み残された。 (これも谷垣さんの言う小異?)
 衆院の内閣不信任決議と違い、参院の問責決議には法的根拠がない。それを政府・与党攻撃の手段にして審議を拒否し、首相・閣僚の交代を迫る。こんな悪習をいつまで繰り返すのか。参院を「政局の府」にしてはならない。 (自民党政府の末期に民主党から同じことをやられて苦しみました。そして今度は自民党がそれをしようとしています。進歩のない国会の手法。自民党が考えねばならないのは、違うのはマスコミの民主党贔屓でその批判の程度が両党によって差異があることです。)
[私の意見]
 谷垣さんは今回の問責決議に就いて、「小異を捨てて大義に就く」と言いました。
 小異に就いては該当の記事に書きましたが、いずれも日本の政治、外交、安全保障、社会福祉、増税とう大きな問題ばかりです。
 大義に就くと言うのは不甲斐ない民主党政府を倒して、頼りがいのある自民党政権にすると言う意味だと思いますが、今の国民の大半は自民党の低支持率を示すように、自民党に期待していない方が多いと思います。
 ネット上の意見でも、民主党は頼り無いが、他に頼りになる党はないので仕方なしに自民党にでも入れるかと言う意見が大半です。
詰まり国民から言わせれば民主党政権→自民党政権も変わり映えしない変化は「小異」なのです
つまり谷垣さんの言葉を翻訳すれば、「大義を捨てて小異に就く」と言うことになります。
まして将来の首相候補として低位常連の谷垣さんですから (私の大嫌いな言い方ですが)「あんたからだけはそんなこと言われたくない」と口の悪いネット評論家から言われるでしょう。
私は何度も何度も自民党は国民の自民党アレルギーを直すべきだと書いてきましたし、石破さんも「自民党への批判に応えられないので申し訳ないが、それでも民主党から政権を奪回しなければいけない」とブログに書いていました。
国会解散が近いか遠いか判りませんが、少なくとも自民党の総裁選は9月中に行われることに決まったようです。
 その際はどの候補者も自民党が国民の期待に応えられるような体質に変えることを約束して貰いたいと思うのですが。
 そうしなければ、公務員制度改革や政治主導の行政改革は良いが、その他の政策は疑問だらけの橋下維新の会の躍進→今でも停滞している日本の政治のさらなる停滞に繋がるような気がします。
 私は安倍さんか石破さん、またはそれと同等のしっかりした自民党総裁の出現を期待しているのですが果たしてどうなるのでしょう。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
残暑が厳しい中、心は虚しく冷えるのみ (道産子爺)
2012-08-31 07:18:33
今年は、札幌もお盆をすぎてからも暑さが厳しい日々が続いております。
 そんな中、政治屋たちは何をやっているのか、全く理解が出来ません。益々暑くなるばかり、しかし心の中は虚しく冷え込むばかりです。 
 民主党ばかりか、自民党も同じ体たらく、喜んでいるのはお隣に韓国、中国、北朝鮮、ロシアのみではないのか。
 
 政界ばかりではなく、経済界もおかしくなってきたようです。(これも以前からか)
 サンヨー、シャープが買い取られ、エルピーダも外国資本に買い叩かれ、今度はルネサスまでもが禿げたかファンドに狙われ目も当てられない状況です。

 自民党には、稲田朋美氏のようなしっかりした若手がいます。昔の人たちは表舞台から引っ込む良い機会であると思うのだが、政界と言うところは、全く不可思議な世界です。

 最終責任は、我々国民であることを自覚するしかない。
「権利ばかりを主張し、なんでもかんでも人のせいにする。自分は被害者である」精神が払拭されない限りは残念ながら、自ら滅び行くしかないのでしょうね。
 

 
 
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自己責任 (あき)
2012-09-02 19:02:33
 政治には、”やや悪い政治”と”悪い政治”と”とても悪い政治”しかないと思っているので、心が冷えるなんてことはない。民主に政権担当能力がないのは確かだが自民にもないと証明しただけのこと。
 衣食住という基本を固め、その上に、楽しみ、芸術、交流、あるいは充実した性などを重ねるだけのことだ。それぞれ、個人の自己責任さ。
 衣は、日本人は恵まれている。ワシなど、今までに買った服が、全部着られるので、消耗品以外、買う必要もない。夏など、短パン、Tシャツ、短いソックス、靴だけど、全部、ブランド品でもたいした金もかからない。
 食は腹八分目さ。ウォーキングした後、風呂に入って飲むのは、金麦だろうとスーパードライだろうと、ホッピーだろうと超旨い。幸せだな。野獣のように、ゲップが出るほど食うべきではないね。日本は食い物には恵まれているよ。
 住は豪邸である必要はない。清潔で、心地よければよいのだ。そのように努力してきた。
 その上に、文化、芸術、スポーツ、異性との交流などがあるのだが、それなりに楽しんできた。
 政治は重要だけど、それだけが価値ではない。政治ばかりが価値の国が韓国だ。だから、スポーツをスポーツとして扱えない。愚かな国だ。「独島はわれらのもの」と書いても、ハングルではわからん。自分達だけで、自己妄想している。阿呆臭い。
 政治などで、心を冷やしてどうする?サッカーを楽しむのも良い。あるいは、オンナと言う地雷を踏むのもよし。結果は責任を持たないけど。地雷は多いよ。自爆テロもある。アフガン並みに。女が扱えない奴に政治ができんさ。
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