昨日の「弱虫軍団?民主党」のブログで自民党の江藤格さんの国会審議に対する民主党の野次に対するTwitterの反応に触れましたが、今日は最近のテレビで知った新しいネット情報の動きに就いて書いて見たいと思います。
NHK海外ネットワークのワールドトレンド「非営利ジャーナリズムの可能性は」 (5月22日)
新聞や雑誌の経営悪化が深刻なアメリカでは、ピュリツァー賞を受賞するなど、有名で且つ高給のジヤーナリストを放出しているが、その人達を中心にして設立された「プロパブリカ」 と言う非営利の報道機関が注目されている。
・スローガンは「journalism in the public interest」
・その発表の場は主としてネットだが、記事については無料で新聞、雑誌テレビなどにも提供、広告料は取らない
・スタッフは約28人、資産家などからの寄付で運営
・従って報道は政治、財界などの権力にも脅かされた自由な報道ができ、それをまた大衆が支持している
・他にも同種の機関として「テキサス・トリビューン」などあるが、その背景には民主主義には公正な報道が不可欠だと信じる米国民がおり、その考えに従って、資産家が合計約30億円もの金を寄付すると言う、(私の考えですが)キリスト教に基づく「寄付文化」があることです。
「前向きの提言」をキャッチコピーにしている私も、 日本人として羨ましく思うほかないのは残念です。
せめて既存のマスコミが米国の非営利機関に負けないように、是非公平な報道をして貰わねば、 こ報道機関もそうですが日本の将来はない ような気がします。
フジテレビの「Mr.サンデー」のネット解禁“日本の政治”激変?(昨夜)
これは関西で活躍している宮根誠司さんと滝川クリステルを中心とした番組のようですが、昨夜は政界でのネット利用の状況を伝えていました。
・事業仕分けのテレビへの開放→動画への書き込み→その書き込みを仕分けのスタッフが参考にしてその後の追及のやり方を変える(ポピュリズムと言う批判もでそうですが)
・Twitterの積極利用で有名な総務大臣の原口さんが自作自演で、テレビに頼らぬ動画の発信
・小泉進次郎さんのブログでの浅草で演説予定を見た女性達が雷門に殺到と彼へのラブコール
中でも彼のコメントで感心したのは、「ブログ、Twitterで自分達を積極的に売り込むことは、国民に自分を知って貰うだけでなく、自分達が国民に近づきことで、国民から遊離しないことになる」と言う趣旨の発言でした。
正に私の兼ねての主張の「政治家はマスコミが報道してくれないと愚痴る前に、自分からネットを利用して売り込むこと、そして一般の人達のコメントをシャットアウトしないこと」と同じことを言っていたからです。
殆どの政治家がホームページを持ち、多くの人たちがブログを開設していても、意見欄がどこにあるか判らず、ブログのコメント欄を閉鎖している人が如何に多いか、そして折角の意見やコメントも如何に無視している人達が如何に多いか。
今や情報は商業マスコミの独占で無くなり掛け、ネットの情報力も大きな力に成り掛けています。
ベテランの政治家たちは若い感覚をもつ進次郎さんの意見の意味することを良く知るべきですし、もし情報手段の変化に就いて行けなければ若いスタッフを有効の利用すべきです。
Twitterに就いての私の小さな経験
・昨日、口蹄疫とTwitterの関係に就いて書いた流れで、また「口蹄疫」で検索してみましたが、今度は政府が口蹄疫発生に対して、国際連合食糧農業機関(FAO)から専門家派遣の申し出に対して政府が断ったことに対しての批判が多く出ていました。
インターネットで検索しても批判のブログな多くあっても、その基本的な情報がどこから出たかはっきりしませんでした。
それらを調べる内に共同通信→the Mainichi Daily News →2チャンネルの書き込み→ブログやTwitterで拡散したようです。
毎日新聞で検索しても(何故か)出ないし、勿論(私の調べた範囲では)他の新聞で報道されていないようでした。
この情報の重要性に就いては判りませんが、はっきりしているのは多くの国民が知らない内にブログやTwitterで流されていること、それが何らかの大きなことの前兆のになるかもしれないことです。
口蹄疫蔓延の問題でも、テレビである解説者が、その初期から多くの人達がTwitterでこの問題を指摘していたのに政府が何もしなかったと言っていました。
これもTwitterでは140字の制限があるため、逆に言えば気楽とtweetできるので気付いたことを直ぐに書けるので、ほんの一寸した情報でも発信できるからでしょう。
私のような年寄りにはブログが精一杯で、一過性のTwitterで名もない私が多くの人達を惹きつける時間も体力もないし、進化し続ける情報手段にとて就いて行けそうにありませんが、政治家の人達はこの変化に就いて行かねば、取り残されるばかりになると思います。
・安倍さん:小泉改革の負の部分に対する国民の反応に気付かず参院選大敗
・麻生さん:公務員制度改革への国民の大きな期待に気付かず参院選大敗
勿論、この他にも理由があり、マスコミ特にテレビの報道姿勢にも問題がありましたが。
・そして鳩山さんが自分の発言が起こした、沖縄県民の考え方の変化に気がつかず、 (意識的に目を瞑っていたかも?)自ら普天間基地問題を暗礁に乗り上げさせたこと
前にも書きましたように政治家は進化する情報手段を通じて、自分を国民に知ってもらうことと、自分も国民のことを良く知って、国民から遊離しないようにするべきだと思います。
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