普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

どうする小沢さん

2008-04-05 15:57:55 | 民主党

 昨日は「どうする福田さん」を書いたので今日は民主党の問題を考えてみた。

[民主党への疑問]
・今朝の「みのもんた」さんの番組で、暫定税率継続を訴える東国原さんが、参議院では一日に3億の経費が掛かるのに、民主党が一カ月も同法律の関連法案を審議をしないことを批判していた。
 これをに対して民主党の前原さんは、その経費の無駄遣いは言わず、これから審議すると話を逸らしていたが、単純計算して3億×通常の予定審議日数とはいかないとしても10~15億は無駄使いしたのではないか。
 この責任はまたいつものように政府側にあると言うのだろうか。

・また升添さんの問責決議案をちらつかせているが、この問題を起こした最大の原因は、社保庁ととんでもない協定を交わした、民主党の支持母体の自治労とそれに属する職員にあることはもう周知の事実だ。
 民主党はこの職員の怠業または背任行為を具体的に取り上げ、そしてその管理責任のある社保庁、厚労省、升添さんの責任を問わないのか。
 もし升添さんが辞めて、一番喜ぶのは誰か。
 言うまでもなく官公労の人達だ。

・今まで賛成してきた所謂米軍への思いやり予算の常識外の使われ方を指摘し始めて反対に廻った。
 これは参院で反対しても、衆院の採決が優先すると言う、反対しても実害のないことを見越しての反対であること、今までの民主党のやり方を見ている国民はこれが単なる政府、自民党への嫌がらせに過ぎないことを知っている。
 もし本気で反対するのなら、その問題の範囲を除外した修正案を出すか、次年度以後の修正の確約の付帯条項を付けることなど、今の情勢なら自民党も簡単に呑むことは皆知っているからだ。

[どうする小沢さん]
 小沢さん前回の参院選では、安倍さんが見逃していた地方の疲弊の盲点を突き、マスコミの選挙中の赤城さんの絆創膏報道による政治の金問題追求の追い風もあって、参院選をものにした。
 今度は地方自治体などの反対を無視して、国民受けのするガソリン税などの暫定税率期限切れを成功させ、政府のその復活によるガソリン代再値げ→更なる自民党の支持率の低下と言う窮地に追い込んだ。
 そして、福田内閣支持率が30%を切り、民主党の支持率のアップ、次期投票は自民党より民主党と言う有利な情勢を作り上げた。
 党としては国会解散総選挙→衆院選勝利→政権奪取の期待に盛り上がっている。

問題はこれから 
 然し民主党が処理しなければならない問題はこれからだ。
 上記の民主党有利な情勢は、自民党の道路族の復活とそれを抑えきれない福田内閣の支持率低下の裏返しで、民主党自身で作り出したものではないからだ。
 つまりマスコミや多くのネット上の意見にあるように、また上記のような最近の「民主党への疑問」の例の様に、自民がだらしないから頼り無い民主党に頼るしかないという、党に対する底の浅い浮ついた支持率のアップであることだ。

責任政党への脱皮
 党としては解散→総選挙の体制作りに忙しいとは言わずに、現実を直視してこれから信頼されるに足りる政党に向けて、党の体制や政策の見直しなど一歩前進すべきだ。
・先ず第一に小沢さんが首相として適任かどうかの見直しをするべきだ。
・実行不可能な海上給油への対案、暫定税率継続阻止への予算の裏付けのない対案などで、政権担当能力の有無に疑問が投げかけられているが、今度こそは実行可能なそして、野党に廻った自民党の猛攻撃に耐える、しっかりとしたマニフェストを出すべきだ。
 ・そして、今、民主党の攻撃している、年金問題や後期高齢者医療の問題を民主党ならどのように具体的に解決して行くのか示すべきだ。
支持母体との関係の整理
 また民主党の反対者が指摘する、社保庁の改革で今回大問題を起こした張本人の同庁の民主党の支持母体である自治労の人達を如何に処遇するか、また同じ支持団体の日教組と密接に関係がある教育問題に如何に取り組むかなども明らかにすべきだと思う。

可哀相な日本
 頼り無い自民党に替わって、政権を取った民主党が自民党と変わらずに頼り無いでは、今でも日本の世界的地位が落ちかかっているのに、更に落ちるのも日本人として残念だが、それよりも、何よりも国民が可哀相過ぎると思う。

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