今年の全国学力テストも例年と同じにほぼ同じに
・ベスト・ファイブ:秋田・福井・富山・石川・山形
・ワースト・ファイブ:沖縄・北海道・高知・大阪・岡山
の結果に終わりました。
この件でネットを探していたところ「教育毒本」と言ういかにもおどろおどしいタイトルのエントリーをみつけました。
著者は大阪府居住の現役教師で、08年の学力テストの結果についての意見です。 (少し長いですがユニークな意見なので終わりまで読んでいただければ幸いです。)
・大阪府が下位にとどまっている根本的な理由は、教育委員会をはじめ俺達教師もちゃんと分かっている。ただ、諸団体からの圧力や、自分で自分の首を絞めたりして、それを語ることはタブー視されてきた。結局は、臭い物にフタで問題解決を先送りしてきた感もあるのだが、教育だけで何ともできない部分が多いのも事実。
・特定の地域や層は、学校や勉強どころではなく毎日の生活に精一杯。今日一日をなんとかしのぐことが最優先なのだ。そんなもの、大阪に限らず全国あちこちにあるわけだが、決して均一ではない。西日本、特に大阪に激しく集中している。
・その地域を切り捨てれば平均点は一発で上がる
・教育の力だけでこの地域差を何とかできると思ったら、それは大間違い。
そんなもの教育素人の幻想にすぎない。勝手なときだけ教師の力を過信してもらったら困る。
・橋下知事も文部科学省の偉い人たちも、そういう公教育の薄暗いリアルはご存じないまま、現場に責任をかぶせて世の中を動かそうとしている。素人の思いつき暴言で簡単に改善されるほど、世の中は甘くないんだがな。
・要するに、学力の差は学校や教育委員会の責任だ、という(産経新聞の)論調だな。
宿題を出さないことや、夏休みの補習などを行っていることが、地域の格差につながった。
そしてこれは「教師が独り善がりの授業」をすることや「競争や評価を嫌う体質」がまねいた結果だそうだ。だから沖縄や大阪は順位が低いと。
・もちろん教師や教育委員会が改善すべき点はいくらでもある。
そして俺達の力ではどうにもならないシステム上の問題や、予算がらみの行政レベルの問題も。
今回の記事では、沖縄は学校が宿題を出さないから成績悪かったという言い方をしている。
そういえば、俺もほとんど宿題は出さないんだけどな。
宿題は、やるのが当たり前という前提なので、やってこない者が多いと授業が成り立たない。
だから出来るだけ授業の中だけで完結するようにして、宿題は出さないというのが最近の現状だ。
ただ、沖縄に限ったことではないが、過去には宿題を出せる雰囲気でない時代もあったんだぜ。
家で勉強できないような環境の子もいるから、それで宿題を出すのは人権問題だとおっしゃった団体があったんだから。
・ (前回のブログで)家族失業率と成績が相関関係にある話を書いた。
・家庭の経済環境を端的に示す数字が生活保護率。
今度はこの生活保護率と全国学力テスト成績との相関関係をグラフにしてみた。
釧路市、大阪市、高知市と、いずれも学力テストで下位だった地域だ。ちょっと読んでみると教育どころではない実態が良く分かる。
その中から大阪市について一部引用してみる。
生活保護率:39.0%、被保護人員:102,616人、 被保護世帯数(世帯)、生活保護相談件数(H16年度): 65,879件、新規生活保護申請件数(H16年度): 23,629件
俺が言いたいことは、たとえば大阪なんてけっこう大変な所なのよ、ということだ。
生活そのものがやっとでは、教育にお金をかける余裕はもちろんないし、中学、欲を言えば高校まで無事卒業できれば上等。成績がどうこうなんて、そんな腹のふくれないモノ興味なし。
昔は、だからこそ勉強をして這い上がるという夢があって、実際そうやって生活を向上させた。
だが、今は違う。二極分化、そして下流が親から子に遺伝する時代だ。
・産経新聞はこういうの分かって物を言ってるのか?
「もちろん学力差の要因はこれだけではない。教師の指導法や学習環境、学校教育以外の地域状況などさまざまだろう。」などと書いているが、論調の体裁を整えるために、申し訳程度につけたしただけだろうと想像がつく。
こういう根深いところにある問題に目を向ようとせず、データの意味が読み取れないからと、安易に学校や教育委員会の責任にして叩いて終り。話題性だけ煽って盛り上げたつもりが、実は誰も本当の意味が読めないまま関心を失って通り過ぎていく。こういうのを空騒ぎという。
・想像で原因を推測することは出来るのだが、それを立証するとなると難しい。
それが分かったら、ひとつひとつ対策をしていけば、良くなっていくはずなのだが・・・
・報道はもう下火だし、結局、話題になったのは都道府県別順位だけか。なんだかなあ。
[私の意見]
著者から批判された産経新聞の今年の「全国学力テスト」の社説
の中で著者の指摘した部分に就いては次のように書いています。
秋田、福井など上位校は宿題など家庭学習もきちんと行われ、地域が教師を信頼し、協力しあう態勢が共通している。上位校に授業方式などを見習い、平均と比べ成績が悪い学校が家庭に呼びかけ、地域をあげて学力向上に取り組み始めたばかりである。
そして昨日か一昨日のテレ朝の「スーパーモーニング」でも秋田の家庭の早寝早起き朝御飯の習慣、三世代の家族、健康な地域社会などの例を上げ、鳥越さんが正に昔の家庭や地域社会がまだ秋田に存在していることが、例年の好成績を示す原因だと総括していました。
少なくとも教育環境に就いては、正に著者の指摘したのは正しいと思います。
荒れた家庭
然し著者は「俺達には、滞納された給食費を徴収する権限すらないんだから(笑)」
と嘆いていましたが、給食費を払わない家庭を作ったのは、戦後以来の日教組主導の、国民に権利はあるが責任も義務も無いと言わんばかりの教育で、我がことはさておき他人に自分の権利を主張する子どもを作り、それが親になった結果だと思います。
貧乏と学業成績
著者は大阪には貧乏な家庭が多いのも原因の一つと指摘していますが、私の子ども時代の私の家庭もそれこそクラス内で最低の超貧乏でしたが、それでも何とか小学校では上位の成績を占めていました。
その理由は娯楽と言えば、鉱石ラジオがあるかないかの時代で、唯一の楽しみ、そして情報源は雑誌や講談本でしたが、私の無類の読書好きだったことが、何とか上位を占めることができた理由と思っています。
ただ今の子どもにとってある意味で不幸なのは、著者の言う保護所帯でさえテレビの一台はあり、子どもの関心がそれに逸れることです。
それと携帯など子どもを取り巻く情報が溢れ過ぎて、学校で新しいものを学ぶ好奇心や集中力が阻害されることです。
然しこれは学校、地域、教育委員会で協力すれば、 (現在学校で良く行われている読書活動のように)克服出来ない問題ではありません。
宿題やテストの意味
著者は他の問題では威勢のよいことを書いていますが、宿題を出さぬことは少し言い訳がましい書きぶりでした。
私は宿題やテストに就いては子ども時代から、特に(引っ込み思案の子や授業について行けない子が授業中に挙手して発表しない)子どもが本当に判っていないのかを知る知り、次の授業に反映させ、落ちこぼれをなくす唯一かもしくは最高の手段だと思って居ます。
これがいつの間にか、試験は子ども達に順位を付けため、宿題はそれによい点を稼ぐ手段として、何だか悪いことのように、思われ少しでも教師の労力を減らす言い訳の手段になっているような気がします。
落ちこぼれの防止より教師の労働条件を良くしようとするのは、教師としての サボタージュとしか考えられないのですが。
そして全国の学力テストは、著者が指摘した上記の問題の解決や教育方法の改善のために、是非必要で、読売、産経が主張するように全国一律のテストに戻す必要があると思います。
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「外国籍」の老人が生死不明とかいうんだが、朝鮮と
か韓国とか、在日の場合、通名とか成り済ましとか
あって、ただでさえ戸籍がいい加減だし、帰国し
ちゃってる場合もあったりするので、わけわ
かりませんね。
行方不明だと思ってるのは生活保護を支給していた
自治体だけ高齢者在日韓国人の親子は別名(通名)
で登録した他の自治体から生活保護を不正受給し
てぬくぬくと生きてるよ
在日朝鮮人に認められている通名は犯罪を誘発
する要因になっている、調べても判らない、
隠し通せる。
在日朝鮮人と明確に区別できるように戸籍を厳格
に管理するべきである
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PS:
この問題で連想される事に
韓国で所得税や相続税を脱税するために、一旦外国へ逃げて、その後再び別人(別名)になりすまして元の所に戻り生活する。
韓国政府も訳が係らなくなり往生しているとの事。
在日朝鮮人は同一資質で日本で同じ事をやっている別人になりすまし他所で生活して義務を免れている。
社会秩序や日本解体のためには
愛国心や教育など邪魔になる。
創価学会の布教のためにも同じ事を
公明党議員が言っていた。
中山先生の言う通り、先ず日教組の解体それに創価学会の政治団体公明党の解散が必要ですね。