私は3日の自民党再生の道で再生の手段として、
・世の動きを読み誤らないために、地方支部の意見を吸い上げること、国民の意見を直接訊くための情報蒐集・解析・フィードバックのシステムを活用すること
・如何にして総裁のリーダーシップを発揮させるか
・意志決定のシステム化・
・戦う自民党の態勢を整えること
・若手の育成(*注記)
と書きました。
今日は今話題になっている自民党の総裁選を取り上げて、「総裁のリーダーシップ」と「党の意志決定のシステム化」を改めて取り上げて見たいと思います。
[次の総裁は誰?そのリーダーシップは?]
今マスコミでは舛添さく、石原伸晃さん、石破さんの名が上がっているそうです。
私は安部さんの識見に期待したいのですが、今回の敗因の一つは小泉改革の負の部分に対する国民の批判にあると思うので、小泉改革の継続を唱えた安部さんは幾らなんでも無理な様な気がします。 (私は継続でなくて脱却か修正にするように投書したのですが。)
中にはネット上で平沼さんを担いではどうかと言う意見もありました、私も今の自民党の総裁に適任と思うのですが。
然しこれも今までの自民党の小泉改革路線の否定に繋がることと、自民党のプライドの問題があるので、といも無理な話でしょう。
また老いの繰り言ですが、安部さんが郵政改革反対者の復党を認めた時に、当時の幹事長の中川秀直さんが復党希望者に「郵政民営化を含めた安倍政権の公約実現に邁進する」「誓約に違反したときは議員を辞職する」という、政治家のプライドを踏みにじるような誓約書を出させたのに平沼さんが反発し復党を拒否しました。
そして自民党は今のような非常事態にこそ欲しい、信念をもった貴重な人材を失ってしまいました。
私は舛添さん、石原(伸)さん、石破さんの三人や高村さんなど過去の総裁選にでた人とも新聞報道やテレビで見るだけで誰が一番相応しいか判りませんし、誰がなってもカリスマ性は期待出来ないような気がします。
然し少なくとも総裁の条件として
・党内の人望がある人
・日本の将来について識見がある人
・発信力があり、国民に自分の考えを訴えることの出来る人
・リーダーシップの発揮の期待が持てる人、
くらいの常識的なことしか思いつきません。
ただはっきり言えるのは
・今までの様に、人気のある人を担いで、後は後ろで大物や黒幕と言われる人、族議員がリモートコントロールする考えは取り去ること。
・一旦担いだ総裁には小異を捨てて大同に着く考えで全面的に支持すること
・総裁と意見が違う時は、マスコミの眼に触れな所で進言すること。
の三つだと思います。
[党内の意志決定のシステムの確立]
そのためには、党の意志の決定のシステムを明確にし、それを守ることを決める必要があります。
今までの常設の意志の決定機関は総務会だそうでが、全会一致が基本となっているそうです。 (どうしても全会一致が図れない時は反対者が退席をすることで、その慣例を守っているそうです。)
然しこの慣行が政府の決定に、黒幕や族議員の介入を許す結果になり、今までの自民党政府の思うようにならず、麻生さんの様に党内基盤の弱い人の発言のぶれ、そのマスコミ批判、内閣や自民党の支持率の低下に繋がったようです。
それに総務会の決定に反発する人はマスコミにその憤懣をぶつけるほかないことになります。 (私は党のために絶対してはいけないとた゛と思いますが。)
私は国や地方自治体の選挙のように、一人でも賛成が多ければそれを決定するのは無茶としても、ある限度(例えば70%~80%)の賛成で党の意志を決定とすのが妥当だと思います。 (そして首脳部も党員の意志を探り、賛成を得るように事前に根回しや説得するのは当然です。)
そして自分勝手な発言は総務会の決定まで、後は幾ら決定事項に反対でも発言を控えて党の方針に従うという、平凡ですが民主主義のルールに従うべきだと思います。
これは両院議員総会、党大会などの意思決定の際も同じなのは当然です。
今日の両院議員総会で首班指名のとき白票にするか、麻生さんにするか、それとも誰にするか決まるそうですが、その後の党員の発言が注目されます。
もし総会の決定の反対意見をマスコミに述べるようなら、自民党の大敗の大きな一因が国会解散直前までの党内バラバラの批判の反省がないことで、自民党の将来はお先真っ暗の可能性を示すことになるでしょう。
次の総裁選に誰を担ぐか色々の意見があるようですが、誰が総裁になっても党員全員が挙党一致で支えて貰いたいものです。
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*注記:1960年以降生まれの若手政治家の国会やマスコミで活躍している名前
自民党:後藤田、世耕、高市、野田聖子(石原伸晃、石破は昭和32年、山本一太33年)の僅か4人。
民主党:安住、枝野、長妻、長島(昭)、蓮舫、細野、前原、福山(原口は36年)の8人。
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したがって全ての言動もそれに適っているか否かを審議しなければならないはずで、もちろん候補者選びも例外ではありません。
自民党は長年、上記二つを無視、封印してきたので、今更ですが、趣旨、目的からは大きくブレてしまった。
今の自民党の顔ぶれを見てください、そのことを如実に表しているではありませんか!
最初は端正な白い顔でしたが、いつしか赤黒い醜い顔になってしまった。
それが自民党退廃の根元じゃないでしょうか?
解党もしくは離党し、原点に立ち返り、新しい自民党をつくるべきだと思います。