(今日のエントリーは「老いの愚痴」混じりの文章になっていますが、どうかご了承の上その部分は読みとばして下さい。)
ネット上では朝日に継ぐ悪名高い毎日新聞を講読する羽目になりました。
私は昔、父親のときから取っていた朝日新聞の余りにも偏向した記事に憤慨して、西日本新聞→読売新聞と変えて来ましたが、当時から頼り無い報道や主張する毎日新聞は講読の対象外にしていました。
それが某会社で営業を担当している息子から、客先の強い要望で私のところも毎日を取るように言ってきたのです。
最初は拒否していたのですが、家内の「何度も言ってくる息子の言う事はたまには聞け」というので、私も折れることにしました。
[呆れた毎日の投稿欄]
その洗礼は直ぐに来ました。
最初に来た新聞の投稿欄の「みんなの広場」に75歳の主婦からの「潔い首相学を学び実践せよ」と言う投稿です。
その要点を抜き書きしますと、
15日、NHKで放送された「総理にきく」の番組を聴いた。麻生太郎首相には、今まで以上に失望した。
理想でも良い、国の進むべき方向性ぐらい示せ。
あなたは北海道から沖縄までの指揮を委ねる資格も資質も指導力もない。
夏のサミットまでしがみつく気だろうか。だがそれを国民感情が許すだろうか。潔い「首相学」を学び実践せよ。
と言う趣旨です。
NHKの「総理にきく」の番組では私も主婦の方と同じように、NHKの「総理に聞く」にがっかりしました。
そして私も主婦の方の主張と同様に麻生さんの基本的な考えを聞きたかったのに、それが殆ど聴けませんでした。
然し、事実は40分間の放送の中で、38分から39分は、テリー伊藤さんの「麻生さんは何故漢字の読み間違いをするのか」の質問から、経済対策の遅れの批判、世論調査の麻生内閣の支持率低下や、麻生さんの総理としての支持率が小沢さんより低いことの麻生さんの考えの質問、西松建設が国策捜査ではないかなど、とうの昔に分かりきっている質問に当てられました。
そして最後の1~2分と言うときに、司会の神志名さんが、とても重要なそして投稿した主婦の方の聴きたい質問をしました。
以下番組の中のやりとりをそのまま書きます。
神志名:今度の総選挙に希望したいのは、争点を日本の将来の国家像をどうするのかというところに置いてほしい。
首相:まったく賛成。あと何分あるんです?
――あと1分です。
首相:あと1分で全部しゃべるのは無理かもしれないが、ものすごく手短に。
と、麻生さんは残り時間が1分そこそこしかないのを確かめて、それこそ早口で安全保障や福祉対策、中福祉中負担など時間ぎりぎりまで並べたところで番組は終了となりました。
この放送のことを取り上げた、国会議員の戸井田とおるさんのブログに次のようなコメントが寄せられていました。
・NHK側が世論調査では...と、執拗に世論調査結果ばかりをあげつらってましたが、最後に時間がなくなったので、民主党との政策の相違ついての総理のご意見をもっとお聞きしたかったですね。
・政局の話題に時間を取られ、政策をアピールさせてもらえなかったのは残念です。
NHKまであんな有様ですからね・・・。
・それにしても麻生総理の最後の1分は圧巻でした。あの部分を見ただけで、麻生総理が何をやらんとしているかが理解できる。
・首相の最後の1分。もっと聞きたかった。
・最後の1分で身を乗り出した麻生総理、あそこから本番のような気がしましたw
[もし毎日が公正な報道機関なら]
これだけを見ても判る様に、毎日の「みんなの広場」に投稿した主婦の非難の矛先は麻生さんでなくて、NHKに向けられるべきだったのです。
多分、主婦の方は政局の話ばかりに終始した話に呆れて最後まで聴かなかったのかも知れませんが、少なくとも彼女の非難の方向が間違っていると思います。
昔、朝日を取っていた私は直ぐに、間違っていても自社の都合の良い投稿はそのまま取り上げるやり方を思いださせました。
もし毎日が公正な報道をする機関なら、間違った主張を取り上げないか、取り上げてもその問題点を別の欄で指摘するか、その主張の反論を取り上げるのでしょうが。
然し、同投稿欄では、「ばらまきの定額給付金 罪深い」、「税金でムダな工事はしないで」の投稿、社説では「地方分権工程票 首相には荷が重かった」、「余滴」には迎撃ミサイルでロケットを打ち落とすのは、ゴルフ練習場でゴルフの他の人が打つた玉同志が突するより難しいことなどの記述を見ると、とても毎日新聞がネット上に指摘されいいるようにとても公正な報道するとは思えません。
私は朝日新聞でもその報道に識別力があれば有効に利用できると(偉そうに)書いたことがありますかが、そう言う私が息子の立場を考えて半年後位に他の新聞を切り換える間、毎日毎日、毎日新聞の報道の公正さを判断しながら読まねばならぬことを考えるとうんざりします。 (思いもかけず親父ギャグのような表現になって御免なさい。)
そうかと言って年金暮らしでは、2紙も取る贅沢は出来ず、後はネット情報に頼るしかありません。
家内は他の新聞だったら、切り換えの時は2カ月位は購読料がタダになるのにとか、米などオマケが来るのにとか言っていますが。
いずれにしても読者や聴取者に、報道の正確さや、主張の公平さの識別力を必要とさせる新聞やテレビの報道が溢れているのは情けないことだと思うのですが。
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こちらの記事を紹介させていただきました。
ただ、自分の役割として、この程度の質問をしておかないと、とか。これ以上突っ込むと流れが混乱しそうだし、大人げないから、といった配慮が蔓延していたような雰囲気に思ったのですが、そう思いませんでしたか。
失礼いたします。
お年を拝見して驚きました。いいブログですね。嫌いな毎日新聞でも、この記事のように普段絶対に毎日新聞を読まない私のような者には目にすることはできません。ネットでもご紹介いただいた「みんなの広場」なる記事は出てないと思います。参考になりました。ありがとうございます。あまり無理のないようしっかり反日メディアの糾弾を今後もお願いいたします。
今後また読ませていただきたいと思います。
喜んでいる人も沢山いるということはこの政策は善策なのか否かと問えば、私は違うと思います。
男女の関係や家族関係に於いては何が道理や条理かという理屈よりも、そういうものを超越した愛が大切です。しかし公の場での論議は徹底して何が道理であるかという精査が大切で、それに沿って具体的にどういう策を講じるかを考えなければいけないと思います。
資本主義の原理原則は自己責任と自立です。その根本に沿って考えるべきです。
子供が小さくてその上に預ける所もないので自立出来ないで困っている人も少なくありません。
そういう状況下で先ず何をすべきか。子供手当を支給することよりも、働きたい人、働かなければ自立出来ない人には、何時でも簡単にそして安価に預けれる施設を準備するということが政治の一番の仕事です。
働きたい人には安価で簡単に預けれる施設を政治の力で整備すれば、国の援助なく自立した生活が出来ます。多くの人が働けるようになればそれだけ景気にもプラスに作用します。
国の力で環境を整備して働きやすい環境を構築して働いて頂く。それでも生活出来ない人がいればそこで始めて子供手当を支給することを考える。それが道理に適った手順ではないでしょうか。
道理に適った手順で政策を実行していないから。喜んでいる人もいるけれども、多くの国民やマスコミから政治に対する不審点をぶつけられるのです。